申し込みが遅れ、参加できないと思っていたツアー?に参加してきました。
そして、ポスターにもなっていたこれこれ見たかったんです!
ソウル市内に網の目のように張り巡らされている地下鉄網。毎日大量の市民を運び、観光客が利用する地下鉄と、その駅。
そのソウルの地下鉄の中に、作られたものの一度も使用されることなく廃駅になった駅があるのをご存じでしょうか。
しかし今を遡ること40年。ここにはもう一つの線が入る予定でした。それで、駅を作ったものの…なんと、工事している途中で計画が変更になり、この駅はそのまま地下深くに打ち捨てられてしまったそうです。
今回、期間限定、人数限定で公開されました。では、その廃駅を見に行ってみましょう
この新設洞廃駅は韓国語で신설동 유령역というそうです。新設洞幽霊駅…。
怪談の本場から来た人間としては、どんな呪いものとか化け物とか出るんだろうって感じですけど、まあ、なんてことない地下にある廃駅なんですけどね。
さて、係員さんに誘導されるままに他の参加者と一緒に階段を降ります。集合場所が改札のある地下一階。そして、2号線支線のある地下二階へ。地下二階のホームはよく通っていましたけど、エレベーターの後ろにこんな不思議な扉があることに今まで気づいていませんでした。
扉の向こうは長い階段が、下へ下へと続いています。
さて、この駅。床は作られた当時のままらしいです。
そして、ポスターにもなっていたこれこれ見たかったんです!
でもこの看板、工事した40年前のではなくて20年くらい前に付けられたらしいそうです。ほら、最初は地下鉄5号線の駅として作られていたけど、この看板は2号線のみどりライン入りでしょ?
でね、これの面白いのは、今とアルファベットの表記法が違うことなんです。今の新設洞駅の綴りを探してみると…
sinseol←今
shinsol←廃駅の看板
日本人としては前の表記法の方が読みやすかったりしますよね。
さて、この駅、真上は今も現役なので、じっくりみていたら上の鉄道の通る音がきこえてきました。
幽霊駅の様子をお楽しみください。
ドラマやpvなどのロケでは使われているようです。なので40年全くの無人だったわけじゃないんですね。
端の方に「これからこの駅をどんな風に活用したいですか」というアイデア募集コーナーがありました。どんな活用方法があるんでしょうかね。