思わずホレる… | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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「食べて元気に、食べて体調がよくなるごはん」を作っています。
銀河弁当・ケータリング・料理教室・食生活相談。

こんばんは。

さろん楓ふなだまほです。

いつも読んでいただき、ありがとうございます。



私が、本気でかっこいいと思って、
ホレている男性が数人いるのですが^^
そのうちのお一人が、
長崎にある絵本宅配サービス「童話館ぶっくくらぶ」
の代表川端強さんです。



あ、この場合の「かっこいい」というのは、
知性的な部分で、ですヨ。
(姿形でカッコイイ~!という方はまた別ね^^)



書く文章に、紡ぎ出す言葉に、いたくしびれちゃうのです。



先日も、絵本と共に送られてくる
大人向けのお手紙『通信』の一節に
いたく感銘を受けましたので、
自分の覚書のためにも、
ここに書いておきたいと思います。



それは『浮き雲』というフィンランドの映画を観て、
ご自身が子どもの本の専門店を開いたときのことを
回想されての文章。



「静かな店内」だったことはお客様がいなかったこと。
だからこそ、いろいろ模索せざるを得なかった。
その中からこの童話館ぶっくくらぶが生まれたそうです。



そして、続きます。



「けれど。私はさいわいだったと、自分に感謝しています。


それは、この世界に向き合うなかで、「真にすぐれた絵本とは
どういうものか」ということに、造詣を深めていく感受性に
恵まれていたと思えることです。



私が、さいわいにも、「造詣を深めていく感受性」に恵まれて
いると思えるのは、たぶん、天から与えられてこの地上に持参した、
私自身の何か、そして、私が、その折々に、感じながら、
思いながら、考えながら、人生のさまざまな光と影を、
自ら生きてきたからなのだろうと思います。


それは、真にすぐれた絵本の世界が、

人生のさまざまな光と影を深いところで描くものだからです。

これから、さらに、その奥行きを求めたいと思います。

それを、会員の皆さんへ、配本をとおして伝えていくのが
私の使命です。」



この淡々とした使命の語り方。


おごるでもなく、舞い上がるでもなく、熱くもなく、夢想的でもなく。
この静かさが、私は、たまらなく好きです。



「感じながら、思いながら、考えながら、
人生のさまざまな光と影を、自ら生きてきた」
の部分がとりわけ好き。



世間一般では、良書とされ、
いい絵本と呼ばれている本に対しても、
川端さんは「それは、子どもの心を育てる絵本ではない。
大人のためのものだ」とはっきりおっしゃいます。



その力強さに、揺るぎなさに、
私はどれだけ励まされただろう。
そして、全国に同じ想いをしている方が
どれだけいるだろう…と思います。



これを書いているときに、
北海道で和道ヨガをされている和道ユミさん が、
別の日記に書いてくださったコメント が、
まさに私の言いたいことを代弁して
解説してくださったかのようだったので、
ご紹介させていただきますね。



「共鳴、響き合い、その求める根本のエネルギーは、
身体の奥深くに 仕舞い込むほど、
その波動は大きく そして柔らかく伝わり、
優しさや 慈しみに感じられ、
人としての 品格や 嗜みになるのかな・・と。


本能むきだしの情念を抑制する心が 知性だと 感じます。」



私が、川端さんの言葉に感じるのはこの品格であり、
この嗜み、知性なのかもしれない、と思いました。