3/24月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第74回目のポッドキャスト放送です。

オープニングトークは毎年この時期恒例の花粉症のお話から。
松本さんは今年も花粉症のため鼻声で目は痒く、喉も痛く、毎日大変とのこと。あべさんも最近、鼻声になってしまったが、まだ花粉症だと認めたくないので様子を見ているとのこと。松本さんもあべさんもお互い有給休暇などない身の上のため体調管理に気を付けて休むことがないようにしていきたいとお話頂きました。


一つ目のお話は今年で三年目の節目を迎えた東日本大震災のお話。
お二人の今年と3年前の3/11に何をしていたかということをお話頂きました。

今年の3/11のあべさんは政府主催の追悼式典の様子をラジオで聞いていて、お店でお客さんと一緒に黙祷をしたとお話頂きました。

松本さんの3/11は、普段の毎月11日は自民党青年局主催のチームイレブンの活動で被災地を回っているが、3月だけは各被災地域で慰霊祭や追悼式があり、そこに我々中央の人間が押し掛けてご迷惑になるのは良くないということで、チームのメンバーはそれぞれの地域の式典に出席をし、松本さんは東京で行われた政府主催の追悼式典に参加していたとお話頂きました。

政府主催の追悼式典では3年前のことを思い出すと同時に、被災地の復旧復興を早くやっていかなければと大変強く思ったとこと。天皇皇后両陛下が何度も何度も皆さんに会釈をされる姿、挨拶をされる姿を見た時に、本当に被災地の人たちのこと大変強く思って今回の追悼式典にご出席されているんだと感動し、その姿は被災地の人達にも伝わったのではないかと思わされた追悼式典だったとお話頂きました。

3年前震災当時のお二人の様子については、あべさんは当時消防団の分団長で、震度5以上の震災の時には自動的に自分の団を立ち上げろというマニュアルがあったが、そんなことが起るとはそれまで全く思ってなかったこと。それでも震災当日はすぐに団を立ち上げて無線機と消防車を駆使して倒壊した壁がないか、人が閉じ込められてないか地域を確認して回ったこと。地域の人たちが声かけをしてその活動に協力してくれたことが印象的だったとお話いただきました。職業としての消防士もいるが、管轄する地域を全て消防士が回るのは大変なこと。地元の人達が声をかけ合ったり、地域の消防団が見回ることの大事さを改めて感じたことをお話頂きました。

松本さんは震災当時は車で走っていて、揺れに気付いて外に出たらかなりの揺れで驚いたこと。カーラジオで東北が震源地だと知り大変な事だと思い事務所に急いで帰り、地元を回りながら被害状況を確認して回ったこと。その後、被災地では物が足りないと言う話を現地の仲間から聞き、トラックで被災地に運ぶための物資を地元の方の協力を得ながらかき集めたこと等をお話頂きました。当時、買占めなどで物がない中でも地域の人達が「これも持ってけ、あれも持ってけ」と協力してくれた暖かい気持ち、何か出来ることが無いかという気持ちに勇気づけられ、日本人てすごいなという思いをしたことをお話頂きました。

この3年を節目としてマスコミの報道がここ最近は多かったが、大切な事は継続して被災地の状況を報道してもらうこと。未だに復旧復興を頑張っている人たちがいるし、福島では故郷に帰れない人もまだいる状況。我々もしっかりやっていかなければならないし、お叱りを受けることは沢山あるけれど、同時にマスコミが継続的に被災地の状況を知らせることが凄く大事だと感じている。政治家以外でも色んな方が色んな支援やっているのだから、そういった活動を報道が取り上げて欲しいということをお話頂きました。

纏めとして、この3年をきっかけにして一つの節目にするのではなく、これから新たに復旧復興を前に進めていく3年目していかないいといけないとすごく思っている。これからも毎月被災地に関連するところに行き、いろんな方にお伺いをして、聞いた内容を今後も紹介していくので、皆さんもそういう声に耳を傾けていって欲しいと思う。まだまだ道半ばの復旧復興をしっかりと前に進めていけるよう日本人みんなでさらなる力を合わせて頑張っていきたいとお話頂きました。


二つ目はオリンピックとウクライナ情勢のお話。
まずは松本さんからオリンピック・パラリンピック感想をお話頂きました。

パラリンピックになるとテレビの露出が減ることが松本さんとしてはいつも気になっているとのこと。オリンピックもパラリンピックも出来る限り大勢の方々に見てもらいたい。パラリンピックの選手の活躍がもう少しでもテレビで取り上げてもらえるとありがたいと思っている。色んな人たちに勇気と感動を与えると言う面でもオリンピックだけでなくパラリンピックの選手からも素晴らしい競技を見せてもらっているのだから、大きく取り上げてもらえるようにすることが今後の課題だとお話頂きました。

つづいて、オリンピックの最中に起ったウクライナのクリミア半島をめぐる問題については。

元々、ウクライナはソ連邦の一つだったが、ソ連が崩壊してウクライナが独立し今の形になったこと。ウクライナは人口の構成が一番西側が元々ポーランドの一部を削ってソ連に加えられたこともあり西はロシア語がしゃべれない人が多いうえ、歴史的にもロシアに良い感情をもっていないためEUと連携したいと考える人が多い。一方東側のクリミア半島側はロシア語がしゃべれる人達が多く、ロシアに良い感情を持ってるため、ロシアと一緒にやっていきたいとい人が多い地域。そういう事情もあり、国として一つの統一した見解が出てこないため、そういう部分が大統領を選ぶときでも政治的な戦いに繋がってしまう事情があるとお話頂きました。

また重要なポイントは資源や安全保障面。旧ソ連が崩壊をする過程でソ連のもっていた武器等をウクライナが引き取った部分があったり。クリミア半島のセバストーポリという港にロシアの黒海艦隊という重要な艦隊がいたりとロシアにとっても黒海から地中海に出ていくためにも、資源の流れをコントロールするためにもウクライナは非常に重要な場所。そういった背景と民族間の対立や外的要因が重なり今回のごたごたに繋がっているとお話頂きました。

この問題は是非平和的に解決してもらいたいと思うし。ウクライナの国民がしっかりと国をどうするか考えることが大事だと思う。外からの政治的な圧力で国が分裂するようなかたちではなく、国民皆で国の将来を考え、今後の体制を作っていくべきだという考えが日本の立場だと思うとのこと。この問題をどう捉えるか、どう考えるかが今後の世界の情勢・趨勢を占ううえで極めて重要な観点だと思うので、そのところを注視すると共に、あくまでも平和的な解決で終息させていくことを目指していくということが重要な事柄だと思うとお話頂きました。


三つ目のお話は2/22に島根県の松江で行われた「竹島の日」の式典ついて。

昨年に引き続き、今年も松本さんは式典に参加。地元の方の要望をきいたり、式典の後は竹島の問題で活動している団体の交流会に参加したことことをお話頂きました。

竹島は日本の国としても国際法的にも歴史的にみても日本固有の領土だと主張してるが、相手からしては受入れられないといわれるなかで、日本の主張をいろんな言語で翻訳し、出来るだけ多くの人に歴史的な経緯や日本の立場を知ってもらうことを今、政府が国を挙げてやってはいるが、上手くいかない面があること。国際司法裁判所に提訴する話もお互いに裁判で争いますと意思表明しなければ裁判がなりたたないという面があり、日本国内の裁判のようにどちらかが訴えれば裁判が始まるものではないため、対応に苦慮していること。日本としては効果を発揮するものでは無いかもしれないが、日本の意思を示すために日本の単独提訴も辞さず、ということで色々と準備をしている部分もあること。日本としては武力をつかって問題を解決すると言う選択はなく、互いにフェアな土俵でどう解決したらいいのかと言う風になんとか持ち込むことができるかやっているがなかなか難しい部分があるとお話いただきました。

国内の啓蒙や子供の教育については今度の教科書作りについては領土の記述が大幅に変わることが決まったとのこと。今後は何故日本がそういう主張をしているのか、我が国はどういう根拠を持って我が国固有の領土だといっているのか、など経緯を含めて教えるようになっていくとのこと。韓国では学校教育で韓国の立場を教えられている一方、日本側は教育で日本の立場を教えてないので議論になったとき反論ができないという話があるなか、自分たちの国がどういう考えに基づいて竹島が自分たちの国のものだと主張しているのか、客観的に裏付けるものがどこにあるのか日本人である以上基本的な話としてしっかりと認識をしていかなければいけないのではないかということで教科書の中身を変え、事実に基づいたものを教えていこうという方向に変わるとお話頂きました。

また松本さんの仲間の地方議員と協力して取り組んでいることとして、日本の国の地図を学校に貼ろうという運動を始めているとのこと。現在、日本地図を貼ってある学校は少なく、貼ってあっても沖縄など島は切り貼りされているものが多い。発達段階の子供は目で見るほうが記憶に残るという話もあるため島の部分が切り貼りされていない地図を見せ、実際日本は日本列島があり北方領土と竹島・尖閣・沖縄など様々な離島も含めどういう形をしているのか海も含めて領土の大きさを視覚的に見せて教えていこうという活動を展開しているとお話頂きました。

各地方のみなさんの活躍で各学校に地図を配布して子供たちに正しい日本の姿を教えていこうという動きが進んでいる。こういった取り組みを通じて日本の姿を教えることが、領土・領海だけでなく日本人のアイデンティティの部分も含め重要になってくる。地図に入ってくる朝鮮半島や中国大陸など東アジアのなかで日本がどう位置しているのかも子供たちに分かりやすく伝えられると思うとのこと。まずは日本の形をしっかり教える、そして東アジアのなかで地政学的に日本がどのように位置しているかを発達段階で見てもらおうという活動をしている。本当はマスコミで流れているの天気予報もそのようにして欲しい思うがなかなかそこまでいけないので、国だけでなく各自治体の教育委員会も巻き込んでで若い世代で頑張っている。広くこの日本地図が貼られるよう頑張っていくとお話頂きました。

サロンド武蔵野理髪店 第74回目ポッドキャスト放送

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