同門の仲間のリサイタルコンサートが終了しました。
今回も合唱団の一員として、
あと創作オペラの出演者として参加させていただきました。
今回はズバリ!
"好奇の目で見られる芝居をしなけれはならない事への抵抗感との闘い"
でしたね
芝居は嫌いではないんですが、
もう芝居以前のメンタルの部分でなかなかしんどかったです
4月の後半に別の本番があったというのもありますが、
なかなか芝居にも気持ちが向かず。
周囲がどんどん形が出来ていく中、
さすがにそのままではマズイので、気持ちを切り替えてお稽古に臨むようにしていました。
おかげで形はだんだん出来ていきましたが、
実際に今までのお芝居のように、よりそれらしく見える動きや形まで考えられるようになったのは5月に入ってからかもしれない💦
毎回のお稽古ごとに、その様子を撮影した動画を見る事が出来る様にして下さっているのですが、
今回はそれもあまり見たくなかった。
皆さん、私より先輩なのにお美しいし、姿勢もキレイ。
私みたいなおばさんがこんな役しても見苦しい💦
でもそんな事は言ってられなかったので、一通りは見てチェックはしますが、なんか辱めを受けてる気分になってしまう。。
一本通した作品の時はそう感じなかったんですが、
この違いは何なんでしょうね?
そんな感じでギリギリでお芝居に向き合うようになったので、
ちゃんと出来ているかどうかも分からず、不安の中の本番当日でした。
そんな状態の私の本番当日の目標は「姿勢を良くする事」
せめてすぐにでもやれることは。。ね💦
リハが終わり、師匠から2点アドバイスをいただきました。
1.もっと腹筋を入れて歌う事
2.もう少し笑顔を芝居に入れる事。
細かい指針のないままのお稽古だったので、
そのお言葉にすがりました!
よし、本番ではそれに気を付けよう!
創作オペラの前に合唱で歌う機会があったので、
その時に腹筋の入れ方、体への芯の入れ方を確認。
それを元に、
本番ではリハよりも良い発声で歌えてる感覚はありました。
ふと横の舞台袖を見ると、師匠からのOKサイン。
発声はこれで良いんだ。と安心しました。
あとは後半演技に笑顔を入れる事を意識。
BBAが若作りして演じてるので、
お客さんには不愉快なものを見せてしまった…(ごめんなさい💦)
って感じですが、
技術的な面では一番本番がハマった感じがしました。
それだけが救い。
あと、袖で主役のサポートをしていた歌仲間からの具体的なお褒めの言葉も嬉しかったです。
ホッとしました。
なんとか役目は果たせたでしょうか?
師匠には、何にも芝居の形がない所に動きのアドバイスをしてもらったり、衣装も調達して下さったり、
そして本番でのOKサイン。
気持ち的に本当に助けられました。
感謝しかありません
あ、あと
お稽古中、私たちの場面になると必ず笑う共演者の先生。
最初はメチャクチャ嫌だったのですが、
毎回笑って下さるので、本番前くらいになると、その笑いがないと逆に不安になってしまう位でした(笑)
そして本番、思った以上にセリフの部分でお客さんからの笑いが起こってビックリしたのですが、
今まで先生が笑ってくれていたので、その想定以上のハプニングにも耐えて、笑わずに演技を続けることができました。
最後の最後に感謝でした。
本番の時も、袖で誰よりも大声で笑って下さってたんですけどね(笑)
舞台で演じていても、メチャクチャ聞こえてきておりました(笑)
もう少し若い人か、美しい人がこの役をやっていたら、
技術はどうであれ、多少見られたものになったかもしれませんが。。
本当にお客様には醜いものを見せてしまい、申し訳ありませんでした
(反応に困りますよね💦)
とはいえ、
仲間と1つの作品を作る現場は楽しく、
皆の演技を見たり、歌を聴いたりするのはとても楽しかったです
そんな楽しく幸せな時間をくれた、今回の主役プリマドンナには本当に感謝です。
私自身、これからも歌は続けるので、
発表会などソロで人前で歌う機会はあると思います。
年齢を経て、昔とはもう肌も体形も体力も全然違うので、
もう少し日頃から自分のメンテナンスに気を配らなくては。
と、感じた今回の本番でありました。