誰だって、なんだって、はじめの1歩ほどどきどきして不安になるものはないと思う。
目の前の道はよく見えないけど、後方にが退路が用意されている。
あなたならどっちに進む?
*
2009年4月25日、私は初めてS.A.L.に出会った。
慶應大学の学生ではない私にとって、S.A.L.は全くの未知の世界。
どんな人たちがいるの?国際問題ってどんなことがあるの?啓発活動?イベント?
そんな「?」だらけのどきどきと不安が入り混じった気持ちのまま、私は代表のはたちと森島と話しはじめた。
「国際問題は詳しくないけど、報道写真とかジャーナリズムに興味があるんだ」
私がS.A.L.になんとなく惹かれたのは、そんな小さなきっかけだった。今思えばまだ設立して半年の新しい団体で、対外的に情報発信したら面白そうだなぁ、と直感的に感じたのだと思う。
サークル説明を受け、代表のはたちと自分自身の興味関心について話していると
「じゃあ、S.A.L.にはいっちゃいなよ!そんで広報局においで。絶対楽しいから!」
と言われたことをきっかけに、私はその日その場で広報局に入った。
これから自分がどうなっていくのか、見えないからこそ面白そう。そう思った。
―あれから1年半。
赤レンガでDAYSJAPANさんと共同の写真展を行い
チャリティイベントLive and Pieceを2回行い
その他にも小さな啓発活動を日々行ってきた。
そして、2010年10月31日
3年生にとって集大成のイベントLaugh and Peaceの開幕―。
私はカメラ係として会場を回りながら、みんなの横顔を盗み撮る。
ああ、いい顔してるな。お、あのお客さん感動してくれているな。あ、あの子は緊張している。みんなそれぞれの想いを持ってこのイベントに臨んでいることがカメラを通して、すごく伝わってきた。本当に、すごく。
そして何より、イベントに出演してくださったパフォーマーのみなさんも、真剣なまなざしでLaugh and Peaceに臨んでくれている。
【ジャガモンドさん】 【Shogoさん】 【三田サブウェイラインズさん】 【プラスガンマさん】
【REG-STYLEさん】 【ブース出展団体のみなさん】 【K.B.R. Society KALUA Regular Bandさん】
「S.A.L.にあの時入るって決めて良かったなぁ」
心からそんな風に思えた。
たしかに何かを新しく始めるときには、怖い・辛い・難しいことが付きまとう。そして大変なことからは逃げたくなるかもしれない。
だけどはじめの1歩を踏み出してしまえば、あとはたくさんの出会いと、たくさんの発見と、ほんのちょっとの悩みが待っているだけだと、私は思う。
私ははじめの1歩があったからこそ、いまの仲間に会えたし、彼らからものすごく刺激をもらっている。行動力、活動力、仕事力、楽しむ力。S.A.L.にはそんなパワーをもっているひとがたくさんいるのだ。
国際問題、国際協力、支援―。
そのどれもがはじめはちょっぴりとっつきにくいかもしれない。けれど、後先考えず頭をかたくせず「とりあえず、やってみるか」。そんなはじめの一歩が、あとあと自分にとって大きな一歩になるはずだ。
今回のイベントに来場してくださった、474名のお客さん。
そして、今回は来れなかったけれどやっぱり国際問題に興味があるあなた。
どうせなら来た道を戻るよりも、ちょっとだけ見えない目の前の道に寄り道してみませんか?きっとその先には、大きなわくわくと学びが待っていると思います。
【広報局 赤津ともみ】
寄り道:朝日新聞 国際ニュース(http://sankei.jp.msn.com/world/world.htm)
国際協力プラザ(http://www.apic.or.jp/plaza/)
S.A.L. Official HP (http://salsal.info/)