私がS.A.L.で頑張りたいこと。 | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。


こんにちは!
広報局1年の飯野僚子です。

先日、S.A.L.では代表や各局長の引き継ぎが行われ新体制がスタートしました。
学生団体S.A.L.を一から作って来られた先輩方が引退されるということで、
今は不安とやる気の入り交じった複雑な気持ちでいっぱいです。

先日イベントが無事終わったこともあり、
脱力感でぼーっとする毎日だったのですが
この機会に改めて私がS.A.L.でできること・したいことを考えてみました。



私には夢があります。

  広告・グラフィックデザインの力で人々を幸せにする

という夢です。

実際のところ将来の夢として広告やデザインの世界に興味を持ったのは大学の講義を受けてからなので知識はまだまだ足りません。
それでも私は広告には人を動かす力があると心から信じています。


授業でこんなお話を聞きました。

「広告は普段注目されない。デザイナーはポスターやチラシを人々から無視される前提で作っている。」

確かに駅で歩きながら見かけるポスターやテレビで流れるCMは色んな種類のものが日々登場して次々に流れて行って、あまり記憶に残るのもではありません。
でも、注目されるものはどんどん人々に伝わって、ときには社会現象まで起こしてしまいます。


なんでなんだろうとすごく不思議に思ったのですが、
たくさん考えた末に出た私なりの結論は「共感」でした。

人気の広告って人間誰もが持っている
「わくわくする」「寂しい」「懐かしい」「悲しい」「どきどき」
などの感覚を刺激しているのだと思います。

決してデザイナーのセンスだけで作られたお絵描き的なものではありません。
人間はどんなときにどんなことを思って、どんなときにどんな物が必要で…
広告は色々なことを考えて作られます。
使われる色、文字のフォント、イラスト、起用する芸能人すべてに意味が有ります。

文章とは違って人々にじっくり向き合ってもらえない分、
広告には人々の胸にすっと入り込むような、一度見ただけで記憶に残るような
共感できる強いメッセージ性が必要とされるのです。

広告って受け身の存在でいながらもとても力強いものなんだと思います。

だから広告自体で人々を感動させたり幸せにすることはもちろん
啓発の手段として広告を有効に使うことができたら
(大雑把な表現になってしまいますが)こんな私でも何かしら世界のために貢献できるのではないかと思うんです。




私は今S.A.L.広報局に所属していてイベントの広報、フリーペーパー作成を担当しています。
イベントもフリーペーパーも、国際問題に興味のない学生への啓発を目指して取り組んでいます。
学生みんなが国際問題に興味があるわけではありません。
どんなに
 「スラム街の子どもを救いましょう!」
 「10億人もの人が食糧不足に苦しんでいます!なんとかしましょう!」
と熱く語っても押し付けがましく感じられてしまうだけかもしれません。

だから、私はここで「広告の力」を発揮すべきだと思っています。


今まではただかっこいい・可愛いデザインができたら満足でしたが、
それでは「S.A.L.の」広報局員としての仕事ではないように感じるのです。
フリーパーパーの1ページ1ページのデザインにも強いメッセージや意味を持たせる。
そしてフリーペーパーを見た人々の「悲しい」「悔しい」「楽しい」などの感覚を刺激することができたら
いままでより多くの人に国際問題を伝えることができるのではないでしょうか。


まだまだ広告やデザインに関して知識不足であるのにこんな偉そうなことを言ってしまいました。
でも私は本気です。
新体制のS.A.L.が誕生した今だからこそ、大きな目標を持って頑張りたい。


みんなの心に届いて記憶に残る広報をするため・フリーペーパーを作るために、明日からもまた勉強は続きます。