引越し当日の話
例の引越し屋さんが片っ端から荷物を箱詰めしている途中のこと。この家(9年住んだ古民家を次の人に引き継ぐ仲介をした)不動産屋さんがきました。そして、置いていくものの再確認をして、鍵を引き渡し、大家さんと入れ替わるようにして帰っていきました。あ、仲介手数料の請求はきましたショボーン

大家さん、別れを惜しんでくれました。それなら家賃値上げしないでくれればよかったのに…。それはともかく、心ばかりのお礼として送った化粧品セットを喜んでくれたらしく、再度お礼を言われました。そして、その場で保証金を振り込んでくれて終わり!

「困ったこと…ないに越したことないけど、困ったことあったら連絡してね」と。

いい大家さんでした。


大家さん、この9年の間に還暦すぎて、お母様(最初に契約した時点ではお母様名義だったのでお母様と賃貸契約結んでいましたが、その後、娘さんに名義が変更になっていました)も今年の春先に99歳で亡くなったとか。また、演奏会開くようなことがあったら聞きにいきたいので連絡ください、と言ったら

ちょうちょ「演奏会はしんどいからもうやらない」
のだそう。(大家さんはピアニストです)
そっか…そうだよね、しんどいよね、たしかに。

という感じで、大家さん、不動産屋さん共々来てくれてちゃんと引き継ぎできました。

あ、なんか、このうち、次の人エアビーにするらしく、それに伴って大規模改修するんだってアセアセ
なんか恐ろしいことになりそうで、その姿を見たいような見ないほうが心のためのような…。









さて、新居です。
引越し屋さんにブツクサ言われながら、前に教えてもらったパスワードで部屋に入ります。
もちろん中は無人。
文句を言う引越し屋さんとひたすら作業。途中ネットの工事のためKTの人もやってきました。
13時ころ、荷物を全部運び込んだ引越し屋さんが帰り、掃除道具を探したり、細々とした荷物を整理したり…
14:00過ぎに力尽きて窓全開にしてゴロンとしてました。そしたら、

ピコンキラキラ
新しい家のほうの不動産屋からです。
引越し仲介手数料
✖︎✖︎ウォン、以下の口座に振り込んでください。


終わりびっくり


ちなみに、旧居と旧居の不動産より、新居と新居の不動産屋のほうが近いんですけどね。あと、聞いた話だと、新居の大家さんは海外住みらしい…

私の中の引越しの鉄則ってのがあって

物件より大家の人柄を優先すべし
大家か不動産屋最低でもどちらかがしっかりしている家に住むべし


大家が韓国にいないと言うし、不動産屋が大家の印鑑持ってて契約書作ってたので、大家の代わりに不動産屋が管理を任されてる物件だと思ってたのだけど、こないだのやり取りなどからどうも不動産屋の責任感の薄さが垣間見えて仕方ないんですよね。そして、引越しの日にも現れないところとか…。

くたびれて横になりながら不安に駆られ、なんとなくネイバー不動産で近所の物件を眺めてしまったのは秘密。



怖いよ〜ダッシュ



  • 引越しの朝

8:00に来るという話でしたが、7:45には…いましたね。まあ、早く来る人は好きですよ、遅刻する人より。

で、今回の注文内容の復習をします。


1.階段の多い旧居から細い路地の先にある新居へ

2.通常の引越しより難易度が高いので特別料金を払って35万ウォン

3.2人作業員がやってくる

4.お任せ引越しと言ってパッキングから荷解きまで全部やってくれる。

5.一部の大型の家具家電を置いていく



では検証しましょう。

引越し途中に銀行側に行かなきゃならなくなり急いで行って帰ってきたら荷積みが終わっていました。目についたものを片っ端から突っ込んで行った模様。で、家に戻って中を見ると





運ぶはずの洗剤類、ローボード、座卓が取り残されたまま‼️


ヒヨコ「アジョシ!これも!‼️」

くま「最初に言われてなかったから」

ヒヨコ「言ったし」


ということで追加を慌てて積み込んで、私は身の回りのものとインコのケージを持って新居へ。

荷物を積んだトラックは新居の路地の入口にすでについていました。そして、運転席から徐に出てくるアジョシ。



くま「ここ、路地が狭くて、トラックが入らないよ」

ヒヨコ「うん、だから道が狭いって言ったよね」

くま「こんなに狭いとは思わなかった」

ヒヨコ「だから、狭いって言ったし、写真も見せたやん?他の引っ越し屋さんも住所と写真を見て断ったところもあったから当然見た上で見積もり言ってきたのだと思ってたけど?」

くま「いやぁ、これは、ひどい!こんなひどい家は初めてだ」

ヒヨコ「だから最初から言ったでしょ」

くま「こんなにひどいとは思わなかった。これはひとりでは無理だ」

ヒヨコ「それで、最初の見積もりから、10万ウォン値上げしましたよね?だから今日も2人くると思ってましたけど」

くま「もうひとり呼ぶならあと10万かかるから」

ヒヨコ「いや、最初の10万ウォンどこに消えた⁉️」

くま「あと5万もらわないと割が合わないな、あと、運ぶのも手伝ってね」



おっと!

後出しで条件かえてきたぁぁぁぁ!





その後も、荷物を運ぶたびに

こんな家、なぜ契約した?

とか

こんな家初めてだ

とか

今度はこのような間違いをしないように

とか



ひたすら説教されて、5万ウォンとられて、ベッドマットレスを運ばられるわ。


で、まあ、ずっと、ぶつぶつ言われながら荷物動かしましたわ。


掃除用具とかが届いたのが一番最後の荷物にあったので、荷物がほとんど収まってから、やっと床掃除できるようになりましたわ。


そして、アジョシが、部屋のレイアウトとかにも口出しし、食器とかも自分の好みに取り替えて、去っていきましたアセアセ



投稿は土曜日の予定ですが、

この記事を書いているのは25日木曜日です。

 

なので、明日が引っ越し予定日です。

 

今できることはすべてした気分。

あとは今の自分が物理的にどうにもしようがない事ばかり、

 

まさに

人事を尽くして天命を待つ

状態

 

天命じゃないな

 

明日のトラブルに備えて少しでも体力を温存しておくべきタイミング。

 

 

 

いや、それでもですよ。

 

絶対明日何かかが起こる。

 

いまから動画用にカメラ回して待機している気分です。

 

いや、明日の引っ越しは

 

「ポジャンイサ」

といって

「まるまる引っ越しお任せセット」

なんですよ。

荷造りから荷運び、荷解きまで

ぜんぶ込々のサービス料金なわけです。

なので、理屈上では、私は明日引っ越し関係でやることがないはずなのです。

 

 

でも、絶対いろいろな珍事件が絶え間なく発生すると思うので、

その辺り、

動画で撮って

「おさんぽ通信」でお届けしますね。

 

韓国での引っ越し、

通算7回目いや8回目ですね。

今までの経験則ですが、

 

引っ越しは大変です。

 

とにかく手間暇かかるお金かかる

神経すり減る

 

 

いつもバタバタ

余裕というものがない

計画性?なにそれおいしいの?

 

なので、せめて少しでも楽にしたいということで

早めに引っ越し手続きを始めたわけです。

 

不動産屋に笑われましたよ。

賃貸で、2か月も前に契約する人はいない、って。

 

でも、不安なんだもの。

 

 

 

案の定です。

 

韓国で引っ越したことがある人ならご存知でしょう。

韓国の引っ越しは、人が住んでいる家に内覧に行きます。

生活感100%の家を見に行きます。

今回、私のうちもそのようにこられたし、

新居もそういう感じで見に行きました。

いちおう、我が家は整えた状態で見に来てもらいましたが、

新居を内覧したときは足の踏み場がなかったアセアセ

 

 

とにかく真っ暗(窓を目張りしていた)、狭い、荷物が多い。

洗濯物(男性が住んでいたので男性物の下着とか)が部屋のど真ん中にあり、

万年布団が敷きっぱなしで、その上を歩くかんじ。

なので、ゆっくり細部まで見られませんでした。

 

 

8月の初旬にその人が引っ越していき、8月下旬、

日本から帰ってきた私はもう一度、

今度は空き家になった家を見に行きました。

そしたら、問題点を発見

 

雨漏りの跡

 

 

不動産屋さんに報告

そのときのこちらからの要求と

不動産屋で見繕った要求を合わせるとこんな感じ

 

1. 雨漏りの修理

2. 壁紙の取り換え

3. 床材がペコペコしているので張替え

4. ペンキがはがれているところの塗り替え

5. シンクの下の板が割れているので修理

 

 

さて、9月です。

2週目に家を見に行きました。

 

 

…何も変わっていない。

 

 

 

オカメインコ 「すみません、こないだお願いしていた修理の件、どうなりましたか」

三毛猫 「大家さんに伝えました」

オカメインコ「でもなんか変わっていないんですけど」

三毛猫「13日に確認しに行くって」

 

 

翌週の週末、ソウルに戻ってきたとき。

19日金曜日日中

オカメインコ「よろしくお願いします。ときに、修理ってもうしましたか」

三毛猫「ちゃんと伝えたから、大家さんが適当にやるでしょう」

オカメインコ「この週末、厳密にいうと19日と20日しかソウルにいられないので、何卒よろしくお願いします」

で、帰り道に新居に寄ります。

 

 

…何も変わっていない

 

 

20日土曜日

朝、出かける時に新居の近くを通ったら、なにやら作業している雰囲気。

ただしバスの中だったので確認できない。

夕方、不動産屋に聞きに行こうと思ったら、不動産屋は早上がりしていてしまっていた。

それで、また、メールで確認。

 

オカメインコ「確認の確認で申し訳ないのですが、工事って以下の項目をやりますよね?ものすごく心配なので、予定している日程だけ確認してもらえないでしょうか。
1. 雨漏り工事
2. 壁紙の張替え
3. 床材の張替え

4. ペンキ塗り

5. シンク下の板の修理

 

 

 

…なしのつぶて

 

 

 

 

21日日曜日

すでにソウルを発ってしまいました。

けれども、いまなら、万が一壁紙を張り替えていないとか、

掃除をしていなかったとしても、

電話などで業者に頼むことができます。

25日の夜にソウルについてからでは、

26日の引っ越しの前に家を整えることはできません。

 

21日も返信の気配がなく、

仕方なく18時ごろ不動産屋に電話。

 

三毛猫「今日は日曜日なのに、なんで電話してくるのよ」

オカメインコ「あ、不動産屋さんだから日曜日やっていると思っていました。お休みの日だったんですね」

三毛猫「そんなに新居のことが気になるなら、自分で直接見たらいいでしょ」

オカメインコ「いや、それで、昨日見に行ったら工事が途中のようだったので、

どこまでやってもらえるのか確認だけでもしてもらいたくて」

三毛猫「てか、契約書作った後であとだしであれやれこれやれとか言われても困るよね」

 

えっそこに戻るわけ?

オカメインコ「それで、追加で雨漏り対応をお願いするときに、契約後で申し訳ないけど、

これらの工事を追加でお願いできるか聞きましたよね」

三毛猫「だからそれ、伝えたって。大家だって、そんなにせっつかれたら気分悪いでしょ」

オカメインコ「私にとってはかなり重要なんです。26日の朝、引っ越し屋さんが荷物を持って到着したものの、運び入れられないということになったらすごく困ったことになるんです」

三毛猫「あ~ほんとに(怒り気味)

 

 

数分後

三毛猫「壁紙、床材の張替え、シンクの板の修理、部屋の掃除全部25日までに終わるって」

オカメインコ「ありがとうございます。ホント私心配性なもので…。お休みの日に仕事させてしまってごめんななさいね」

三毛猫「まったくね」

オカメインコ「でも、さすが頼りになります」

 

 

 

 

 

 

 

結論:どんなに早めに手配しても、ぎりぎりになるまで動かず、

結局直前にバタバタすることになり、

どんなに早めに事情説明しても、どうせ聞いていないから、

ぎりぎりになってというかほぼ手遅れになってから

イチから説明しなおすことになるのです。

 

 

 

 

 

しんど

 

 

今日は引っ越しまでのいきさつについて書いていこうと思います。

 

そもそも、今のうちの前まではチョンセという方法の家に住んでいました。

チョンセというのは、まとまった金額を大家に預け、その運用利息などが家賃になるもので、

借りるほうとしては、毎月の家賃がかからないありがたい制度です。

だし、かなりまとまった金額が必要になるため、

そもそもそういった資金がない人の場合、家を借りることが難しくなったり、

利率が下がって利息が少なくなると、元本がかなり値上げされたりする、

さらに、住んでいる間に、大家さんがお金を使い込んだ上で

自己破産したりすると、預けたはずのお金が戻ってこないなどのトラブルの

温床でもあります。

 

 

いまの家に引っ越してきたのが2016年の6月。

大学院に通う必要がなくなり、授業のために遠方に

通勤することも考えて、大学近くの町から、中心部の交通の便の

良い今のうちに引っ越してきました。

 

ただし、さすがにチョンセで借りることは難しく、

半チョンセという方法で借りました。

半チョンセというのは、ある程度まとまった金額を

大家に預けることは変わりないですが、

利息(家賃)分では賄えない家賃分を

普通に大家さんに毎月支払うというもの。

 

 

このうちの場合、ソウル駅徒歩圏、日当たり良好、3DK程度の広さ、

ということもあり、チョンセ金的な保証金の他に、

ソウル市内のワンルーム程度の家賃を払っていました。

 

 

それから9年。

非常勤から始まった仕事も

いわゆる「専任」といわれる枠で安定して働けるようになりましたが、

物価もものすごく上がりました。

気がついたら家賃も一部値上がりして、なんだか、

窯でゆでられるカエルカエルのごとく。

 

ここ1.2年は毎月のやりくりがかなりきつくなっていました。

そして、仕事場が固定したことにより、

そもそもソウルにいる時間が極端に少なくなりました。

 

 

住まない家の家賃のために無理のあるやりくりをしていました。

 

 

 

あ、これは限界だな。

ところが、龍山区。なんと、じわじわとバブルがはじけているソウルの家賃相場の中で

数少ない「急上昇中エリア」。

気がついたら、うちだけではなく、周りのワンルームもかなり高くなっている。

 

そのうえ、通勤の都合上、ソウルの家は

ソウル駅から龍山駅の間でないとまわらないスケジュール。

 

適当な引っ越し先がないままに来ていました。

 

 

 

今年の夏、ふと、不動産情報をみたら、出ているではありませんか。

半チョンセのワンルーム

 

それも、

毎月どうにもやりくりができない50万ウォン(約5万円)

きっかり値下がりするような月額家賃。

 

 

いまの家を溺愛しているのは、それが、古民家だから。

ですが、今の家より交通アクセスが良く、

めちゃくちゃ気に入っている文化史跡の目の前で、

日当たり、展望もよく、

セキュリティも今より格段に良くなるうえに

どうしても赤字になる50万ウォンをきっちり値下げさせるような物件。

 

 

 

やばい、これは

引っ越せ

という天啓だ!!

 

 

というわけで、8月初めに、

本当に、後先考えずに新居を契約してきました。

 

それから、はたっ。

韓国での家の契約は2年が普通。

そして引っ越してきたのが6月なので

引っ越し契約は6月に自動延長されている状況でした。

 

 

ですが、

8月は中旬から下旬にかけて日本に言ったりしてほぼいない。

9月からは学校が始まるのでほぼ(ソウルに)いない。

ということで10月初旬の大連休に引っ越したいと希望を出しました。

 

 

ええ、契約期間だったので、

いまの家に新しく入ってくれる人が見つからなかった場合

損害を大家さんに補償しなければならないという問題がついてきました。

新しい入居者も私が探すことになってしまいました。

 

 

近所の不動産屋を片っ端から訪ね、

紹介をお願いし、連絡を取って資料を送り、

内覧に来た人に、一生懸命家を売り込み。

なんとか住む人を見つけました。

 

そちらの人の都合で、10月の連休ではなく、

9月の連休前の平日に引っ越しとあいなりました。

 

 

9年住んだ家ですが、

名残惜しいですが、

幸い、不動産屋さんと次の入居人の意向もあり、

冷蔵庫・洗濯機・エアコン・ガスレンジ・本棚・机などの

大きめの家電や家具はおいていくことになりました。

新しい家は狭めのワンルームだし、

あるあるだけど、「フルオプション」といって

このてのものが全部そろっている家だったので、

処分する手間が省けて助かりました。

 

明日の引っ越しを前に、

不動産屋が水道光熱費の清算と、

不動産仲介手数料の支払い請求を今日送ってきたので支払いました。

 

そして、大家さんからは、明日の

引っ越しの時に立ち会うということの約束ももらい、

大家さんと、お世話になった1階の住人の方に

ちょっとしたプレゼントも贈り

気持ちよく出‥‥られるかなと思ったんですけどねアセアセ