バリ島滞在もまもなく終わり。いつもながら、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。

さて、今日はウブドの渋滞のお話です。

 

バリ島全体で交通量は依然としてどんどん増えて続けていると思われ、ウブドも例外ではありません。でも、ウブド周辺に関しては、道幅が広がったり新しい道ができるというようなことはなく、運用の工夫で渋滞をなんとか回避しようとしているだけです。古くは、中心部を1周するモンキーフォレスト通り、ウブド大通り、ハノマン通りを(一部を除いて)一方通行にしたのが始まりでしょう。その後、モンキーフォレスト横に新たな駐車場を作ったり、今年はサッカー場の一部を駐車場にするなどして、路上駐車をなくす取り組みも行われています。

現在は、モンキーフォレスト通りとハノマン通りのバイクや車両の駐車がほぼなくなったため、流れはかなりスムーズになりました。特に、モンキーフォレスト通りは、違法駐車がなくなって、いまやクルマも2車線走行可能、さらにその横をバイクも走ることができるようになっていました(これは、すばらしいこと!)。

 

今回の滞在中は、ウブド近辺での恒常的な渋滞ポイントが2カ所ありました。(下図の赤い部分です)

1つ目は、ウブド王宮前の交差点。

モンキーフォレスト通り左側で、ウブド大通りに出る交差点からわずか数十メートル手前まで工事が行われていて、ここがネックでモンキーフォレスト通りは渋滞しています。せっかく2車線化したのに、最後のところでクルマは1車線しか通れないので、当然つまってしまいます。ただ、これは工事が原因なので、工事が終われば解消されるはず。

 

もう1つは、プンゴセカンのあたりで、こちらの方は重症。

ハノマン通りからプンゴセカンに入り南下すると、まもなく左折してゴアガジャ方面へ行く道との三叉路があります。そのすぐ先には、右折してニュークニンへ行く道との三叉路があります。

この2つの交差点は、以前から両方向からの右左折の車両が多く、危険で渋滞しやすい場所でした。しかし、現在の渋滞は以前の比ではなくとても重症です。

 

今回この渋滞に初めて遭遇したのは、夕方ニュークニンにあるベパシという日本レストランへバイクで行くときのこと。ハノマン通りからプンゴセカンに入ってしばらくすると、クルマが全く動かなくなりました。ニュークニンへ曲がる交差点まで、わずか700メートル程度を行くのに20分以上かかりました。

このときは、オダランもしくは事故や故障車が原因ではと思いましたが、それらしいものは何もなかったのです。翌日以降oogle mapで毎日渋滞状況を確認すると、なんとこのあたりは朝から夕方までずっと渋滞していることがわかりました。上下方向とも渋滞しているのですが、午前中は北上方向が、午後は南下方向がより長く渋滞しているような感じです。昼間にウブドに用事がある“通勤”的な車両の流れなのでしょうか。

また、ネックの交差点を通り過ぎたら流れがよくなると思いきや、そうでもありません。反対側車線がビッチリ渋滞しているのでセンターラインを越えてクルマを追い抜くバイクが少なからずいて、クルマは思うようには走れません。このため、ネックの交差点を通り過ぎたあとも反対側車線の渋滞が切れるまではノロノロ運転が続くのです。

 

ちなみに、私たちがバリ島へ到着して空港からウブドへ向かったときは、このあたりを通ったのが夜8時くらいだったため、さすがに渋滞は解消されていて気づきませんでした。

 

この場所の渋滞を解消する方法は、とても難しそうです。信号をつければリスクは減らせるものの、渋滞の解消にはあまり役に立たないでしょう。サークル(ラウンドアバウト)交差点にするほどの広さもありません。

 

まずはウブドでゆっくり過ごし、サヌールへ移動して3日ほど過ごしてから帰国するという私たちの当面の対策は、

・日本からの往復は、当面ガルーダインドネシア航空直行便を利用する(到着が夜になるため)。

・ウブドにいる間に昼間バイクで出かけるなら、プンゴセカンの渋滞箇所を避けるルートをとる。

・ウブドからサヌールへ移動する場合は、サヌールから迎えに来てもらうのではなく、ウブドからの送りにする。 

ちなみに、これまではドライバーの運転や料金への安心感から、サヌールの定宿にウブドまで迎えにきてもらっていたのですが、最近は渋滞に巻き込まれて指定の時間に遅れることが多くなってきました(今回は70分遅れ)。ウブドからの送りにすれば、希望の時間に出発できるし、ドライバーにも精神的負担をかけることがなく、合理的ですよね。

 

もし日中にウブドから空港へ行かれる方は、十分に時間をとってウブドを出ることをお勧めします。