在韓8年目に突入。あ、サバ読みました。通算でしたら10年目に突入しましたアセアセ


  2年以下の短期滞在の友人たちは何巡かし、長期滞在者同士が細々と繋がりながら…。長期滞在者のほとんどが結婚移民だったりするので、そこそこ滞在期間が近い人は子育ての真っ只中だったりしますアセアセ
日本人の知り合いといるより、韓国人の友達といるほうが心地よくなってくるそんな時期でもあります。
 「日本人と友達になりたい」からではない韓国人の友人たちと楽しく過ごしてる姿をみて、日の浅い在韓日本人からよく言われるのが「韓国生活で不便を感じること全くないでしょう」


   




  最近私はあいさつに悩んでいます。韓国人曰く、
「韓国ではあいさつはとても大事」
否定はしません。あいさつ、とても大事ですよね、うん。でね、とりあえず、私の育った日本でもあいさつ大事でしたよ、多分…。


   わざわざ電話がかかって来て、こういうのです。
「新しいクラスの学生さんに、先生、あいさつしに来てください」
「◯◯先生へ、もうあいさつしましたか」
「韓国ではあいさつはとでも大事ですからね。先生、あいさつしてくださいね」


くるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくる



   小学校低学年の児童になったような感じ…というか、あいさつもろくにできない人だと思われてるのかぁ…などと心がちくり。








  ということもあるし…。





    「やっぱりあいさつに伺ったほうがいいのかなぁ。あいさつのためのアポとりするか…」


からの…

『◯◯先生、エナです、今学期もよろしくお願いします。ところで先生のご都合の良い時にご案内に伺いたいと思います。いつ頃ならお時間ありますか』



なんかね、ここまでやると菓子折の一つでも持っていかないとすごくすごく心苦しいんですよ、私が!

  ところが適当な菓子折りがない、というか、それはそれで場にそぐわない…。





   他の方の振る舞いを見ていても、イマイチ適当な解が見つからないのです。




  それで、ちょっと考えてしまいました。
日本の(私の)場合、あいさつのためにわざわざ足を運んでもらったりアポが来たりしたら、滞在時間も一時間は見積もってしまうし、まさかあいさつだけってわけにいかないなぁとおもうので、行くにしても受けるにしても、菓子折程度は持って行くし、お茶菓子やお昼くらいは提供する感じにしないと落ち着かないのです。それはそれで双方に負担が大きいので、新学期始まって同僚(先輩や上司含む)に挨拶するのは職場で偶然会った時に丁寧に頭を下げるとかそういう感じ。

  つまり、
1. 会ったら丁寧に頭を下げるけどわざわざ会う段取りまでしない挨拶
2. アポとって、それぞれが何かしらのプレゼントなり食事なり用意した上で数時間くらいの時間を空けておいて行うとても丁寧な挨拶
の二段階構造なんです。あ、あくまでも私の脳内で定義されてる『あいさつ』のことですけど。



 一方、私がみる韓国のあいさつは、日本のあいさつの1,と2,の中間。
・わざわざアポ取って、時間を調整して、訪問し、深々と頭を下げるだけで、あとは訓示をいただき10分以内で退出するもの。




  大学院入った時も、連日、この「あいさつ」のためだけに学校に呼び出されて、ぞろぞろっと教授たちの部屋に行き、自己紹介だけして頭下げて終わり、を繰り返してたなぁ…。頭ではそれで良いとわかっていたとしても、習慣と感覚で日本式の1,か2,にできないとどうにもストレスが溜まる。




  在韓8年目に突入しても、未だにあいさつひとつちゃんとできなかったりしているのです。ついでに、他の人から「先生、あいさつしてくださいね」と毎度言われること自体も(あいさつできない人じゃないんだけどなぁ)とか思ってしまうので地味にストレスだったりするんですよねアセアセ