8/25月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第79回目のポッドキャスト放送です。

オープニングトークはお二人の近況報告から。

今年の夏は暑い日が続き、集中豪雨などで被害がでた地域も多いことに触れ、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、地元の西東京近辺は土地が平面なイメージがあるが、大雨になるとちょっとした低地に水が流れこみ被害が出ることもあるので大雨には気をつけたいとお話頂きました。

あべさんの近況は、6年生の長男が最後の夏ということで今年の夏は8/31まで少年野球に付いて行って応援をすることにしているとのこと。またお店に子猫が迷い込んで来て飼うことになったお話も。数日、様子を見ていたが帰る様子もなく雨が降り出してきたので結果的に飼うことになり、メスなので子供たちは妹ができたように可愛がっているとのこと。猫の様子はまたラジオで報告したいとお話頂きました。

松本さんからはお盆前に何年かぶりに二日連続でお休みがとれたので富士山の頂上まで登って
きたお話。富士山には須走口から登り、時間がとてもかかり、運動不足も憾みつつ苦しんで登ったが、登り切ったあとの山頂やご来光は一生心にのこる素晴らしい体験だった。改めて日本は素晴らしい国だと感じた貴重な経験だったとお話頂きました。富士山だけでなく日本は素晴らしいところが他にも沢山あるのでそれを皆さんに知ってもらうことは凄く大事なことだと感じたとお話頂きました。

続いては8/9にはルネこだいらで公演され、松本さんが実行委員を務めた「Mother」という舞台のお話について。

舞台の主演は小平出身の元バレー選手大林素子さん。特攻隊の基地だった知覧で食堂をしながら特攻隊のお世話をしていたことで後に「特攻の母」と呼ばれた鳥浜トメさんが主役の物語。特攻隊の姿や、戦後は進駐軍の世話をした話など実話を元にした舞台になっているとのこと。特攻隊の姿を間近で見てきたこともあり慰霊のための観音像の建設の中心人物として活動し、戦後は進駐軍の世話をすることになったときも「ママ」と慕われていたという鳥浜トメさんの波乱万丈の人生を演じた素晴らしい舞台で、ルネこだいらの大ホールが満員になるくらいの大勢の人たちが集まり、見に来てくれた皆さんも凄く感動してくれて良かったとお話頂いた。

舞台で読まれた特攻隊の遺書は現実に忠実に作られた部分があり、あの当時日本の将来を思って若くして命を散らした先人達がいたこと、我々が平和で豊かな社会に生きていられるのは、先人たちの犠牲や苦労の上にあることを改めて感じることができた。鹿児島の知覧特攻記念館に誰しもいけるわけではないし、身近に戦争の話を聞く機会が減る中、是非舞台を通じてそういう時代があったことを知ってもらうのは大切なことだ感じたとお話頂きました。

この夏いろんな経験をしたけれど、富士山に登り日本の国の美しさ素晴らしさを改めて感じることができたし、舞台に関わらせて頂いたことで日本の歴史の悲しい部分も含め、悲しい時代を必死に頑張ってくれたから今があると感じさせて頂けた。中身の濃い夏だったと凄く感じているとお話頂きました。


二つ目は8月のチームイレブンといわき市で田無神社の御神輿を担いだお話。

チームイレブンでは宮城県の栗原市へ行ってきたとのこと。
栗原市は東日本大震災の前にあった宮城内陸地震で山そのものが崩れ被害がでた場所。今回その栗原市に初めて伺わせてもらったことについてお話頂きました。

栗原市はまだ内陸地震の復興の途上で東日本大震災にも遭い、色々苦しんでいるだけでなく、宮城県内で汚染されたものの最終処分場の候補地にもなっていて色々課題を抱えているかかえている町。

そこで地元の方からお話を聞いたり内陸地震の被災された場所を見に行ったりして、地震で同じような被害が出ないよう一生懸命やっているところも見させてもらい様々な意見を頂いたりした。最終処分場については住民も行政も色んな苦悩を抱えているので、そこらへんはしっかりと聞かせていただき、一方でどこかがその役目を担わなければいけないところもあるので私達としてもどう考えるか、一番大事なことは信頼関係を築くことだと思っているので市長さんともかなり突っ込んだ意見交換をすることができた。是非そういう地元の声はしっかりと伝えさせて頂き皆さんの心配が無くなるよう進めていかなければいけないと感じた。

被災地に行くたびに思うことは、政府や行政に対する不審感が拭えてない部分が凄くあるということ。実際、今回も話を聞く中で政府なり行政が、彼らの思いに応えられるような説明責任を果たしているかというと、まだまだ足りないと感じるところもあった。地元の皆さんと膝を付き合わせてもらい話をさせてもらったからこそ分かる思いもあるので、そういうところは我々が政府にしっかりと申し入れしていかなければいけないし、変な疑念を抱いたり、政治や行政への不信感が増幅することが無いように、不信感で話が変な方向にいかないよう、正しい判断がちゃんとなされるためにも信頼感がないと出来ない作業なのでしっかりやっていかなければいけないと感じたとお話頂きました。

毎月一回継続的に被災地に行っているこの事業で、青年世代の取り組みを継続し、被災地の信頼を勝ち得てかつ、思いを代弁できるそういう存在としての役割を青年局は期待されてると感じているとお話頂きました。

また、8/17に福島県いわき市に政治家でなく松本洋平個人として行ってきた話。

西東京の田無神社が福島県いわき市の熊野神社と縁があり、震災復興祈願として田無神社の御神輿を熊野神社にもっていき、地元の皆で担ぐということをした。政治家松本洋平としてではなくく地元の人間として松本さんもついていって御神輿を担いだとのこと。被災地からしても東京の一地域の人たちが御神輿を担ぎに来てくれ、何とか勇気づけよう、元気になってもらおうとして頑張っている姿がいわき市のみなさんに伝わった姿も拝見させていただいた。被災も3年経って苦しみながら色んな思いを持ちながら過ごす中で、日本人みんなが被災者の状況を忘れることもなくともに汗を流す姿を見せることができたのは、政治家として行く時と違い、一市民の一応援団として行ったときの笑顔や言葉の変化を感じることができたことは貴重な経験だった。

被災者のみなさんが力強く有難く思うのは、仕事じゃなくて皆の思いとして被災地に来てくれていると感じてもらえるよう伝えていくことが力になるのだと改めて感じたいわき市への訪問だった。是非みなさんにもそういう思いを共有していただければ有難いと思うとお話頂きました。


三つ目のお話は朝日新聞の慰安婦の強制連行記事の訂正とマスコミの矜持について。

韓国等から戦前の問題で日本は人権を守らない国だと指摘され、今でも世界で宣伝されている問題の根っこを作った記事が事実ではなかった。ということについて、この問題を皆が関心を持って、日本としてそれが違うんだということをもっと主張して欲しいとあべさんが憤りを感じているこの問題について松本さんの考えをお話頂きました。

この問題は冷静に整理して考えることが大切だと思っている。吉田証言という強制連行があったという証言を大きな事実の根拠として国際社会の中で様々な運動が起きてきたという状況にあり、どこに本当の真実があったのかはもっと精査して考えなければいけないが、いままでの根拠となっていたことに疑義が出てきて、それを報道したマスコミである朝日新聞がそれは間違いでしたと認めたことは極めて重大な事実。逆にいえば事実として伝えられてきた根拠が違っていたということなので、事実がどうだたったのかも含めもう一度しっかりと検証することが大事だと思うとお話頂きました。

残念ながら韓国との間で色々な歴史認識に対する問題や意見の相違が存在するが、これを乗り越えていく最大のポイントは事実がどこにあったのか日本側にとっても韓国にとっても良い意味も悪い意味も含め認識の根底に事実がどこにあったのかということをやっていく、政治的な思惑を抜きにしてしっかりと事実を直視する勇気を私達自身も持っていかなければいけないと思うとお話頂きました。

一方でマスコミの存在は極めて特殊な存在で、日本は民主主義の国だから、国民が正しい情報を与えられ、その中で「これは良い」「これは悪い」と判断があって初めて健全な民主主義が成り立っていかなければいけないと思う。朝日新聞が間違いを認めたことはある意味マスコミ界にとって一つの大きな一歩ではあったと思う。間違いを認めることはどこの世界でも大変なことなのでその点は評価するが、それに対して謝罪をしたり、国連の決議の中にも朝日新聞の取り上げた間違った情報が根拠としてあげられたものもあるので、そういうものに対しどういう風に対応するのか全くなされていないのが正直なところ凄く残念。日本語で書かれた日本人向けのの新聞には載っているが英字の新聞にはそういうものが書かれ謝罪がされているかというと現時点(収録日:8/18現在)では行われていない。朝日新聞にはマスコミとしての矜持、誇りと言うものを是非この状況の中で発揮してもらいたいし、それを通じて日本の国としての正しい姿を国際社会にはっきりと示すことが罪滅ぼしの意味も含めてとても大切な事だと思うと話頂きました。

※朝日新聞は8/22英語版の訂正記事をHP上に掲載しましたが、未だ謝罪記事はだしていないという状況です。

サロンド武蔵野理髪店 第79回目ポッドキャスト放送

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