エステサロンや美容系のサロンで働く人は

美しさへの感受性や感覚

審美性や芸術性などが高いため、

比較的論理思考、客観視、俯瞰が苦手な方も多いかも知れません。

 

事実、美容専門学校で講義しエゴグラムテストを実施したことがありますが
Aのスコアが中心かそれ以下の学生が多く、
E型(感情感覚派)が多かったです。

 

 

 

さて本日は対人関係の極意3ということで

Aについてです。

 

エゴグラムにおける「A(Adult:大人)」は、論理的、客観的な思考を表します。

 

Aが高すぎる上司だと、物事の判断に感情を入れず、例えば

「今、好き嫌いとか、疲れたとかどうでもよいから早く問題だけに集中して!」

逆に

Aが低い部下であれば、予期せぬアクシデントに冷静さを失ったり、

噂を鵜呑みにするなど主観的になりがちです。

例えばお客さまを外見で怖そうや厳しそうと感じてしまうと

そのまま接客にそれが出てしてしまうなど。

 

 

 

他にも、お客様がお肌の悩みを打ち明けている際、

 

Aが高すぎるエステティシャンは

感情的な共感を示すことなく、ただ肌の問題に対する科学的な解決策を提示。

原因や対策などの説明の大半になる可能性が高いです。

 

逆にAが低すぎるエステティシャンは、顧客の肌の状態を詳細に分析する代わりに、

「感覚」でスキンケア製品を選ぶ。顧客が「どうしてこの製品を選んだの?」と尋ねると、

「なんとなく良さそうだったから」と曖昧な回答になってしまいがち、そして顧客は困惑。

 

 

またクレーム処理においても、

Aが高いスタッフは問題解決に優れていますが、

顧客の感情に対する共感が不足することがあります。

 

一方、Aが低いスタッフは感情に流されやすく、問題解決が後手に回ることがあります。

 

 

サロンの現場以外でも、面白い事例をあげるとしたら

 

A(Adult)が18以上の人:

パーティーでのあるある: この人がパーティーに参加していると、

皆がワイワイしている中、

 

「このパーティーで消費される電気代は一体どれくらいか」

「家賃はいくらだろう」

「食材のコストはどのくらいだろう」

「だとしたら今日の会費からするとぼろもうけだな」

 

などと、コストと効率について深く考え込んでいる。

 

 

A(Adult)が2以上の人:

友達との待ち合わせでのあるある: 友達との待ち合わせに10分遅れて到着すると、

「ごめんごめん、途中で超かわいい子犬を見つけちゃって。写真撮ってたら時間忘れちゃって!」

というように、その場の感情や興味に流されてしまう。

友達はいつものことと知っていて、「またか」と苦笑いしながら、

その子犬の写真を見せてもらう。

 

 

ということで、

高すぎると、仕事は確かにできるが、クールで人情味がない人、と思われがちです

逆であれば、感情豊かでも、客観視が出来ず

計画性や問題解決が苦手な人、という風に映ります。

 

バランスが大事ですが、

人は自分が当たり前になっているため

なかなか気づいて修正することができません。

 

直す必要があるなしではなく、その状態であると

どんなメリットデメリットがあり、

どんな影響があるかを知ることが大事になりますね。

 

 

 

 

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【発行者】株式会社CAP 代表取締役 大塚明恵
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