9/28月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第91回目のポッドキャスト放送です。

リスナーの皆さまにご報告があります。
前々回の7月放送の際、入院中の阿部さんの代わりにピンチヒッターで出演してくれた元国分寺市議会議員の楠井さんが9/18の朝に38歳の若さで突然無くなられました。

松本さんとあべさんからは、元気な姿を見ていただけに非常に残念。楠井さんは志の高い男だったのでその気持ちを忘れず、ご冥福をお祈りしつつ、自分たちはこれからも頑張っていきたいとお話頂きました。


一つ目のお話は平和安全法制が国会を通過したことについて。

巷では「安保法案」と言われる平和安全法制。
ずいぶんな報道の仕方で議論が混乱している印象だったというあべさん。そのことについて松本さんの考えをお話頂きました。

松本さん自身も平和安全法制関連の議論の内容を拝見したり、多くの方から「賛成」「反対」「良く分からないから教えてくれ」「とにかく不安だ」など様々なご意見を頂戴し、頂いたものはすべて目を通させて頂いて色々な参考にさせて頂いたとのこと。

そういう意味において本当ならもっともっと議論が深まったらいいなと思う場面があったり、誤った認識で議論が伝わってしまった部分がもしかしたらあったりしたかもしれないと感じている。大切なことは我々議会に居る者として、国民の皆様に平和安全法制についてきちんと知ってもらうための努力を与野党超え、しっかりと考えて行かなければければいけないのかなと自分自身凄く感じたとお話頂きました。

あべさんからは平和安全法制については何ヶ月も前から自分も勉強しながら、ラジオで何度か取り上げて話してるけれど、「すぐ明日にでも戦争するんじゃないか」という意見が出たり、ここで思っていることと、流れてくる言葉がレッテル張りというか一方通行な報道が多かった気がしていて違和感を感じて、何とも言えない気持ちをお話頂きました。

それを受け松本さんから、大切なことは正しい情報を国民の皆様にお伝えすること。正しい情報とはどちらかにとって都合の良い情報ではなく、どういう法案なのか、それによって我が国がどういう方向に変わっていくのか、ということをしっかり伝えていくことが大事。もう一つの問題点は今の日本が置かれている状況というものがどういう状況なのかということを前提として国民の皆様に伝えて行くことが大事だと感じている。

この法案を成立させることが大事なのではなく、これから本当に日本がどうなっていくのかということを説明する段階から、国民のみなさんにどうなるのか示していかなければいけない段階だと思う。

平和安全法制は目的として平和で安全な日本を作る事を目標にしてるし、政府もそういう風に国会でも国民の皆様にもご説明し、お約束をしてきている。今度は法案を使って具体的に行動することにより国民の皆様に平和で安全になっていくんだなと理解してもらわなければいけないし、既に国会で否定はしている徴兵制の話も実際にそうならない事を示していくことも大事だと思う。今回の法律は政府が勝手に何でもかんでも出来ると言うものではなく、民意によって選ばれた国会議員がきちんと監視をすることが大事になってくる、与党とか野党とかではなくそれぞれの議員がさらに責任を持って活動をしていくという形になると思うとお話頂きました。

今回の平和安全法制の件では松本さん自身も反対してる方、不安を受けている方達からお話を聴かせて貰うことが多かった。大事なことは国民の皆さんにした約束を守って、不安とか懸念とかがある方たちに、結果と行動で不安や懸念が払拭できるのかどうかというのが凄く大事だと思うし、そういう意味でも今後の活動にも関心を持って見て頂きたいと思うし、賛成・反対・懸念を持つ方も本当にいらっしゃると思うので、それぞれの議員さんに思いをぶつけて頂くことが大事だと思うとお話頂きました。

あべさんからこの国は選挙があるんだから思うことが会ったら勉強して投票に行けばいい。それが民主主義だと思う。という言葉を受け、松本さんからは実際に投票という形で民意が反映されていくので、民意をお示し頂くと言うのがこの国を変えて行く大きな力だと思う。そういう意味でも政治について関心を持って欲しいと同時に、それが好きとか嫌いとかの話でなく、前提となるための正しい情報を持つことが大事。正しい民主主義の前提には正しい情報に基づいて判断すると言うことが大事だと思うので自分もも正しい情報をしっかりと国民の皆さまにお届けが出来るよう頑張っていきたいと思うし、最近はネットも発達してきたおかげで色んな情報が調べられるようになってきている。そういう物も活用し頂き、正しい情報をしっかりと出していくことが良いとか悪いというよりもベースとしてやっていかなければいけないことだと思っているとお話頂きました。


二つ目のお話は8月に会った北関東の豪雨と災害救助の裏側や防災対策についてのお話。

実際に政府として大きな雨が降ることが予想される場合は、事前に対策本部みたいな組織を作っていざという時の備えをしている。北関東の豪雨では鬼怒川が決壊する前日の明け方からいざという時に備え、自衛隊にもお話をさせて頂き、いざという時には救助・救出のオペレーションをすることができるように地元自治体と連携しながら様子を見守る形を取っていた。そういう意味では事前にかなり準備をしていたのでスムーズに救助・救出活動ができたのかなと思う一方で、お亡くなりになられた方がいたり、被災して避難所生活をされている方も沢山いらっしゃるので改善点や反省事項がどこにあるのかはこれからしっかりと検証し、今後同じようなことを二度と起こさないために何をしなければいけないのかは考えて行かなければいけないと思うとお話頂きました。

あべさんからは北関東豪雨の時、陸上自衛隊立川基地から自衛隊だけでなく消防、警察のヘリコプターもどんどん東の方向に飛んで行くのを地元小平で見た時、これから救助に行くのかなと胸が熱くなったとお話頂きました。

今回は自衛隊・警察・消防だけでなく水のノウハウがあるということで海上保安庁にも大変なご尽力を頂いた。本当にそれぞれの隊が一所懸命頑張って頂き、テレビでもリアルタイムで活躍してる姿をご覧になられた方も多いと思う。非常に危険な現場で救助する時に電線があるところでホバリングをするなど高度な技術がいる救出活動もあった。そういう意味ではなかなか大変な救助・救出活動であり、ヘリだけでなく取り残された人や行方不明者の捜索などで水浸かったままボートを押しながら移動する隊員の姿もご覧になられたと思う。

自分自身も嬉しく思ったのは自衛隊、消防、警察、海保の皆さんが被災者第一で頑張っている姿は感動した。しかし、被災者の皆さんからしてみれば自衛隊、警察、消防、海保の皆さんに感謝する一方で本当はもっとこういうことができたんではないかと色んな思いがあると思う。そういったお声もしっかりと拾い上げ、同時に避難生活が長期化する方がいることも間違いないので、そういう面での支援もキチンとやっていかなければいけない、。救助・救出活動から復旧・復興へという話になっていくわけだが、最後の最後までしっかりと我々の方で頑張ってやっていかなければいけないということで、今現在一生懸命やらして頂いているとお話頂きました。

また今回の災害で本当に有難かったのはボランティアの力が凄く大きかった事とのこと。

あべさんも外出先の守谷のSAで災害支援者用のスペースが設けられている場所に若いお兄ちゃんがスコップや長靴を持って休んでいるのを見た。皆頑張っているんだなぁと関心したとのこと。

東日本大震災や昨年の広島の豪雨もそうだが、ボランティアの力は本当に大きくて、日本の国の災害対応を考える時にボランティアの力が必要不可欠というくらい大変重要な役割を占めている。

南海トラフ地震など大きな災害を想定した国が主催する、役所や自治体が協力して行う大きな災害訓練でもボランティア団体の代表者に本部訓練に入ってもらい、一緒になって訓練して貰う仕組みが出来ている。国の現地対策本部を設置する訓練にはボランティア団体にも参加してもらい、あれこれやりとりしながら、国の組織としてどういう風にあった方が良いのか等議論をしながら進めたりしている。ボランティアの力は防災にとって掛け替えのない力になっていると思う。国民の皆さまのお力があって、被災地の復旧復興が実現できる部分は本当に多い。

ただ自治体単位だと災害を経験したことの無い場所ではボランティアノウハウがないので今回の北関東の豪雨災害でも広島の土砂災害の時ボランティアを運営した担当者に行って貰い、色々な助言をして貰ったりした。そういうノウハウも含め蓄積し、いざという時には被災地に迅速に展開できるようにすることも大切な事柄だと思う。

また先日、災害対策の一環で、日本銀行やNTTさんに行ってきたとのこと。いわゆる民間企業や事業者であってもインフラを担うものとして、きちんと通信ができること、各銀行と連携して銀行業務を執り行うことが出来るかを確認、訓練してきた。

他にも石油、電力、ガスなど社会的に基礎的なインフラを担う民間企業と連携していくことが凄く大事で、指定公共機関として皆一緒に対応できるように様々な協力関係を広げている最中とのこと。指定公共機関となる代わりに責務みたいなものも発生するため、災害の時にどう行動するかルールも決めてもらったり各種訓練にも出てきてもらったりということもして貰っている。松本さんも時間があればそういう団体の訓練や意見交換にお邪魔させて頂いて、行政と民間企業との距離を縮めて、民間企業からは要望を聞いたりし、出来る限り円滑にいざという時には迅速に行動できるようにということもやらせて頂いている。いずれにしても災害の事を考えると何ともいえないが、出来うる限りの想像をしながらしっかりと事前の備えをしていきたいと考えている。9月は豪雨のほか、噴火、津波、地震と立て続いたが松本さんも厳しい数日間を過ごした。そういう事を考えながら防災に対する意識を国民の皆様に持って貰えるのが大事だとお話抱きました。


三つ目のお話は内閣改造と10月以降の自民党人事の話。

9/27が会期末。それが終わると内閣改造があるんじゃないかと言われている。そこでどういう人事が決まるのかというのもこれからの政治を見る上では大事だと思う。

自分がどのお仕事になるかまだ分からないので何とも言えないが、そういう大きなイベントが10月上旬にあり、どこかのタイミングで臨時国会が召集され様々な課題に関しての議論がで出ると思う。また来年に向けて来年度予算や税制をどうするかという議論が本格化していくなどこれからの政治日程はそのあたりも注目をして見て頂ければいいのではないかと思う。とお話頂きました。

サロンド武蔵野理髪店 第91回目ポッドキャスト放送

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