韓国にいると、意外と中央アジアの方に会います。中央アジアというか…ウズベキスタン?
ソウルだと、東大門の近くにコミュニティがあるらしく、このあたりを散策していると、「ロシアのパン」「ウズベクのパン」「ロシアのケーキ」などの看板をよく見かけます。
このへんにロシア&中央アジアの店が多い
どうやらソウルだけではなくて、地方にも結構いるのかな?
勤務校にもウズベキスタン出身の留学生がいるんですけど、学校の近くにもウズベクのパンの看板を出している店があります。
と書いてある。
バンなら食べられるかな?と思い買いに行ってみました。
店は輸入食材屋さんみたいな感じで、窓際にパンが置いてありました。まずは「ウズベキスタンの伝統の食パン2500ウォン」。
食パンって書いてあるけど、食パンのイメージから程遠いんですけど、これ、タグ間違っているんじゃなくて、本当に食パンなのでしょうか?
韓国では、商品の下に値札プレートがないことも多くて、ずれているのを含めると大体8割くらいは商品と値札が一致していないので、こういう風に書いてあっても、信じていい者かどうか悩んでしまうのです。
あ、いえ、2割くらいは正しい値段ついていたりするので、どうせまたずれてるんだろうとか思って店員さんに聞くと
「書いてあるじゃない?」
と仏頂面(接客時のデフォルトの顔です)で文句を言うように(接客時のデフォルトの話し方です)で言われて、心が折れるので毎日何度もやる気にもならず、値段も商品も確認せずに買う癖がついてしまいました…
よくわからないので他のパンも見てみます。
…説明なし。
明らか何かが中に入っている
…説明なし。
明らか何かが中に入っている
…説明なし。
明らか何かが絶対に中に入っている
説明なし's ですが、どう見ても入っているものは違いそう。
でも、見た目で中身はわからない。
値札もないから価格でも予想がつかない。
仕方がないので、聞いてみよう。
「すみません。これって、中に何が入ってるんですか」
店員さんは、ネイティブでした
コロナ対策のためマスクで顔を覆っていましたが、その大きな瞳の形は韓国人じゃないですね って思いました。
「牛肉と鶏肉と羊肉」
え、ええっ、どれがなんだって??
味付けも予想つかないし…
もう一度聞いて、どのパンに何の肉が入っているかは把握しました。
しかし…。選べない
「どれが人気?」
「えっ?」
あ、やばい。人気があるという単語を知らないらしい…。
はい、ノンネイティブ同士の会話ではあるあるです。相手が知っている単語とこっちが知っている単語のずれで会話が成立しないやつ。
「んと・・・どれが一番売れてます?」
こっちのほうが難しいかな~と思ったのですが、こっちの言い回しはすんなり通じました。あ、よく使うのはこっちの表現だったのね。
「どれも人気ですよ」
あ、出た…。ヒントがヒントじゃなくなって振出しに戻るやつ。
そんじゃあね~
「それぞれ価格、いくらですか」
「3000-3500ウォンです」
あ。ひとくくりにまとめられてしまった。
どれがいくらだかわからないから、またもやヒントが白紙に戻った。。
もうね、こうなったら勘で買うしかないんですよ。
まあ、幸い、牛肉も鶏肉も羊肉も苦手じゃないし、食材さえクリアできていればエスニック料理の味付けはほとんどの場合問題なく食べられるので…。
「んじゃ。羊肉のをください」
「はぁい、 3500ウォンです」
ああ、高いほうのだったか。
鶏肉が一番安いんだろうか…。
まあ良いさ。
レジを打っている台の向こうに調理場があり、パンはそこで作っているッぼかったです。パンは焼き立てでまだほんのり温かい感じでした。まあ、外に出た時点で冷え切っちゃうんですけどね。
しかし、この方は、結婚移民なのかな~。
留学に来て、そのまま結婚して、学校の近くで商売やっていたりして・・・。そういうこともあり得ますよね。
今はダメだけど、奥にテーブルもあったから、パン買って、ここでお昼とかもできるんでしょうね。
さて、帰宅して、パンの中を覗いてみることにしました。
じゃじゃーーーーん
味は…うん。
中東の料理のスパイスでした。
嫌いじゃない。
うん。
なんか知っているような知らないような味。
時々食べるのはありかな。
なかなかのボリュームでした。