キタメシ会(朝鮮半島北部の食を楽しむ会)
のために薬水(ヤクス/약수)に行きました。せっかく薬水(ヤクス/약수)に行ったのに歩かないのはもったいなかったので、少しだけ早めに着いて散策しました。


 最初に待ち合わせ場所の確認。




少しだけ開かれた門の奥には中庭が。
観光資源っぽい韓屋ではなくて、実用的な韓屋だなという印象。真ん中のテーブルも食堂の席ということなんでしょうかね。



確認が終わったので安心して歩けます。







薬水(ヤクス)ってこんなところ


場所はこちら下矢印下矢印

東大門とかをグーっと南下したところです。西側は南山、南側も丘が広がり、かろうじて西側にひらけている感じの場所です。


  手持ちの古地図だと山しかなさそう



茶色の線はソウル城郭です。城郭のすぐ外側の谷という感じですよね。なんか共同墓地とかありそう…。



実際、ヤクス交差点の東側には『共同墓地』という表記が見えます。




でも、まあ、日本植民地時代の終わりくらいには谷のわずかな平地に家が建ってたみたいですね。




1960年代の地図と今の地図を比べると道路や宅地が昔の面影を感じさせるところがあります。この、薬水という場所。なぜか、北朝鮮側の地域の料理(韓国語では『以北이북』料理と言います)の店が多いんです。



  街は再開発がかなりされて、それなりに新しいビラ、ビラそしてビラ。ですが、時々、なぜか取り残されたような階段や建物が…。



でも、名物のオレンジ電球ではなくどことなく白かったので、いかにもなタルトンネ感は出てきません。





ここなんかも、オレンジ電球だったらもっとディープな感じが出るのでしょうけど…。






ハードは小綺麗に整えられたのに、ソフト面の更新がされてない、そんな場所がそこかしこにある街。



古い町みたいで、新しくて

新しい町みたいで、懐かしくて



ソウルタワーのお膝元だけど別の時間が流れる






再開発と隣り合わせの街。




2018年のヤクスはそんなところでした。