下矢印下矢印下矢印こちらの記事の続きです

 

 日本にいるとき、医療の地域格差というものを肌で感じる機会はありませんでした。ところが、こちらに来てから、ソウルとこの田舎町の医療水準に差があるんだな~と感じることはちょくちょくあって、最初は時間の余裕などの理由で田舎町で治療を始めるものの、結局のところ満足できなくてソウルの病院に変更するということが相次いでいます。

 

 けど、まあ、注射だけだし、同じメーカーの注射だしね…

 

 

 

 

 

 集落といっても、高層マンションの団地がメインで、学校もあるそれなりにまとまってて見た目整った集落です。

 

 

 

 

 

 そこにある病院。

きれいじゃんね

 

 


 

 

 入口…

 

 


 


 なぜそんなにべたべたと貼り紙貼っちゃうかな~

 

 

 

 

 

 

 

 中に入るとカウンターがあって、わりと人が待っています。

前に入った人がいたので、その人の後ろで待ちます。

 

 途中電話がかかってきます。

 

 

 

「いえ、だからですね。もうワクチンはないんですよ。えっ?だって」

 

 

 どうやらワクチンがらみでトラブっている模様。

電話を受けていたスタッフさんが電話をはなして、隣にいる同僚?先輩?に話しかけます。

 

「…さん、受けたいとかいうんですけど、もうワクチンないですよね」

 

 

 

 ん?もともと予約していた人が予約取り消したけど心変わりしてやっぱり受けたいとか言ってきたの?

 とにかく人口が少ないんですね。〇〇さんって、やっぱりこの集落全体知り合いくらいよく知っているのかね?ここでは。

 

 

 あ、もしかして、もしかしてその人のキャンセルワクチンいただいちゃいましたかね。残念でした!!それはもはや私のものだよ~

 

 

 違うかもしれない妄想を広げます。

 

 

 

 

 

うさぎ エナさん、診察室へお入りください

 

 

 

呼ばれたので診察室に入ります。中には、医者が一人。

 

 

 

 

 私がイメージしている医者→病院ドラマに出てくるような医者

 座っていた医者→ひと昔の漫画に出てくる「はかせ」と呼ばれる頭が爆発した御仁

 

 

 

 ねえ、むしろ現実のほうが難易度高くない?

今どきほんとうにこんな頭の、まるでマンガそのままの人が生きて生活しているとは!!!!!!

 

 

 

宇宙人くん 前回の注射のあとはどうでしたか?

 

 

 いくつかの問診をしたのち、接種へ

 

 

 待合室で準備が終わるのを待ちます。



 

うさぎ エナさん入ってください

 

 

言われるままに注射室へ

 

 


 

 

 

 

 

 

 …注射室でしたよね?ここ

控室とか倉庫とか薬品ストックヤードとかじゃなくて

 

山積みされた薬品と医薬用品。家庭用冷蔵庫。

作業する看護師さん。

椅子もないのでどこにいたらいいかしょざいないワタクシオカメインコ

 

 

うさぎ はい、打ちますね

 

 

ヒヨコ あ、このまま打つの…

 

うさぎ はい、おわりました。このまま待合室に戻って15分適当に時間計ってくださいね。

 

 

てきとーに 時間を(患者が)計って おわったら 勝手に 帰ります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん宇宙人くん

 

 

 

 

病院で接種組ってみんなこんなだったのかな?

一次接種の時のシステマチックで無駄がなく、資料や情報も手厚くて、清潔で管理が行き届いた感とのギャップが激しかった雷

 

 

 

 同じ時期、同じ接種をしてもこれだけ差があるのかぁと、まあ、いろいろと興味深い経験にはなりましたよね。

 

 

 

 テキトーに15分計って、看護師さんたちに挨拶をして病院を出たのでした。

 

 

 

 

 さあ、ケーキを買って帰るぞ