3/28月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第97回目のポッドキャスト放送です。

オープニングトークは松本さん、あべさんお二人の近況報告から。
地元での事、甲子園、東日本大震災から5年を振り返ってお二人の思いを語って頂きました。

松本さんは数年前から強烈な花粉症になり、そのためこの時期はくしゃみは止まらず、目はしょぼしょぼして大変な季節だが、それでも風邪をひくこともなく仕事を含め日々の活動は頑張ってやらせて頂いているとお話いただきました。

あべさんは偶然、民法ドラマのロケが小平であるという話を聞き、地元での撮影にエキストラとして参加したというお話。最終回の撮影だったため、俳優さんたちも全員参加。あかしあ通りに芸能人がいる風景は不思議に思ったとお話頂きました。

あべさんは現在エキストラ事務所に所属しているが、エキストラを始めたきっかけは番組のホームページで告知をしていたのがきっかけとのこと。その時に映像作品が作られていく仕組みが面白いなと思い、エキストラ事務所に登録して色んな作品に参加しているとのこと。

松本さんからは市などの観光協会がドラマや映画の撮影場所を誘致したり、エキストラを募集したりは聞いたことがある。ドラマを見てうちの町だと思うのものも嬉しいことだし、舞台になった場所が観光スポットになったりということもなるので、今後そういうことがあれば自分も参加してみたいとお話頂きました。

また、春ということで高校野球のお話も。地域であったり、ライバルであったり、仲間達から託された思い等を背負っている彼ら一人一人の姿は感動するし、今後の試合展開が凄く楽しみだとお二人からお話頂きました。

偶然あべさんの息子さんの知り合いのお兄さんが東京のチームではないが桐生第一高校でベンチ入りしていて甲子園に行っていたとのこと。西東京地域出身の人たちもプロ野球だけでなく、高校野球や社会人野球で活躍している人が多い。そういう人達の活躍は地元の誇りになると松本さんからお話頂きました。他にもあべさんからは印象に残ったこととして選手宣誓でも言われていた高校野球を頑張っている子たちが震災の頃小学生だったという話もとても印象に残ったとお話いただきました。

松本さんからは3月11日で発災から5年ということで東日本大震災についてもお話いただきました。

松本さんが今でも思いだすことの一つとして、震災直後のラジオ収録では、当時あべさんが消防団の分団長だったため、地元の警戒警備で出動されていた。そのため松本さん一人での収録となり、色んな国々から寄せられたメッセージを紹介して一生懸命頑張ろうと言うのをやらせて頂いたこと。毎年3月11日に政府主催で行われている追悼式に議員になってから毎年参加させて頂いて
いることなどをお話頂きました。

今年は発災から5年ということで、ある意味というところでの節目ということで厳かな中でも被災者の思いが詰まった追悼式だった。辛い思いを持ちながら参加させていただいたとお話いただきました。

追悼式では岩手県ご遺族代表のご家族からのお話で、お父さんが消防団員で水門を閉じる担当だったため亡くなられた話を聞かせて頂いた。当時お嬢さんが何故お父さんがその仕事をしなければいけないのかと母親を責めるような事があったが、今では町や人々を守るために頑張ったお父さんを凄く尊敬してるし、自分も人の命を助けるような仕事をしたいという話を聞いて、被災者一人一人に苦しい辛い思い出というものがあることを改めて感じた。

防災担当の政務官をしていたとき、もし3.11の時に浪人中では無く、政治家として責任ある立場だったとしたら自分だったら何ができたのかと常に自問自答しながら仕事をしていたが、結果から言えばなかなか結論はでなかった。私だけでなく東日本大震災の皆さんもそうだし、あの悲しみを共有している多くの方々が恐らく色んな自問自答しながら暮らしてらっしゃると思う。恐らくその問いに結論は出ないと思うが、5年という節目が経ちましたので、これからも風化させないでしっかりとその思いを心の中に止め置いてもらって、常に自問自答を繰り返しながら我が国だったり地域社会の安全安心をどういうふうに作りあげていくのか考えると言うことが一番大切なんじゃないかという思いを持ちながら追悼式に参加させていただいた。消防団や被災地以外の人達も是非5年という節目を一つの切っ掛けにして、地域社会や自分たちの周囲の事を考える切っ掛けになって欲しいと思うとお話いただきました。

あべさんからも消防団で当時あったこと感じたことについて、自分は消防団員を退団したが、後輩にドンドンつたえて生かして欲しいし、皆がそれを繋いでいってくれていると信じているとお話頂きました。



二つ目のお話として、こ1カ月の国会の動きと、松本さんが関わった里親制度問題についてお話頂きました。

現在国会では3月末の年度内に予算を成立させることが一番の話題というか課題になっている。国の予算が前提になって地方自治体の予算が組まれるので、国の予算が組まれないと、地方の予算執行に影響が出るので年度内予算成立を目指している。3/1に衆議院をH28年度予算が通過した。憲法の規定で30日以内に参議院で結論が出なければ、衆議院で決まった予算をもって国の予算とするという規定があるので、年度内の予算成立はひとまず決定した。現在は野党の皆さんと参議院で議論をしながら最終的な国会での審議が進んでいる状況だとお話いただきました。

同時に、松本さんは財務金融委員会に所属しているので、歳入の部分である税金をどうするというような議論を一方でやらせて頂き、議論しながら進めているとお話頂きました。

予算審議参議院で続いているが野党の指摘を受けたところを踏まえ、今後どうしていくのかが大きな議論で現在色んな話がされている状況とのこと。

また、衆議院は予算が参議院に送られた事を踏まえ、予算とは別の法律案の審議が各委員会で始まっている。日本の国会は本会議での議論がメインではなく、委員会で議論を深め、最終的な法案の採決は本会議で決めるという流れになっている。議論を通じて国民の皆さんが知って頂けるように、色んな意見を聞きながらできるだけ良い法律案を作れるようにその作業を一所懸命やっているところとのこと。

松本さんがここ最近法案関連で嬉しかった事として「里親制度の法案改正」についてお話頂きました。

実はここ1、2年は里親制度の問題を頑張ってやらせて頂いていた。今までの人生で子供達がどうやって育つのが良いのかなと考えさせられることも沢山あった。会社に勤めていた頃の女性の先輩が里親になり、子供を引き取って育てることになった時、会社を辞めなくてはいけないと相談されたことも一つのきっかけで里親問題について自分自身の中で問題意識を感じるようになり色々やらせて頂くことになっていったとのこと。

今回国会で育児や介護に関する「休業に関する法律の改正案」が提出されていて、この前衆
議院を通過した。育児や介護で休みを取りやすくしようという法律案だが、そこに里親も含めて議論がされていて、里親の部分に関しては里親会の人達と勉強会をしたり、厚生労働大臣の塩崎大臣のところに直談判にいったりしたとのこと。

育児休業も基本は血縁関係になる親が取ると言うものだが、養子縁組する場合は親子関係が作れるか見るために一緒に暮らす時間を作る監護期間に対してもしっかりと育児休業を取れるように法律的な裏付けを作りましょうとか、一方で本当は養子縁組をしたいけど本当のお父さんお母さんに色んな思いがあって養子縁組せず、育ての親に預けられている子供についても里親が育児休業に含めてあげる法律改正がこの国会で恐らく成立すると思っているし、参議院のお力も頂いて通して欲しいと思っている。

色んな事情があって本当の両親と家庭を作れないというケースもあると思うが、出来れば大人と家族という繋がりの中で子供達が育って欲しいとずっと思っていたので、この法改正に携わる事ができて凄く勉強になったし、なんとかこういう法律案を仕上げて一人でも多くの子供達が元気に育って欲しいなと思う。

実は法律を変えると言うことはもの凄く大変な作業。里親制度に関しても里親として活動している方たちの意見、労働者側代表の労働組合の意見、雇用する会社側の意見の賛否が分かれたりと大変だったりしたが、お陰さまで皆さんが理解納得して頂き、こういう方向で行きましょうという形で法律が出来る前に、厚生労働省の中でも色んな有識者も交え議論をし答申を出されて、答申に基づいて法律の改正案が政府の中で出来上がりという流れがあった。

残念ながら里親会は大きな団体では無いので、今まで政治に意見を反映するのが難しかったが、自分自身が色んなところや厚生労働省賞に掛けあって法律改正に繋がった。余りマスコミも取り上げないが凄く大切な法律案を国会で審議している。是非とも皆さんにもそういう国会の議論にも注目してみてもらえると有難いとお話頂きました。


三つ目のお話はあべさんも気になっている航空自衛隊の実証機X-2の初飛行について。

実証機なので実際にミサイルを搭載してどこかを攻撃することを目的とするものでは無く、新しい様々な技術を搭載して実際に飛ばしてみて、色んな研究開発をしましょうと言うのが目的になっている機体とのこと。

日本の航空機開発は色んな歴史があり、国産の飛行機を作って飛ばすと言うのが難しい時代が続いていた。ここにきてMRJなど新しい旅客機がやっと飛んだりしているが、自衛隊が持っている戦闘機の分野でも実証機という形で日本の国産のものが出来上がって地上滑走の試験をやり、いよいよ飛ぶと言う状況。

今最新鋭の戦闘機ではスタンダードなステルス性能が本当にどれくらい機能するのか、エンジン開発も国産で但し費用を抑えるため既存の機体にあるものを流用したり、機動性を高めるための色々な工夫があったりと非常に注目されている機体。

世界が段々と不安定さを増している中で、日本の安全安心を守る一番の基本は日本の平和を守ることが前提になる。そういう意味では、今回の研究開発が一つの大きな力になることは間違いは無いので期待するし、最新鋭の技術の中から民間に移転をしていろいろ出来ることもある。日本の平和と安全と豊かな日本のために頑張って貰いたいと思うとお話頂きました。



サロンド武蔵野理髪店 第97回目ポッドキャスト放送

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