11/28木曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第70回目のポッドキャスト放送です。

オープニングトークでは松本さんが自民党青年局長として、北は北海道、南は沖縄まで日本中を駆け回っていて大変忙しい日々を過ごしていたという近況報告のお話から。

自民党青年局長の活動は自民党関係者だけでなく、各地域で頑張っている青年世代の人たちとの意見交換等も行い、地域地域で一生懸命頑張っている人たちの苦労をしっかり自分たち自身で受け止めていくためにやっているとのこと。地元の声というものは各地域の議員さんが吸い上げて国に持っていくのが基本だけれど、青年局長という立場で日本全国の皆さんの声を一身に聞くことができるのは、また新しい発見があり勉強になったとお話頂きました。


二つ目のお話は11/11にチームイレブンの活動で宮城県に行ったお話。

今回は始めて一泊二日で仮設住宅に実際に泊まるということをやらせて頂いたとのこと。

被災地では震災から2年8ヶ月経った今でも、未だに仮設住宅での生活から抜け出せない方も多く、仮設住宅に住む人たちとの話し合いの場でも非常に厳しい声も沢山もらう一方で、若い世代に頑張って欲しいという期待の声も同時に沢山貰った。その後、有難かったのは仮設住宅の方々が少しづつお酒をふるまって下さり、飲みながら話すことでざっくばらんに話を聞かせてもらえたとのこと。おかげで正式な会議では聞けない本音の話も沢山出て、皆さんの心の内もしっかり聞くことができたのは凄くよかったとお話頂きました。

我々政治家は、話を聞くだけでは駄目で、実際の解決にもっていくため、タイムリーに行政に
もっていくことができなければいけない。今回のチームイレブンで漁業関係者から聞いた要望事項も国がしっかりやらなきゃいけないものもあれば、少し工夫すればすぐ解決できそうなものもあり、すぐにでも対応できそうなものについては東京に戻ってきて1~2週間でほぼ解決のめどが立っているところまでもっていくことができた案件もあった。そういった形で自分たちの活動が少しでも生活再建・復旧復興に少しでも役立てばと青年局として一所懸命に張っているとお話頂きました。

また、今回訪問した女川町の須田町長は松本さんにとって青年局での昔からの仲間とのこと。
その女川町長から聞いた復興に対する思いについて松本さんが印象に残ったお話を紹介していただきました。

女川町は住宅の損壊が8割、犠牲者も多く、町全体が壊滅的な被害を受けた場所。そのため町全
体をを高台に移す作業をし、海岸に近いところは漁港を復活させ商業施設も作り、賑わいを取り戻すように一から町を作りなおしていること。須田町長が新しい町をもう一個つくる取り組みをしてるなかで気を付けていることは、20年~30年後に子供たちが大きくなった時に出来上がった町に全く手をつけられないようなるのは良くない。将来に向けてその時々に合わせて町づくりができるようにしなければいけない、そのために今一所懸命に取り組んで計画を練っていると話していただいたとのこと。

20年後30年後を考えてしっかり町づくりをしている姿は大変勉強なるし、刺激にもなった。こういったことについては国としてもどんどんバックアップしていかなければいけないと感じたとお話頂きました。

三つ目は大きな被害が出たフィリピン台風と自衛隊の活動について。

フィリピン政府の要請もあり、安倍総理・小野寺防衛大臣の判断のもと11/15日にフィリピン対して自衛隊1180人というこれまでで最大の人員を送って災害復旧にあたることになったことについて、ものすごい活動が展開されていると思われるし、災害復旧の経験のある自衛隊がフィリピンのために活動するこがフィリピンの人たちに有難いことだと思って貰えるように自衛隊にも頑張って欲しいとお話頂きました。

また邦人保護の問題については、海外での自然災害では邦人の安否確認がなかなかできないこと。特に途上国はインフラの整備が整ってないため固定電話がなく携帯電話文化のため中継施設が壊れたりした場合、安否確認がとりにくいこと。そういった場合に大使館員が邦人の登録してる場所までいって安否確認するというのがあるが、治安がよくない場合は大使館の人が直接行って安否確認ができないということもあり、今回の場合でもそういった厳しい状況も発生していると聞いている。それも町づくりが復旧すれば警察機能も回復して治安状況も復活すると思うが、災害対策が治安維持にとっても国民の命にとってもありとあらゆる部分で大変重要な意味合いをもっていることに触れ、そのためにも自衛隊の活躍は凄く期待をされるところだと思うとお話いただきました。

また自衛隊の派遣についてもう一つ大切な観点は「情けは人のためならず」という部分。
東日本大震災の時も日本のことをフィリピンが支援してくれていた。その恩返しのためフィリピンの人のために汗をかくことでその気持ちを見せていきたいという意味もある。また日本もフィリピンも海洋国家であり、領土問題が発生している南シナ海のことでお互いの信頼を構築することがアジアの安定のために非常に重要な役割を持っている。そのため金額的にも人員的にも日本がフィリピンのために役目を果たすことは大きな意味を持っている。そういういろんな事を考えると、日本が活躍することは素晴らしいと思うとお話いただきました。

松本さんが地元小平にある小平駐屯地創立記念のイベントに行った時、行くからには実際に自衛隊の隊員と話しをしようと思ってあちこち回り皆さんからお話を聞かせてもらった際、純粋な気持ちで日本のために頑張ろうという気持ちを持っていることを感じたとのこと。
私達はそのことををしっかり認識しなければいけないし、自衛隊のことも見ていって欲しいと
思っているとのこと。

例えば消防についても制服で規律正しく歩くことや、サイレンがうるさいことについて苦情があると聞くこともあるが、そういったものには火災を知らせるなど色んな意味合いがある。一人だけで生きているわけでなく地域や隣近所も含めて仲良くすることで生活が成り立っている。それは国と国との付き合いも同じで、互いに仲良く信頼関係を持つことが大切。だからこそ日の丸を胸につけて自衛隊は日本の代表という思いで頑張って欲しいし、その結果世界で高い評価を自衛隊が受けていることは日本として誇るべきこと。そう言った意味でも一所懸命頑張って欲しいとお話頂きました。

四つ目は日本版NSC・特定秘密保護法案についてのお話。

NSC法案は日本版国家安全保障局を作ろうという法案で基本的には新しい組織を立ち上げようと言う話とのこと。

今までも警察・自衛隊・外務省に国内外のいろんな情報が集まっていたが、残念なことに今までそういった情報を統括し、判断して戦略を練っていくための組織が無かったため、人員も付け、しっかり情報を精査してやっていこうという考えで生まれた法案とのこと。主に防衛、外交など安全保障に関することをやっていこうというのがメインになるとお話頂きました。

これを実現することによってこれまで各省庁が得た情報を内閣にあげないといけないという根拠がなかったため、各省庁が集めたばらばらの情報がちゃんとは内閣に入ってくるようになり、大事な情報を握り潰されないようにする体制を作り、正確な情報をつかんで日本の戦略を練っていくとお話頂きました。

日本と言う国は安全保障上いろんな制約がある国なので、将来をどういう方向に進めていくか考えるときに、自分たちなりに考えるうえでそういう頭脳を持たなければいけないけのに、その役割を担う部分がなかった。今回の法案によりそういった頭脳を作り、制約がある国だからこそ正しい情報を分析して日本の国なりに判断する能力をつくるという法律案。野党の皆さんも反対反対と言っているが、最終的には民主党さん、維新の会さんも賛成する方向で修正しながら審議をしているとお話頂きました。

もう一つの秘密保護法案については、限定列挙することで何が特定秘密になるのか狭く絞っているとのこと。

何故このようなことが必要なのかという例として、911の頃にアメリカが混乱していた時期、大統領や国務長官の居場所はテロリストに狙われる可能性があるため、アメリカ側が秘密情報として伏せていたが、日本に対しては同盟国ということで伝えてれていた情報を当時の大臣がぽろっと言ってしまい、アメリカからしたらそんなことされたら自分たちの国が守れないという大変な話があった。

そう言った意味で今すぐに明らかにできない情報というものはある。それは、外国からの情報だけでなく防衛装備品の話についても弱点がばれれば日本の防衛力が無力化されることになるため守るべき情報はものはしっかりと守るようにしましょうということ。しかし一方で国民の皆さんには真実を知らせていくこともあり、5年ごとに公開か非公開を継続するか見直すこと、基本的に30年後には全部公開という原則に従い 延長には内閣全体の閣議決定をもってそれを決めていくという話になっている。国会でいろんな議論がされていてどういう形になるか収録日の11/16では分からないが、こういう法律案は一人でも多くの国民の皆さま必要性を理解してもらうと同時に、国民の権利を妨げるものでなく、国民のくらしを守るために必要なものだと理解してて貰うことが大事だとお話いただきました。

サロンド武蔵野理髪店 第70回目ポッドキャスト放送

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