日本のW杯は終わってしまいましたね。
選手・監督も帰国し、ザッケローニ監督も退任するとのこと。
新聞や雑誌が日本チームについて色々と総括を始めています。
この4年間のチームの中心となっていたのは本田選手であったことは間違いないでしょう。
彼が言っていた「目標はW杯優勝」というのも一部ではやり玉に挙げられていますね。
私はアメリカ系企業に勤めてきました。
その文化は「有言実行」です。
特に営業職では「できます」と言わないと良いテリトリーを持たせてはもらえません。
日本文化の美徳である「不言実行」で20年以上育ってきて、会社に入ってカルチャーショックを受けたことを覚えています。
「有言実行」は確かに成果を出せなかった時の風当たりは厳しいです。
また目標をあまり明確に語ると、ときたま手柄を横取りされることもあります。
そんな経験から「不言実行」に戻ってしまう人もいます。
しかし、成果が出ずに批判されたときにその批判を謙虚に受け入れ、敗因を分析することは次への成長につながると思います。
本田選手の「W杯優勝」とのビッグマウスを、私は無理だろうとは思っていましたが、好感を持って聞いていました。
彼ならば今回の結果を糧にして国際舞台で成長し続けていけると信じています。
ただ残念なのは、どういう事情があるのか分かりませんが、今回の帰国チームの中に彼がいなかったことです。
辛いでしょうが、きちっと記者会見をして欲しかった。
確か8年前のドイツ大会の時も中心選手であった中田選手は帰国しませんでしたよね。
日本サッカー界の悪しき風習にならなければいいのですが。