5/25月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第87回目のポッドキャスト放送です。

オープニングトークはお二人のGWの様子について。

あべさんは理容師という仕事柄GWが無いため、一日だけ休みを貰ってブルーインパルスの本拠地である宮城県の松島基地へ訓練を見に行ったとのこと。

HPに「今日は朝一に飛びます」と出るのを見て夜のうちに高速に乗って見に行ったとのこと。たまたまプロのカメラマンを乗せて広報用の写真を取るミッションだったようで編隊飛行する姿が沢山見られたとお話頂きました。

松本さんの近況は四月の下旬に統一地方選があったり、お祭りがあったりして地元の皆さんとお話をさせて頂いたりなど地元で休日を過ごすことが多い中、GWに山口県岩国市の岩国基地に行き、基地のお祭りでブルーインパルスが演技をするのを見る機会があったとのこと。

岩国基地は自衛隊と米軍両方の基地があり、福田市長が当選してから米軍と掛けあって軍民共用空港となり、その結果は他の地方路線が苦戦するなか、全日空の地方路線のなかでは上から二番目に搭乗率が高いという路線になった。また、沖縄の基地軽減負担のためKC-130空中給油機を本土で引き受けた最初の事例も岩国市の福山市長だった。

松本さんが仕事で沖縄の基地負担軽減をやっていることもあり、加えて福田市長が松本さんの国会議員初当選の時の同期ということで是非来て欲しいと言われたこともあり、自分の仕事に関わることでもあるし沖縄の基地負担軽減のために具体的な行動を示してくれた自治体であるので是非行かせて欲しいと思い行ってきた。

基地のお祭りであるフレンドシップデーも元々は自衛隊と米軍は別々の日にやっていたが、一緒にやりましょうということになり様々なデモンストレーションが行われた。自衛隊や米軍のデモンストレーションの間に民間機の離発着を挟みながらというのは不思議な光景だった。そのなかでブルーインパルスが日本を代表して飛び、素敵な演技をしてくれて感動したとお話頂きました。

地元の話題としては収録日の今日5/17に田無駅からある電車が出発。そのイベントでテープカットをしてきたとのこと。

西東京のキャラで西東京市の豊かな緑から生まれた「いこいーな」というキャラクターがいて、
それを電車のパッケージにして10か月間 西武新宿線と池袋線に一両づつ配して走らせて、西東京市の宣伝PRをし、町の活性化に繋げていこうというイベントだった。

これはいわゆる地方創生の一環として国から色々やったものを一つそういう風につかったらどうだということで西東京市の皆さんが考えて企画したモノ。このイベントには西武鉄道が協力してくれ「田無発~保谷行」という電車を走らせてくれた。田無から出発し、所沢そして池袋線に入り保谷へ向かうというコース。松本さんも皆と一緒に乗ってきた感想としてわくわくするイベントで多くの子供達も参加してくれて、皆みんなが笑顔でいる姿を見て良い試みだと思ったとお話頂きました。

これから梅雨が近づき水害予想される時期になると各地で水防訓練も始まっている。訓練に参加すると自治体や消防団やボランティアの人たちがコンビニの袋で土嚢を作って水からの浸水をどうやって防ぐかなどやっていて、そういうことを一度知っておくと、これからの雨のシーズンに役に立つかもしれない。そういうことにも気をつけながら一生懸命頑張っていい夏を迎えたいとお話頂きました。


二つ目のお話は各所で話題に上がっている安全保障関連法案の閣議決定について。

あべさんの周りではあべさんが政治や軍事に詳しく見えるのか「本当に徴兵制になるの?安倍さんは戦争をしたがってるの?」と聞かれることがあり、「違うんだけどな~」と思いつつもいつも上手く説明できない。実際はどういうことなのか松本さんにお話頂きました。

日本の安全保障の仕組みを変更するという話なので大切な法律案だが、いくつか誤解をされている、またかなり間違った情報も流れている部分も感じている。安全保障法案には色々な決めごとがあり、法律を改正してという話だが、まずもって我が国の現行憲法の規定の範囲内でしか改正しないし、やらないということが大前提になっている。

いくら国が作った法律だとしても「違憲だ」という話になれば法律として存在しえないので、憲法九条や専守防衛、平和主義の範囲のなかで出来るところで切れ目のない安全保障体系をどういう風に維持していくのかということを考えて閣議決定がされて、いよいよ国会で議論が始まろうとしている状況とのこと。

松本さんも「徴兵制」について質問を受けることがあるが、安倍総理が明確に言っているように徴兵制は憲法違反であり、今の憲法の中ではありえないこと。いろいろと御心配をされるのはわかるが誤った情報が出てしまうのは残念だと感じている。

大切なことは日本の国がおかれている環境がどういう環境なのか知ることが大事。日本の国を取り巻く脅威は残念ながら段々と高まっている状態。我が国に存在する脅威も国と国との戦争だけでなくテロのような事案も世界的に広がる中、どういう風に対応していくのが良いのか考えていかなければいけないという部分もある。また同時に安保法制の改定を他の国がどう見ているのかというのも重要なポイント。実際にこの改定に対して「皆が反対している」という言う人もいるが実際はそんなに反対している国はなく賛成している国の方が圧倒的に多い。そういったことも知ってもらわないといけない。

いずれにしても我々日本人の将来を決める法律案なので日本人がどう考えるかが重要。いよいよ国会の論戦がはじまるので自分を含め国会議員の人たちに国民の皆さんの疑問をどんどんぶつけてもらって、その疑問を解消してもらって、そのうえで最終的に判断してもらうのが大事。なかなかこの議論は難しいところもあるが国会での議論は注目して欲しい。反対のための反対、賛成のための賛成でなく国会での議論を通じて国民の皆様に正しい情報を知って頂く、徴兵制など心配な点についても「あり得ないことはあり得ない」としっかりと伝えて行くことが凄く大事だと思う。

これまでにもアメリカで上下両院で安倍総理が演説するという画期的なことがあり、非常に高い評価を受け、アメリカの議員のなかには涙を拭いながら聞いている人もいた。2年前も訪米してるがその時と違いオバマ大統領もリンカーンの像のところに安倍総理を案内したりと非常に今までにはない友好的な雰囲気で日米関係が普通の状態にやっと戻ったということ感じた。その結果として中国の習近平国家主席と安倍総理が笑顔で握手をすることができた。実はそういう風にいろんな外交努力を重ね、色々とやってきた結果、今まで対話のドアを日本はオープンにしてるけれどなかなか対話ができなかった中国の首脳とも日中首脳会談をやり笑顔で握手を交わすところまでやってきたということは今までに比べると日本の安全保障環境は非常に安定している方向に段々と動いてきているという証左だと思う。何故安倍総理と習近平国家主席が握手出来る環境が整ったのかということも一面的な情報から見るのではなく、いろんな観点から知ってもらいたい。

我が国の安全・安心をどういう風に確保していくかが重要でそれをやるためには安保法制が必要だというのが政権の立場。勿論民主主義だから「それは駄目だ」という人がいるのも当たり前。そういう意見を言っても良いが、ただ大切なことは正しい情報に基づいて議論をしないで反対のための反対、賛成のための賛成、それを煽るための感情論になるとかえって振り返って見たら日本の安全保障が弱くなって日本の安全・安心が守れなくなったら大変なことになる。非常に大切な法律案であるからそういう点を理解して頂きこの議論に注目して頂き、わからないことがあればインターネットで賛否両方の情報を取ることもできるし、地元地域をうろうろしているのでどんどん声をかけてもらえば自分なりの思いを説明させてもらいたい。

この議論を進めるにあたって政治の側がしっかりと意識をしなければいけないことは国民と政治の信頼関係をつくっていくのが大事という部分。それがないと国民も不安に思うしお話しても「本当?」と眉唾な状況になってしまう。政治の側もより一層襟を正していかなければいけないと思いながら自分も頑張っていきたい。そういう意味では大切な法律案であることは間違いなので是非注目してこれからの国会論戦を見て欲しいとお話頂きました。


三つ目のお話は世界遺産登録勧告で話題になった「明治日本の産業革命遺産」とクールジャパン活動について。

幕末から明治という時代は日本の大きな転換点になっただけでなく、ペリーが黒船でやってきて開国し、そこから一気に西洋列強との競争に日本が巻き込まれていく中、先人たちは血のにじむような苦労をしながら日本の国を作ってきて下さった。そんな明治期の様々なものが世界遺産という形でみとめてもらえるというのは本当にありがたい。個人的に誇らしい気持ちになる。

あの時代をどうとらえるかというのは人によって違いがあると思うが、あの時代の人たちからしてみると今まで以上の社会の変化があって大変な大混乱にあるなか将来を見据えて一つ一つ着実な政策を積み上げてきた結果なんだと松本さんは感じて有難いという思いがある。

これから途上国と言われる国が豊かになってもらえるように、日本の国としても色んな手助けをしていかなければいけないと思うが、その中で日本がこれまで歩んできた歴史の良いことも悪いことも含めて教訓として伝えることができれば良いことになるのではないかと思っている。そういうものに世界遺産の登録が結びついたら意義深いことだと思っているとお話頂きました。

また松本さんは現在クールジャパン担当としての仕事もあるため日本の魅力を海外に発信する、海外の人に日本に興味を持ってもらい日本に来てもらったり日本の物を買ってもらったりしてもらおうということもやっている。その観点からも日本の物が世界の人たちに知ってもらえるということは本当に有難い。

日本は大阪万博以来観光収支が赤字だった。それは日本人が海外で使うお金の方が多かったということ。それがここにきて黒字に転換している。そういう意味では観光面においても日本の国が競争力を得てきたといえる。こういう世界遺産登録がしっかり進んでいくとによって日本の魅力発信する面でプラスになる。それは国民に還元がされていくことがらなのでこれからもしっかりやってきたいとお話いただきました。

日本文化発信ということで実は今、イタリアのミラノで「食」をテーマにしたミラノ万博というものをやっていて日本も出店させてもらいに日本食をPRしている。最近は日本食が世界的に高い評価を得ていて鮨だけでなくラーメンなども人気になってきている。

ミラノ万博に出すにあたって大きな課題になったのが鰹節を持ち込むのが駄目だったこと。イタリアは燻した物が輸入禁止されていると言われたが日本の食文化を伝えるには出汁をとることが必要で、鰹節は欠かすことができないと政府として働きかけをしてなんとか認めてもらった。そんな努力も実はしてたりする。そういう努力一つ一つが身を結んで日本の魅力がどんどん高まってくれればいいと思うとお話頂きました。


サロンド武蔵野理髪店 第87回目ポッドキャスト放送

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