皆さん、2010年に南アフリカにてワールドカップ(以下、W杯)が行われるのはもうご存知ですか。
先日、W杯の1次リーグの組み合わせが決まり、多くのメディアで取り上げられました。
その様子は、世界各国で報道され、W杯に対する思いが高まったことと思います。
一方で、南アフリカで開催する事に対しても、注目が集まっています。
現在、南アフリカ最大都市のヨハネスブルグの異名が、
「犯罪発生率が世界最悪の都市」
といわれている事から分かるように、劣悪な治安状況にあります。
昼夜場所を問わずして、
殺人、強盗、強姦、強盗殺人、麻薬売買などの凶悪犯罪の多発、、、
殺人に限っては未遂を含め、日本の約110倍の件数に上っています。
この数字はどういうことを示すかというと、1日に約53人が殺害されているということを意味しています。
また、強姦発生頻度についても、日本の約123倍であり、
ある調査では、南アフリカ男性の4人に1人は、成年未成年を問わず、一人はレイプしたことがあるという結果も出ていました。
ですが、私は、W杯がこの問題を解消まではいかなくとも、緩和してくれるのではないかと考えます。
この問題の背景に、アパルトヘイト撤廃が関与しているからです。
アパルトヘイトが撤廃されてからというもの、黒人は数多くの自由を手にし、
幸せを掴んだかに思えましたが、厳しい競争社会に放り出されたに過ぎませんでした。
アパルトヘイト時代は、扱いこそ奴隷でしたが、まがいなりにも、メイド等の働き口はありました。
しかしながら、今では就職競争に敗した黒人が失業者として国中に溢れ、彼らは生きて行く為にしかたがなく、犯罪に走っています。
苦悩や空腹を紛らわすために、麻薬使用
お金を稼ぐために、人身売買、窃盗
一般に、新興国にとって、オリンピックやワールドカップのような世界的ビッグイベントを開催することは、すさまじい経済効果をもたらすと言われています。
観光客によるサービス業・飲食店の売り上げ上昇
スタジアムや鉄道等の建設需要
テレビやパソコンといった電化製品の国内消費拡大
といったものです。
また、イベント終了後にも、
観光客のリピーター
鉄道や道路が建設された事による街の活性化
などなど、、、
だから私は、W杯によって就職口が広がり、南アフリカの治安が今までよりも改善されると思います。
そして、南アフリカがもっとよりよい国になってくれるのではないかと期待も抱いています。
世界中から、いろんな期待を集めてのW杯。
2010年の開催が今から待ち遠しいですね!