線維筋痛症?人生山あり谷あり -2ページ目

原因不明な痛みとの闘い①④

次の日、神経内科を受診しようと前に行った総合病院へ電話をする。今の私の体調で行ける場所で設備が良いのはこの総合病院しか思い付かない。

「今日、神経内科を受診したいんですが」

「神経内科は1ヶ月先まで予約が埋まっております」

何??1ヶ月も先?
「‥じゃあ普通の内科で良いです」

神経内科を希望したのは以前「全身が痛い」と調べたサイトで、「整形外科か神経内科か心療内科を受診しよう!」と見たからだ。
だけど痛風なら通常の内科でも診察できると昨夜のネット検索で見たので神経内科が予約出来ないなら他の内科でも良い。

とにかく診てほしい!

「症状はどうされましたか?」と聞かれたので全身の痛みを伝えたら「全身の痛みなら内科じゃなくて整形外科で診てもらった方が良い」と言われた。それだと先日と同じ結末になってしまうので、「先日そちらの整形外科へは行ったんですが‥」と伝えた。すると「では履歴をお調べ致します」と保留音が鳴った。

結構待った後に保留音が切れ「◯日に整形外科で話した看護師の◯◯です」とこの前アドバイスをくれた看護師が電話に出た。

少しビックリしたが、この前に看護師と話した後、家の近くの整形外科へ行き医師に線維筋痛症は信じてないと言われた事を話し、2日後に線維筋痛症を診てくれる病院は予約してるけど、手が昨日から腫れてきて他の病気かもと心配になり内科で検査をしてくれないかと思って電話したと伝えた。

すると、こちらの要望は分かってくれ、何かすぐ検査が希望なら内科で予約をしますので内科の先生に検査希望と伝えて下さいとの事だった。

予約を取り病院へ行き、内科で問診票を書いた。

待っている間はこれから会う内科医師にいかに簡潔に今までの経緯とこちらの要望を伝えるかをシュミレーションした。

しばらくすると診察室に呼ばれ、医師に先ほどのシュミレーション通り今までの経緯と2日後に線維筋痛症を診てくれる病院で予約をしている事を伝えた。だけど他の病気かもしれないので検査をして欲しいとお願いする。

「痛風じゃないですか?」と聞くと「足を見せて下さい」と足先を触診した。
「痛風ならここが腫れるので違いますね」と。

続いて手の甲を診てもらうと、医師が膨らみを何度か触り「膠原病の検査をしましょう」と言われた。

膠原病?聞いた事は何度かあるが、どんな病気かは分からない。

血液検査で膠原病を調べるとの事で、検査結果が出るのは1週間かかるそう。

血液検査以外も希望したが症状からやらなくて大丈夫と念を押された。

採血はかなりの待ち時間だった。

思えば整形外科での採血は恐怖だった。血管が見えにくいと腕を叩かれたのは過去にもあるが、それでも血管が見えないとホットタオルで温められ、それでも見えないと言われ「こっち(手首付近)なら血管が見えるから出来るけど、ただ結構痛みはあるけどどうしますか?」と言われ、かなり待たされてるし失敗されるよりは・・と手首付近を希望した。
いざ針が挿入され痛みを我慢していると「あ、ごめんなさい、抜きますね」と失敗された。
その後しばらく放置され別の看護師に代わって普通に腕で採血できた。時間もかなりかかったし最悪だった。

だからこそドキドキしていていざ名前が呼ばれると、案の定「血管が見えにくいですね」と言われた。「よく言われます」と伝え、先日失敗されたとまだ残る手首付近の跡を見せた。
看護師を緊張させてしまったが通常通り腕で採血し、痛みも全く無く終わった。
「全然痛く無いですよ。上手ですねー」と伝えると「良かったー、緊張して大丈夫かなって思ってたんです」と。若くて可愛らしい看護師で笑顔に癒された。

受付で次回の予約をしてその日は終了。
帰ると今度は膠原病を検索した。




原因不明な痛みとの闘い①③

火曜日、朝起きれない。痛い。ダルい。
日に日に悪化してるんじゃないか。

仕事に行けない。
でも担当のお客様が来る。
病院の予約を変更したわけだし行かないと。

担当の予約が入っていなかったら休んでいたレベルの体調の悪さ。

またギリギリの時間に出勤。
すごく辛い。

12時から担当のお客様は来るが、それまではゆっくりまたデスクワークをさせてもらう。
本当にしんどい。

パソコンをしながら痛い手を摩る。
だけど違和感を感じて左の手の甲を見る。

なんか腫れてない?

前日までもよく摩ったり痛い部分を見ていたから違いが分かる。

手の甲側の人差し指と中指の間を下にいった所(という表現で分かってもらえるか?)が膨らんでいる。
右手も少し膨らんでいるが、左の方が膨らんでいる。

手の甲ってこんなんだっけ?
近くを通りかかったスタッフ2人の手の甲を見せてもらうが膨らんでいない。

途端に心配になった。

気付けば12時で担当のお客様が来店した。
とりあえず施術部屋への案内は空いているスタッフにお願いをした。

お客様が着替えた頃に気合いで行く。
全身コースをしてからフェイシャルコースと長時間の内容だ。

まずは全身に揉みほぐしの機械をかける。両手で機械を持ちながら全身へ移動させていくのだが、スタートして間も無く左手が限界になった。

痛いし力が入らない。

仕方なく右手だけで機械を持つ。
かなり右手に負担がかかるが耐えるしかない。

お客様は目元にタオルを置いているので私の手元は見えない。しかし体に感じる機械の感覚がおかしかったら気付くので普段通りに‥と慎重に行う。

終わった後にお客様から「気持ち良かった〜」といつも通り言ってもらえた。一安心。
ただこの後の全身オイルマッサージは満足してもらえる施術が出来そうにない。担当で常連という事もあり、上手に伝えオイルマッサージは無しにしてもらった。

続いてフェイシャル。フェイシャルは力が入る内容では無かったのだが、とにかく体がダルい。
何とか最後のパックを顔にのせ、しばらく時間を置くが、パックをはがした後に仕上げに肩のマッサージがあるのでそれが不安だ。

すると2人のスタッフが最後代わりますと言ってくれた。1人のスタッフにお願いし、お客様へ仕上げを代わる事を伝え了承を得て代わった。

スタッフルームに行き座りながら休む。

他店にいる店長から電話が入り早退させてもらう事にした。そして線維筋痛症を診てくれる病院が3日後だからそれまで明日、明後日も休んで良いと言われた。

申し訳ないけど今の状態じゃ仕事はできないし休むことにした。

ただ手の甲が腫れているのが心配。店長に相談すると痛風じゃないかと心配された。

痛風?たしかにまだ線維筋痛症と確定したわけじゃないし、今までいろいろネットで調べたら、「全身の関節や筋肉の痛みがあると血液検査やMRIやCT検査で異常があったら他の病気、異常無しで線維筋痛症」という認識だったから、もし痛風だったり他に何か異常があるなら本当に早く知りたい。

手の腫れが気になるし、明日休みがもらえるなら神経内科へ行った方が良いだろうか。

店長と電話が終わってしばらくすると担当のお客様が帰る為、お見送りをした。
そして私は早退をした。

帰る途中、体中が痛くてダルいので、先日行ったショッピングモールのマッサージへ行った。前回と違う大柄な男性が施術者だったが、どこを指圧されても痛い。でも終わったらかなりスッキリしていた。

線維筋痛症のサイトで民間療法の一つにマッサージと書いてあったのでマッサージも定期的にやった方が良いかな。でも高いし続かないな。

家に帰って痛風を調べた。とても怖い!
自分の中でほぼ線維筋痛症と思っていたが手の腫れにより違うかもと思えて来た。
やっぱり明日内科に行こうと決めた。


原因不明な痛みとの闘い①②

次の日。久しぶりの仕事。天気は晴れ。

痛みは相変わらずだが仕事なので気合いで準備をする。だけど痛みのせいで行動が遅くなる。

いつもの電車には到底間に合わず、いつもより2本遅い電車だ。いつも皆早めに出勤している職場なので遅刻にはならない時間だけどギリギリは気まずい。

電車の中でスタッフの1人から「体調大丈夫ですか?」とLINEが来た。迷惑をかけて申し訳ないと返信をした。

しばらくすると別のスタッフからも「体調大丈夫ですか?」とLINEが来た。

皆出勤している時間帯だからきっと1人目のスタッフがLINEをやり取りした事を伝えたんだろうと予想し少し笑えた。

ギリギリの時間で出勤し、着替える。着替えもスムーズに出来ない。

髪の毛が長いと夜会巻きにしないといけない職場なのだが、1月の中旬に長い髪をバッサリ切ってショートにしていた。髪が長かったら痛みでなかなかセットが出来なかったと思うしショートにしていて助かった。

本日の予定を見ると、店長や皆に配慮して頂き、私は担当のお客様1名のみで、後は入客無し。入客以外は事務仕事等スタッフルームで行う仕事だ。

そして昨日変更して6日後になった病院の予約だが、職場の予約状況を確認すると担当のお客様の予約時間が早く、その後のお客様の予約状況もゆったりしていたので、元々病院を予約していた3日後でも抜けれる予定になっていた。

ちょうど他店にいる店長から電話があり、体調の話と病院の予約と担当のお客様の話をし、早く受診した方が良いから3日後抜けるか、その日以降に休んで行くかを提案して頂いた。

すぐ病院へ電話をし
「昨日変更したんですが予定が大丈夫だったので日にちを戻したい」と伝える。

しかし「もう他の方で埋まってしまいました」との事。またまた空回り。それにしても人気のある病院なんだなと思った。

「じゃあ6日後よりも早い日は他に空いてないんですか?」

「6日後より早い日は・・空いてないですね。6日後が最短です。あ、もう少し早い時間なら空きましたが11時からはいかがですか?」

「じゃあ、それでお願いします」

昨日先に予約を変更した私が悪い。

6日後は公休だしもう変更する事は絶対に無い。だから6日後の金曜日が来るのを待つしかもう無いのだ。

とりあえずこの土日の仕事を乗り越えれば、月曜日は公休。2日間頑張ろう。
しかし朝の準備の時に、置いてあったペットボトルをなぎ倒し、お客様情報のカルテを落とし‥と手が言う事を聞かない。

痛みは波があり、デスクワークをしながら午後になると、いざ担当のお客様が来店。
フェイシャルの施術だ。クレンジング、洗顔と手で軽いマッサージのように行うのだが、右手の薬指、小指がピキピキ痛みが走る。

我慢、我慢!気合い、気合い!

続いて顔〜デコルテ〜肩にオイルマッサージ。
力がいるし一番心配だったが、オイルマッサージは痛みも少なく普通にできた。

続いて機械を顔に当てる施術。約15分間機械を手で持ちお客様の顔に当てゆっくりと動かしていく。右側の顔に当てる時には大丈夫だったが、左側の顔に当てる時、機械を左手に持ち替えたら痛い!機械がすごく重く感じる!

右手に持ち替え、角度修正で途中左手に一瞬持ち替えながらすぐ右手へ戻しと何とかやり遂げた。右手も途中ピキピキ来ていたが、左手ほどの痛みでは無かったのが我慢出来た。

かなり集中力を使った。

お客様は眠っており一安心。

最後は顔のパック。準備をしに行くが、機械を終え両手とも力が入らず、パックの粉が入ったバケツを落とし、粉を少し床に落としてしまった。

この時、普通に出来ていた事がいろいろと出来なくなっている事に不安を感じた。

施術も全て終わり、担当のお客様は無事に帰った。

その後も手は痛く、とくに左手は腕から指先にかけて辛かった。マッサージに定評があるスタッフにオイルでハンドマッサージをしてもらった。

次の日、日曜日は配慮により入客無し。事務仕事をゆっくりさせて頂いた。
途中スタッフがいろいろ仕事の事を質問しに来た。痛い時に質問しに来ると頭が回らないけど仕事だからやらなきゃ!
この日は仕事後に残ってミーティング。

帰り道は死にそうだった。

電車は座らないとやっていけない。今まで自分から相席はせず、立っている事を選んでいたが、自分から相席をした。座っても痛い。手を揉んだりお尻をモゾモゾ動かしたりした。

次の日、月曜日の公休は起きたら昼だった。相変わらず痛い、そしてダルい。

左のお腹もピリピリ痛みだした。そこは以前2年くらい前に帯状疱疹をやった場所だ。便秘とかの腹痛と違い帯状疱疹が出ている時と同じ痛みだから神経痛か。体の痛みはやっぱり神経痛だからお腹も反応してるのかな。。。

とにかく早く病院!と思うが金曜日まではまだまだだ。明日は担当のお客様が入っているから頑張らないと。