渋谷での『Salon d'histoie naturelle 博物蒐集家の応接間 蜜と毒 気配 』も無事終えることができました。
名古屋の時よりもさらに大勢のお客様にお越しいただき、心より御礼申し上げます。
notoria.のオーナー十倍さんと『一緒に何かやりたいね』から始まった今回の企画でしたが、私のイメージにぴったりの情景を作り出す事ができ 私自身もとてもシビレる空間にすることができました。
”気配”がテーマであったので、音・香り・熱を表現しようということで、BGMに重ねた水滴の音・ほのかに香るシャネルのアンティウス・蝋燭の微かな熱 ...
そして、少し前までそこにいたであろう部屋の主の気配。
毎日 マヌカンの位置と仕草を変えていきました。
また、ショップ・スペースのほうでは、蚤の市のようなざわざわとした空間を創り出したかったんですが、それも成功したのではないでしょうか?
今回、最初考えたテーマに『蜜と毒』を足しました。
これは、先日お亡くなりになった金子國義先生へ私なりのレクイエムでありました。
無理を言い美術倶楽部ひぐらしの堀さんに先生の油彩画をお借りして、先生がよく仰っていた『両極』を表現できたかなと思っております。
名古屋開催から4ヶ月、先回と少しショップを入れ替えての第二回でしたが、第三回に向けて動き出します。
私たち博物系を扱うショップは業界でも少数派で、また扱うアイテムもなかなか見つかるものではありません。
毎回 珍しいモノを見て欲しい、また新しいモノを提案していきたいと持っています。
今これは売れるから扱おうとか、あそこのこれは良いからうちもやろうではなく、各蒐集家がオリジナリティーのあるものを提案できるように努力していきたいと思っています。
次回、また新しいステージでお会いできる日を楽しみにしております。
最後にお忙しい中ご来場いただきました全てのお客様、場所を提供いただきましたnotoria.の十倍さん、色々と面倒を見てくださったnotorai.の関口店長、アトリエ・カネコの金子マネージャーと美術倶楽部ひぐらしの堀さん、そして私のわがままに最後までお付き合いくださった各蒐集家の皆様に心より御礼申し上げます。