カンボジアスマイル | 学生団体S.A.L. Official blog

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慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。

1年の杉本将太です。
先日、約1週間のカンボジアスタディツアーを終えて無事帰国しました。

今回のスタディツアーで一番印象に残っていることは、カンボジアの子供達の笑顔はきらっきらに輝いていた、ということです。とても綺麗な笑顔をしていたのです。

確かに、目をそらしたくなるような現実もたくさんありました。衛生環境の酷さ、地雷の被害で足を失ってしまった人々の苦しみ、親を失った子供達、職がない大人たち。道路の排水状況は非常に悪く、少し雨が降るだけでまるで洪水かのように水がたまります。
私たちがプロジェクトを行ったバサックスラムは私が想像していた以上の「スラム」でした。地面はゴミとほとんど一体化していて、ぬかるんでいました。そんな地面の上には、強風が吹いたら飛ばされそうな家がびっしりと並んでいました。

だけれども、そんなスラムの中にいる子供たちでさえ輝く笑顔を持っていたのです。
あぁ、これが話に聞いていたことなんだとわかりました。感動しました。

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カンボジアに入国して2日目。車に乗って停車していると、物売りの子供がやってきました。窓越しに必死でなんだかよくわからないものを売ろうとしていました。私たちは何も買わずに進みました。その子供は、遠ざかる私たちに素敵な笑顔で手を振っていました。カンボジアは私にとってとても不思議な国でした。

あの子の1年後は?10年後は?50年後は?
毎日お腹いっぱいご飯を食べれるだろうか?けがや病気はしないだろうか?仕事はしっかりとみつかるのだろうか?家族は?


上から目線とかそんなんじゃなくって、単純に幸せになって欲しい!そう心から思いました。