おかーさんのなつやすみ | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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「食べて元気に、食べて体調がよくなるごはん」を作っています。
銀河弁当・ケータリング・料理教室・食生活相談。

さろん楓ふなだまほです。

いつもありがとうございます。



今、息子がおばあちゃん宅へ行っています。
今日、もう帰ってきてしまうのですが、
つかの間のおかーさんのなつやすみ、
ひとり、大人の日帰り遠足してきました



静岡まで。



目指すは、Rama/日々の食卓と野菜
という6月に誕生したばかりのレストラン。

ここで昨日こんな集いがありました。

「時を食す」



さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト 


朝6:43品川発。
東京は曇り空。
西に向かうにつれ、その雲はどんどん厚く、灰色に…。
神奈川県と静岡の県境あたりで大雨になった。



静岡以西は新幹線も徐行運転をしなければならないほど。

静岡の皆さんによると、
昨夜から雷と大雨だったんですって。
結局私は雨の間をぬって、
駅で買った傘をろくに使うことなく
東京まで持ち帰ってきました。



行き帰り、新幹線は使わずに、
電車に揺られてひたすら本を読む。



清水眞砂子さんが
『本の虫ではないのだけれど』で
清水さんが言及していた本を片っ端から読んでみている。



夏休みの課題図書みたいに。



そしたら、昨日の集いに、
おそらく私の倍以上は、本作りや原稿書きに携わってきているであろう
大先輩のライター女性が
本は宇宙の形そのものなのよ、と教えてくださった。



「ほら、中の文字がアカシックレコード」でって。



すごく可憐な方で、
『聴く姿勢』が素晴らしいのです。
私のような若輩者の話をずっとにこにこと聴いてくださる。
精神世界の大御所の方の本作りに携わっている方でした。



そんな宇宙をかばんに何冊も詰めて行ったRama。
素敵なお店でした。



オーナー牧くんがデザイナーさんでもあるから、
空間も置いてあるものもスタイリッシュ。
でも、コンセプトは、しっかりと土臭い。
何よりもお料理の作り手である奥様が素晴らしいの。
日常を愛し、野菜を愛し、
ちゃ~んと愛が循環しているのがわかる、伝わってくる。




さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト 
このご飯が「塩ごはん」でおいしかった。

今日さっそくやってみたよ。



さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト 
「旬」は瓜。 だから、にがうりや冬瓜や…。


さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト 
夏野菜の天ぷら



なんでごはんの写真しかないんだろう?
なんで空間は集ったみんなの写真を撮らなかったんだろう?



おはなしは、地球暦の杉山開知くん。



あのね、たとえばね、
太陽が高くなる夏至は6月の終わりなのに、
実際の暑さはその後にやってくる…というようなお話。



こうした、科学(=教わること)と現象の不思議さって
私にとっては、語られずとも、
感じて感覚として腑に落としたもの、
本を読んだりして、繫げてきたものだったので

あ、こういうことって
人から教わることだったんだという
新鮮な驚きもあったんですね。



旬のこと、陰陽のエネルギーについても、
農や台所で手を動かしながら
感じて知ってきたことがほとんどなので、
紙を手に、椅子に座って聴くということに
最初はなんだか落ち着かない感じさえありました。


だから、ある意味でマクロビオティックで生きていることって、

それがある意味当たり前になっているわけで
けっこう凄いことなんだなと再認識したりもしました。


そうした時のこと、旬のことは、
これまできっと女による口承伝達だったから、
地域や家庭の人間関係が希薄になると共に
行き場を失い消え去っていってしまったものもあったのだと思う。



でも、こうして男性の手、目線によって体系化されていくと
知識として後世にもちゃんと伝わっていくゾ、いいなと思いました。



で、女は女の井戸端会議を続けていく…と。



そんなことはさておき、

いろいろなことが地球暦というビジュアルに納まると

新しい世界、展開が見えてきますね。

これはすご~い。



「稲っぽく生きたいよね~」
「僕らの世代が要(カナメ)かもしれないよね」と言う開知くん。



熱すぎないのね。
さらっとしてる。
現状認識が危機感に満ちていても
しめっぽくもならない。



やっぱり、ポチッと「いいね!」を押す感覚に満ちている。



で、そういう人のまわりに、

ブルドーザーみたいな海賊牧くんがいて

モノやコトが形になり、進んでいく。



・・・行ってよかったです。



帰りのJR西日本エリアの東海道線は
当たり前だけど通勤の足であって、
沼津までずっと
私にお茶とマクロビクッキーをお供にした
素敵な読書タイムを与えてくれはしなかったけれど、
それでも新幹線に乗ってしまうのは惜しくて、ね。
(お金じゃないですよ、移動の時間、空間が減ってしまうことが)


おうちに着くまでが遠足^^


「明日帰ってきちゃうんだねぇ。。。
もっと行ってりゃいいのに」
「あいつがいないと家が静かでキレイ」
とか、夫婦で言い合うんだけど、
マクロビオティックだけでなく
あの子どもを育てさせていただいているおかげで
自然というものを学んでこられたというのもこれまた事実。



偉大な師なんですよね。



あ~、おかーさんの夏休み、あと数時間です。
とか言っているけれど、
結局のところ、普段と同じように過ごしている私です。