夏をギリシャのビーチで過ごすことがルーティンとなったのはかなり前のこと。最近では、だんだんと行き先の島が絞られてきました。

でも、お気に入りの島は、交通の便がいまひとつというところが多いのです。過度に人が押し寄せず、ゆっくり過ごせる場所が好きなので、当然といえば当然かもしれせんね。

 

例えば、スコペロス島。この島は、船でしか行くことができません。お隣のスキアソス島まで飛行機で飛びそこから船に乗るか、本土のヴォロスまでアテネもしくはテッサロニキからバスで行き、そこから船に乗るか。アテネからスキアソスへの飛行機は本数が少なく、日本から経由地を経てアテネに着くフライトとの接続がよくありません。

 

日本からの飛行機で昼ごろアテネに着いたとしても、その日のうちにスコペロス島へ行くことは難しいのです。ターキッシュ航空でテッサロニキに朝着いて、長距離バスのターミナルまで行き(1時間くらいかかる)、そこからバスで2時間20分かけてヴォロスまで行って夕方の船に乗れば物理的には可能ですが、日本からの長距離夜行便の後にこの長い移動、残念ながら今の私にそこまでの元気はなく、、、。

 

実はターキッシュエアだとアテネに着くのが9:05、スキアソス行きのSkyExpressがアテネを出るのが10:30、惜しい! 国際線で到着すると入国手続きをして荷物も受け取ってから、国内線のチェックインカウンターに行かなければならず、乗り継ぎ時間1時間25分はちょっとリスク高いです。

 

続いて、タソス島。

こちらも船でしか行くことができません。船は本土のカバラとケラモティという町から出ています。カバラへは、アテネから飛行機で行くか、テッサロニキからバスで行きます。ケラモティへはカバラからタクシーになります。飛行機は便数がすごく少ないし、朝か夜しかありません。

ターキッシュエアでテッサロニキに朝着けば、バスと船で行くことは可能ですが、私たちが行く場所は船で着いたあとにまたバスに乗らなければならないので、こちらもさすがにちょっと。

 

そして、最もお気に入りのサモス島。

こちらは、アテネもしくは曜日によってはテッサロニキから飛行機で行けます。ただ、他の島との交通の便が悪いので、サモス島から別の島へ行く、あるいはその逆でも、結局アテネ経由になで1日がかりになってしまうのです。

 

というわけで、好みの島をいくつか組み合わせると、島から島への移動はよくても1日がかり、そうでないとどこかで一泊しなければなりません。

 

前回書いたように、どの島へいついくかは気象条件が大きく関係してきますが、島を組み合わせるにはさらに移動のことも考えなければならないので、ベストの解を見つけるのに苦労します。

 

なお、サモス島とスキアソス島は、ヨーロッパの都市からLCCが飛んでいます。条件が合えば、それを利用するのも選択枝の1つですが、現状ではウクライナ情勢により日本からヨーロッパ各都市へは従来より遠回りのルートで時間がかかるので、あまり得策とはいえないかもしれません。

今のところ、飛行ルートがウクライナ情勢に影響されないこと、中継地からギリシャまでのフライトが短いこと、アテネとテッサロニキの両方へ行けること、到着時間が朝になること、などから(価格やマイレージプログラムを別とすれば)ターキッシュエアを利用するとスケジュールが組みやすいかもしれません。

来年も、ウクライナ情勢は好転せずでしょうか、、、。