妻のトリセツ
黒川伊保子  講談社
今話題の本を買ってみました。

読む前は西野カナちゃんの『トリセツ』ルンルンを思い出していたのですが、中身は結婚した男性のためのサバイバルブックでしたガーン


妻の地雷を踏んで爆破炎されたり、妻の怒りの雷雷を自分が浴びないで平穏な家庭生活を送るためのハウツー本と言うか…女だけど読んだら「男はつらいよ」という言葉を思い出してしまいましたてへぺろ


まあその努力は家で安心して過ごせることと離婚しないで済むという見返りがありますが。


日本の長時間労働の一因が『家に帰りたくない夫』のせいも有るので企業も残業を減らすためにこれを研修してみるとか?


一つ内容を挙げると『記念日はポイント1000倍デー(但しプラスもマイナスもあり!)』だそうです。


女性は記念日は過去の思い出が引き出される日だからその日良い気分にさせて過去の良い思い出上矢印を引き出せたら➕1000点ピンクハート、逆に夫が記念日を忘れたりテキトウにしたら過去の悪い思い出下矢印が全て反すうされて➖1000点爆弾になってしまうそうです。


そして女性は記憶力が良いのでその日のことはまた一生記憶される…と。うーん我ながら女は怖い笑い泣き


ただ結婚記念日は忘れる女性(私ですグラサン)もいるので妻の誕生日だけ最低限覚えておいてくれたらいいかも。


夫が私の誕生日を忘れる&お祝いしてくれないとなれば私はすねることは間違いないですねーえーだって私は夫の誕生日を忘れないしご馳走食べに行く&当日が平日ならお家で食べるご馳走も作るしケーキも用意しますウインク



女性が書かれた本なので内容に私は納得ですが問題は『世の男性が読んで理解できるのか?実践できるのか』が少し不安です。

できたら男性が男性に理解できるように翻訳?してあげないといけないのかも…ウインク


やはりこの本のアマゾンレビュー見たら「何で男は女の機嫌を取って生きなきゃいけないんだ!ムキー」と怒ってる男性も多いですね。


中には本書に理解を示す男性もいますが…妻との関係を良くすることが自分の人生を生きやすくすると気づいてる賢い方なんでしょう。


でも最後の部分は「夫への怒りは私の甘えで理不尽な怒りもこどもへの八つ当たりや妻がうつ病にならないために夫が耐えろ!」というのはどうにも…同じ女性としても納得出来ません。


『でも家の夫はそれを35年耐えてくれてるのピンクハート』と終わるのでまあこれはノロケの一種で当人たちが幸せなら周りがどうこう言う必要はありませんが。


最後はなぜか西野カナ風になってる気が…可愛く歌うか、可愛げ0で書くかの違いはありますが結局は同じこと??



もちろん私も人間だから体調が悪い時にイライラして家族に八つ当たりしたことが我ながらあると反省してますがそれを夫だから耐えて当然と言ってしまうのは甘え過ぎな気がします。(もちろん私が逆に家族に当たられることもありますよ…)





男性にはこちらの本の方が反発を買わないかも。両性の脳を科学的かつ客観的に説明しているのと著者が夫婦なので男女どちらが読んでも許せる書き方をしています。(但し長いです。)


理系な旦那様なら楽しく読んでくれるかも。ただその知識を生かして妻への態度を変えるかは記憶力とは違う応用力があるかですね。



『妻のトリセツ』をベースにして男性の著者が科学的知見風味をまぶしつつ、男性のプライドを傷つけないように最大限配慮しながら行動を指導する本を書かないと実践する男性は少ないかも知れません。

女性の著者からの上から目線な書き方に読む前にすでに「女が偉そうにムキー」とカチンと来てる方も…。


東大出の男の学者とか読んでる自分より上だと(しぶしぶ)認める相手の言うことじゃないと男性は聞く耳を持たないんじゃないかなぁ。


日本の家庭の平和のために男性向けに翻訳してくれる方をお待ちしていますニコニコ


夫が自分で買って読むならいいのですが、妻から読めと言われたらよけい夫婦仲がこじれそうと言うのが私の結論ですのでご注意下さい。