私は漫画が大好きで、ここ数年はピッコマ

 

 

 

 

中心に

アプリで毎日読んでます。

 

好きなジャンルはいろいろあるんですが、

「美容整形」とか「毒親」ものは結構好きで、

ついつい読んでしまいます。

 

美容整形は本気で考えたことはないけれど、

自分の顔が大好き、というわけではないので、

妄想と憧れはあって、芸能人の整形検証のサイトとか

延々見てしまいます、笑。

 

毒親ものは自分も、(あくまでも自分が感じてきた気持ち的に)

同じようなものを感じて生きてきたところがあるので、

共感するところが多いんですよね。

 

 

どちらにも共通するのは「人間のドロドロした悩み」

もっと言うと「嫌いな自分を好きになっていくための闘い」

が根底にあるからだと思います。

 

 

自分史にも書きましたが、特に大学生くらいの頃、

モラトリアム期で自分のことが大嫌いで、

どうしていいかわからなくて、日々暗く生きていたので

こういうジャンルの漫画はほんとに共感することが多いんです。

 

 

最近読んでいる中でオススメなのが、

整形と毒親の両方がかけ合わさった漫画。

 

グラハム子さんという方の

『親に整形させられた私が母になる』

 

 

 

 

という漫画です。

 

 

その漫画の一部にこんな部分がありました(以下ピッコマより)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、私が大学時代に感じていたことと強烈にシンクロしました。

 

私はまじめに勉強して、ちゃんとすべきことをやって、

服装もそれなりにおしゃれにして

高校までは部活、勉強、友達、学校行事…

やりたいことで充実してキラキラした生活を送って来てたのに。

 

なんで今は周りに誰もいないの?

誰からも好かれないの?

やりたいことが見つからないの?

いや、そもそも、自分のこと、

なんでこんなに嫌いなんだろう?

 

あの人たちは私よりちゃんとしてないし、

服装もおしゃれじゃないのに、

なんで、みんな友達と楽しそうに笑ってるの?

 

ああこうやって人のあら探しばかりして

人を見下して、自分の方が上だって思いたがる自分、

こんな自分があさましくて大嫌い。

人を見下したって自分の価値は何も上がらないのに。

自分のことを好きになれるわけでも

誰かが私を好きになってくれるわけでもないのに。

 

 

なかなかどうしてなのか、わからなかったけれど、

そのうち気付いた。

 

 
ああ、私は子供の頃からずっと
自分の気持ちより先に、
「周りから求められる自分」
を感じ取って、それを演じて生きてきたんだ。
 
だから怒られることはそんなになく、
常に優等生で褒められて当たり前で。
何をすべきか、どう努力すれば

ほしい結果が手に入るか考えて

その通りに行動してきたけれど、

それは自分がしたいことでも、

ほしい結果でもなく、

「人が私に期待する結果」

だったんだ。

 

 

だから、誰も私に期待しない「自由」を与えられた今、

私は何をすべきか、

いや、何をしたいのか、わからなくて、

途端に自分に自信を失って、

そんな自分が大嫌いになってしまったんだ。

 

 

私、本当は子供らしく甘えたかった。

兄や妹のようにかわいがられたかった。

ピンクの服が着たかった(だいたいかわいい色は妹にとられていたので)。

お母さんが忙しいからって料理なんかしたくなかった。

きょうだいげんかしたとき自分も言いたいこと言って

手や足を出したかった(なるべく我慢してスルーしていた)。

いつも頼りになるお姉さんとして妹の面倒を見るのが

いやだった。

えらそうな妹にばかにされるのがいやだった。

家族のみんなから頼りにされたくない。

母親の愚痴を延々聞くために実家に帰りたくなんかない。

 

みんな自分のことは自分でしてよ。

私も自分のことを自分でなんとかするから。

お願いだからほっといて。

あてにしないで。

私を自由にさせてよ。

 


 

実は去年オンラインのカウンセリングを受けたんです。

やっぱり自分の中で、

母の呪縛、家族の呪縛が解けてないことに気付いて、

今すぐに困っているわけではなかったけれど、

もう自分だけではこれ以上の成長はなかなかできないな、

それなら少しでも早くプロの手を借りて

変わるきっかけをつかみたいなと前向きに思って。

 

 

その先生とのセッションの中で、

子供時代の辛い記憶を語った時に、

 

「その時、子供の春恵さんは何を感じていましたか。

本当はどうしてほしかったんですか?」

 

と言われて

 

「え??私?私の気持ち??母が、兄が、妹がこう思うだろうから、

私はこうするしかなかった」

 

と答えた自分に唖然としました。

「自分の気持ち」は当時の私の答えの中には一つもなかったんです。

自分の気持ちなんて感じる前に

人のことばかり考えて行動していたんです。

 

 

さらに、行動についても、先生から、

「いいか悪いか、という基準がなければ、どうしたかったですか」

と言われて、

 

「…わかりません」

 

これまた答えられませんでした。

 

 

世の中、判断基準は常に一つではないはずなのに、

私は周りからなんとなく読み取った「正しい」選択を、

常に自分のすべきことだと思って行動していたんですよね。

 

 

 

大学で落ち込んでから一生懸命、まずは

(周りが何を求めているか)考える前に自分がどう感じているか、

心と体の声を聴くことから始めました。

 

そして自分の心と体が求めていれば、

それが「悪い」ことのように思えても、

あえてやるようにしました。

 

 

子供時代にやり残したから。

一回自分の心と体の声にとことん従ってみる。

 

 

そうしなければ、本当の私には出会えなかったんです。

自分のことを好きになることも一生なかった。

心から笑える毎日はなかった。

 

 

今の私は自分のことが大好きです。

合わない人とはたとえ血のつながった家族であろうとも

付き合わないし、

私がピンクを着ても誰かに奪われることもない、笑。

世の中の大半の人が「正しい」と言っていたとしても

自分がそう思わなければ従わないし、

その逆もしかり、で日々楽しく生きてます(他人に迷惑をかけない範囲で)。

 

 

それでも、1年前に受けたカウンセリングで、

まだまだ自分が子供の頃の呪縛から自由になり切れてないことに気付いたし、

今でも子供の頃の自分のようにまわりを優先しがちな自分に

なってしまうこともあります。

 

 

だからこういう漫画を読むとすごく共感するし、

自分が本当に自分らしく、

心と体の声を聴いて生きられているか、

再確認することにもなるんでしょうね。

 

 

鍼や誰かと深い話をするのも同じようなものだと思ってます。

 

体には心の状態が表れます。

体の施術をしながら、そこに表れた心の声に耳を傾けることができるし、

体を癒しながらお話することで、その人の奥底に押し込められていた本当の心に

ご本人が気づけることもあります。

 

 

自分の本当の心に気づいて

それに従って行動しないと、

人は自分を好きになることはできないし、

一生心から幸せになることもない、

私はそう思っています。

 

 

もちろん、なんでもかんでもわがままに、ではだめだし、

大人だからいろんな事情はあると思います。

でも、私のように子供の頃から

自分の気持ちより、周りから求められることを優先させてきた人。

そのままきっかけがつかめず、なんとか大人の顔をして生活しているけれど、

本当は心がもう限界だという人。

40代、50代でも…年齢に関係なく、実は結構いるんじゃないかと思います。

 

 

「更年期」じゃないかもしれません。

むしろ、もう一度「子供」からやり直さないといけないのかもしれません。

いくつでも気付いたときがスタート地点です。

これからの人生、少しでも早く、長く、心地いい自分で生きられるように。

 

 

『親に整形させられた私が母になる』

気になる方はぜひピッコマで読んでみてくださいね。

 

まだまだあるのでまたオススメ書きますね、笑。