「まだ?」「もう?」 | 学生団体S.A.L. Official blog

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こんばんは!
広報1年の山田茜です。

さて、10月ももうそろそろ終わり、
S.A.L.主催のチャリティイベント「LAUGH & PEACE」が終われば11月になり、今年も残すところあと2カ月ですね。

あと2カ月で2010年が終わる、と聞いたとき。
「まだ2カ月ある」「もう2カ月しかない」
どちらを想像しますか?

「まだ」と、「もう」の感覚、人によって全然違うと思います。
それって、何を思った時の「まだ」と「もう」なんでしょうか?

まだ、と感じる人は、時間を「限りないもの」のように捉えている人のような気がします。

人生まだまだこれからだよ!なんて言葉よく聞きますよね。

「この2カ月出来ることはいっぱいある。出来る事から始めていこう。」
すごくポジティブでいいと思います。
でもこの考えって、結局はいろいろな事を先延ばししてしまう事に繋がってしまうのではないでしょうか。

私は、「もう」という焦燥感というか、切迫感というようなものを、持っていたいなあと思います。
そう捉える事で、今やりたい事、「やらなければならない」と感じる事を、もやもやしたものであったとしても、持ったり、考えたりしたい。
そして、行動したい。

やりたい事がある。やらなきゃいけない事がある。
いつできるだろう?
明日?
来週?
一年後?
違う。
今!
もう、今から行動を起こさなきゃ。


そんな考えを持っている人って、この先にある自分の時間を「限られた、それも一瞬も無駄にできない程大切なもの」としているのではないでしょうか。

特に私達大学生は、4年間で何をするか、とても重要視されている気がします。
何がしたいの?
何をしなきゃいけないの?
それはどう将来につながっているの?
と常に自分自身に問いかけていなきゃいけないような。

慣れないスーツを着て大学の校門の前に立ったのが4月。
大学で何しよう、何が出来るだろうとわくわくしたあの日から、半年過ぎました。
眠い目をこすって学校に行って、授業を受けて、お昼を食べて、サークルに参加して、バイトに行って。

めまぐるしく過ぎた半年。
私はこの半年で、何が出来たの?
何を得られたの?
それは未来につながっているの?

そう自分に問い詰めた時、はっきり答えられない自分がいました。
自分はこのままでいいの?


限られた時間だからこそ、「まだやらなくても大丈夫」という考えより、「もうやらなきゃ」という気持ちを私は忘れたくない。

それは、
楽しいことでも、悲しいことやつらい事でも、国際問題に関しても、言える事。

飢餓や戦争、貧困で苦しんでいる人たちを見て「まだ大丈夫」なんて言えますか?

時間は皆平等で、決して止まることなく進んでいきます。
同じ速さで進んでいく。老いたくても、老いたくなくても、追いかけたくても、追われたくなくても、淡々と進んでいきます。
私達は限られた時間の中で、何をすることが出来るのでしょうか。
これって皆にあてはまること。考えて考えて考えて、悩んで悩んで悩んで、そして、1日1日を大事にして、進んでいきたい。もうあと2ヶ月しかない2010年を。これからを。