広い意味で介護といえば、
親の介護と向き合い始めたのは2003年。
母が軽い脳梗塞をきっかけにパーキンソンニズムになりました。
それを機に3年間の一人暮らしをやめて
会社に異動願を出して実家に帰ってきました。
さらに2004年に母はくも膜下出血を起こして
世の中との交信を断絶された寝たきり状態になりました。
母が救急車で運ばれたその日から
わたしは会社に行かずに病院に入り浸り、
1年間の介護休職の待遇をしてもらうことになりました。
母には8ヶ月間の治療と療養の後、
自宅で療養生活をしてもらいたくて、
自宅の1室を介護のために改装して在宅介護を始めました。
何よりも母を優先して捧げた4年でした。
介護をもっと広い意味で捉えるなら、
物心ついた時から介護をしていたともいえます。
父には軽度の精神疾患がありました。
ほとんどの脳機能は正常というかむしろ優秀でしたが、
対人関係での言動に際立った疾患がありました。
家内が平穏であるようにと
何においても父を気遣って息を殺して暮らす子供時代。
発作を起こすたびに心を痛め、
情けないので誰にも相談できず、
どうすれば治るのだろうとひとり思い悩み、
ひとりで考え、ひとりで決断して解決するという習性が身につきました。
人の性質の複雑さ、多重性、表と闇について
子供の頃からじっと思考を深めて
人を観察してきたのが今のお仕事に繋がっている訳なので、
今となっては父に感謝しなければいけないのですが。
その父は2018年春に腎盂炎で倒れ、
腎瘻を造設して4ヶ月自宅療養した後に旅立ちました。
詳しくはここに ➡︎ 「延命治療」と「生きる意欲」
今月の「介護を語る会」では、
Webサイト「やさしい介護の教科書」に
運営メンバーの介護経験を収載いただくための
公開インタビューが行われます。
詳しくはこちらをご参照ください。
「介護を語る会」@Zoom
4月11日(日) 13:30~15:00
13:30〜14:15 介護の教科書公開インタビュー
14:15〜15:00 介護を語る交流会
どのタイミングからご参加いただいても大丈夫。
事前に参加表明をお知らせください。URLをお送りします。
参加表明はこちらから ➡︎ ♣︎♣︎♣︎
誰しも介護予備軍ですから、
どなたのご参加も大歓迎です。
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