S.A.L.@カンボジア2日目 | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

こんばんは。カンボジアより愛をこめて武井ヒロアキです。

昨日の夜に無事、SALメンバーは集合に成功し、今日からそれぞれの

プロジェクトをスタートさせました。

それぞれがそれぞれの想いを胸にプロジェクトを頑張っています。

ちなみに僕は今日、カンボジア視察という名の下にキリングフィールド、トゥールスレン、(元)ゴミ山を見てきました。


虐殺のほんの一部を見たに過ぎませんが本や話では決して伝えられないような悲しさを感じました。虚しさ、当時の絶望を見ました。

疲れました。

<あの>時代からカンボジアはまだ30年程度です。
カンボジア国民も世界という立場からも問題に対してどういった態度で臨めばいいのでしょうか。
そもそも問題とは何でしょうか。

これからカンボジアはどこを目指せばよいのでしょうか。

僕はカンボジアに来る前にネパールにいたのですが、そこで街を歩いていると、いつもあることが違和感として目の前を通り過ぎました。

『順番がめちゃくちゃだなー』

何回もそう思いました。
この感覚はカンボジアにもあてはまりました。

日本やアメリカ、ヨーロッパは言ってしまえば世界トップの先進国です。
新しい技術や習慣を常に創造してきたように思います。
例えば携帯電話。

携帯が完全に普及しきったのは日本でさえここ10年くらいのことです。
もちろん携帯が登場する前に道や水道などのインフラや経済的安定など様々なことが先進国的な順番通りに出来あがってきました。

しかし、ネパールでは信号もなく、舗装もされず、水道管がむきだしで、ゴミが適当に放置されている道で普通に携帯電話が使用されていました。
そのとなりを牛がのうのうと通り過ぎて行きます。

最初はおもしろがって見ていましたが、これから30年後この国はどうなっていくんだろう、ふとそう思いました。

現時点での途上国に先進国的な発展の順番ルールは通用しないようにおもえます。

ヒトやモノの移動スピードを差し置いて情報だけが圧倒的スピードで先回りしていく世界。

そう思うと途上国の未来に輝きを感じられずにいられません。

途上国では途上国的な感覚で問題発見していく必要があるのでしょう。

我々には理解できない部分も多いだろうと思います。

少しでも現地の目線で、あと数日間考えてみます。

ではでは。。
プロジェクト頑張りましょう、ってなことで。