2/24月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第73回目のポッドキャスト放送です。


オープニングトークはインフルエンザと体調管理の話題について。
あべさんは先月の収録後、子供がインフルエンザになり大変だったと言うお話から、松本さんもあべさんも仕事柄長く休めないため、この時期か体調を崩さないよう手洗いうがいをするなど基本的な事も日常意識して気を付けていきたいとお話頂きました。


一つ目のお話は2週連続で大雪が降り関東近県に雪害が起ったお話。

大雪の日、松本さんは市役所に問い合わせをして地元の被害状況を確認したりしていたとのこと。西東京近辺の被害としては駐車場の屋根が落ちたり、木が折れたり、農家のビニルハウスが壊れたという被害が多かったとお話頂きました。

山梨などでは1m以上も雪が降り、車や電車に何時間も閉じ込められたり、物流も止り食べ物もない状況まで陥ったことなどもあげ、東京近辺は雪に弱いと前から言われていることもあるため、いざというときの備えを如何にしてくかということをしっかりと考えていかなければいけない課題だと思ったとのこと。自衛隊が必死に除雪作業や物資の運搬ををやってくれてる。一日も早く今回の大雪被害にあわれた人たちが元通りの生活に戻って欲しいとお話いただきました。

纏めとして、まずは人々の命を救うこと、もう一つは生活を一日もはやく再建させること、そのうえで今回の教訓を生かして今後どういう町づくりをするかこの三点を早急にやっていかなければいけない。また個人でできる食糧の備蓄など危機管理を各家庭で行うことも大事だとお話頂きました。

雪のせいで交通機関も混乱し、地元でも被害がでるなか、松本さんが明るい兆しが見えたと感じた部分として、地域の皆さんが自分たちの家の周りを近くを通る人たちのことも考えながら一生懸命雪かきをしていたこと。フェイスブックなどで除雪の状況を書いてる地元の方のなかに、雪かきがきっかけとなり、今まで話さなかったご近所さんと仲良くなったという報告を読んだことをあげ、こうったことがきっかけで地域の繋りができていくことが素晴らしいと思ったとお話いただきました。


二つ目はオリンピック・パラリンピックのお話。

収録が2/17なのためあまりタイムリーな話はできないと前置きしたうえで、現時点での感想と注目ポイントについてお話頂きました。

まず10代の選手の力に感動させられたことついて。若い人たちは世界というものに物おじしないのかなと感じたとのこと。加えてジャンプの葛西さんなどベテラン勢も一生懸命活躍してくれていることについて感動したとお話頂きました。

ソチという場所がら日本で見るには競技時間が深夜にかかってしまうが、元スポーツマンの松本さんとしてはやはりライブで見たい、ということで毎日寝不足気味になっているが、それでも日本人選手の活躍が励みにもなるし、満足行く成績が出せなかった選手も含めそれぞれがストーリーをもって臨んでいることを感じながら、毎日感動して見ているとお話頂きました。

オリンピックから元気を貰いながら、それを自分たち自身に投影し、スポーツマンじゃなくてもそれぞれ自分たちの分野で正々堂々とスポーツマンシップにのっとった心意気をもって生活しなければいけないと感じたとお話頂きました。


三つ目のお話は毎月11日に行っている自民党青年局の震災復興の活動であるチームイレブンのお話。

今月2月は青森県八戸市にいってきたことをお話頂きました。

八戸市は津波で防波堤がかなりやられ、大きな漁船が打ち上げられたりしていた地域。しかし、物理的な被害が多かった割に犠牲になられたのは一人のみ。それも一度避難したが、家族が心配で戻ったことが原因で津波に巻き込まれたというもの。10m近い津波に襲われた地域でありながら犠牲者が少なかった。他の地域と比べ犠牲者が少なかった理由について市長から聞かせて貰ったとお話頂きました。

市長が強く言っていたことは「兎に角、地震がきたら高台に逃げろ」と言うことが住民一人一人にすごく浸透されていたこと。また自主防災組織がものすごくしっかりしていて、地域のつながりもあり、互いに声をかけながら一目散に避難できたことが比較的被害がすくなかった理由じゃないかと話されていたのが印象的だったとのこと。

八戸市は防波堤の復旧作業もものすごく早く、ほぼ終わっている状態。市長が胸を張って言っていたことは「今後、八戸の港を青森・岩手・宮城そして北海道の一部地域への入口になるハブの港にしたいという思いがある。ただ単に元に戻すのではなく再建にあたり八戸の港の位置付けを見直し、創造的・発展的な復旧復興をテーマとしてやっている」という話。そのため港湾に貨物を下ろすコンテナ用の大きなクレーンを設置したり、ロシアから入ってくる液化天然ガスの貯蔵施設も作っている最中であること。ただ単に元に戻すというところから一歩進んだ町づくりをやっていたことがずっと印象的だったとお話頂きました。

防波堤の再建については、津波が襲ってきても壊れにくい新しい技術をつかって粘り強い防波堤をつくったとのこと。そういう意味でも力強い一歩を踏み出している部分と同時に、目に見えない地域の繋がりが人々の命を救ったという2点を見れたことはとてもよかったとお話頂きました。

また、八戸にある蕪島という場所から福島まで歩くことができる全長700kmのトレイルと呼ばれる道があり、これを観光資源としてつかえないかという話があったことについては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを東北の復旧復興ならびに、場所が東京であっても日本全体のオリンピックという意味だと考えてみると、津波の被害を受けた八戸~宮城~福島をつなぐ道に聖火を走らせることで皆さんに希望を与えられればと思うし、それが町おこしにもなればと考えているとお話頂きました。

他にも漁業の話について、八戸はアワビやウニが特産で震災で流されてた稚貝を改めて育て直している最中とのこと。しかしそれが売れるものになるまでは3~4年かかるため、ここ数年が厳しいと言う話が出た、その辺をどうにかして欲しいという要望を貰ったので、国の方とも話し合いながら、将来に希望の持てる施策を行っていければとお話頂きました。

東北の復旧復興は何としてでも成し遂げないといけないこと。インフラや商売を立ち上げるだけでなく、被災者の人たちが将来にむけ希望をもてる環境をいかにつくるのかが凄く大事だと考えてる。そういうことを日本全国、地元のかたの理解も得ながらなんとか被災地の応援をこれからも引き続き続けていきたいとお話頂きました。


四つ目は今月2月の政局や国会の状況について。

今は国会が一月に召集されH25年度の補正予算は衆参通過して決まったので、今度は今年の4月か
ら3月に使う予定の平成26年度予算の話を行っているとのこと。その予算には今年一年はこういうことにいくら使う等と言った細目が載っているとのこと。

予算審議の一つのポイントは「2月中に予算を通過させることができるか」という部分とのこと。

基本的に衆議院と参議院は対等な関係ではあるが、予算については衆議院の優越性が認められていて必ず衆議院から予算野話は始めなければいけない。予算が衆議院を通過してから30日以内に参議院で結論を出さなければい行けない。そして参議院の結果が出たら衆議院に戻される。また、結果がでなくても衆議院に戻され衆議院での決定が優先されるという流れになっている。

3月末に向けて各自治体も交付金をあらかじめ見込んで予算審議している。2月中に衆議院で予算を通過できれば、4月に間に合うように国の予算が決まると言うことが各自治体に伝わり、それをもって各自治体も話を進めていける部分があるため、2月の終わりが国会審議のなかで大きな山場になってくいる。そういう観点で見てもらえば、何故この2月の時期に与野党で喧々諤々の議論になるのか、何故このの時期に予算成立でも揉めるのか、何故日にちをずらして議論ができないのか、そういうことも含めてみてもらえると国会の動きも皆さんにもわかるのかなと思うとお話頂きました。

そして国が歳出をたてるためには収入の話も大事になってくる。税金の制度を変えたり税額や税率等を決める歳入面の法律の話もあるが、歳入については衆議院の優越性は認められてない。歳入と歳出の部分がこれから本格的な議論になっていく。与野党含めて色んな動きになると思うので、そういったことを踏まえて政策の議論もみてもらいつつなるほどなぁと思って貰えると思う。国民の皆さまにとってすごく影響のある事柄ですから凄く注目して興味をもって見てもらいたいとお話頂きました。

サロンド武蔵野理髪店 第73回目ポッドキャスト放送

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