今回は、プラス思考は良い時ばかりじゃないというお話です。 

 

 プラス思考が良いと、一時盛んに言われました。

 

 先日、ちょっとした知り合いが、

会いたいというので会って来ました。

 

 要件は「最近仕事を始めたのでよろしく」というようなことでした。

 

 自信満々なのかと思ったのですが、

開口一番に、自分は自己肯定感が低いと言う、

自分の自己肯定感を高めたくて仕事をやるというのが理由の1つのようでした。

 

 

 自己肯定感を高めたいのかい?

 

 それではお客さんが気の毒だ!と突っ込みたい気がしましたが(笑)

 

「自己肯定感を高めたいということは、

自分のことを自己肯定感が低いと思っているの?」

とおとなしめに聞いたわけです。

 

「そう」と言っていました。

 

 しかし、本来私に会いに来たメイの自分の仕事の話になると、一転、

 

「今は自己肯定感は低くはない、

アレダメ、コレダメと余計なことは考えないし、

考えても仕方ないことは分かったし、

自分のダメなところを認めたし、

子どもたちを育てるため、

出来ることは何でもやってきたから自信がある」

とプラス思考で前のめりで話し出しました。

 

 実は私には、(プラス思考で話すことで)

彼女が自分を守るために弁護しているのだ、

としか感じられなかったのです。

 

 何を言いたいのかと言うと、

ネガティブに考え出すと、

次のネガティブを引き寄せるところがあるので、

言わないに越したことは無いのですが、

 

簡単に言えば、プラス思考は心の底からプラスに思っているのならOKですが、

 

しかし、

 

ネガティブに考えてはいけないと、自分はネガティブではないと、

無理やりネガティブな想いを打ち消して無かったことにしてしまうと・・・・・?

 

 彼女の場合だと、今は自己肯定感は低くないと言っていますが、

自己肯定できない自分を悪いと今も強く思っています。

 

 だから無意識に自分で自分をいつも責めてしまっていたはずです。

 

 それが不味いのです。

 

 その想いが、やっぱり私ってダメなんだ、

と自己肯定感をさらに低めています。

 

 まず自己肯定感が低い自分を認めてしまうこと。

そして自分を責めてきたことを自分に、

本当の意味で謝ることなのです。

 

 認める、謝ると言っても言葉では抽象的ですが、

やり方があるので、

 

先月末にやったような、自分とのコミュニケーションの講座で、

また体験して理解していただきますね。

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 私たちは学校の勉強に慣れていて、

知識をたくさん詰め込めばいいと考えるところがありますが、

体験して腑に落として、

初めて自分の身になることが多いのです。

 

 知識は忘れてしまっても

知恵は一生ものの財産になります。

 

 ほんとうのプラス思考は良いのですが、

その前にもう一段階二段階知恵が必要なのです。

 

 自分が知らずに自分を傷付けていることがないようにいたしましょう。

 

    (「素敵に変化」メルマガより抜粋)

 

 

 

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