線路は続くよ66キロの新幹線、スタジアムシティー | junとさらくのブログ

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さらくSALAKUは船名です。

 外の世界がどんなふうに見えるんだろうか?

 

 9月に運航開始した西九州新幹線の長崎駅。右側に在来線のホーム。左側にビル建設中。

 

 出て来たばい。

 

 開業以来一か月間の乗車率33%、JRは高いと自画自賛。

日本一短い新幹線として人気になるか。止まるのは5駅だけ。佐賀市、鳥栖市、博多まで行くには武雄温泉駅で在来線に乗り換えなければならない。そのため「リレー新幹線」と称する。「乗り換え新幹線」ではカッコ悪い。

 

 駅を出るとすぐにトンネルに入る。その上の山に上がって撮影した。

ネコの多いところ、顔つきはのらチャン。ニンゲンがまた何かつくったニャ。

 

 反対方向にはクレーン並ぶ工事現場。

 

 ジャパネットが建設中のサッカースタジアムと商業施設、ホテル。

まだ基礎工事。

 

 現場事務所も3階建て。

 

 スタジアムはJ1チームの条件となる1万5千人収容。駅至近の便利な場所。Vファ-レン長崎は今期J2、11位にとどまった。

スタジアム完成予定は2024年。

 

 建築現場のコンパネ?

 

 建設中の長崎市役所。ドデカイ!

19階建てということだが、窓の縦の数を数えると40以上はある。

高さ90mだと!

 

 来年1月に一部開庁とのこと。

よく見たら窓ガラスの内側に板がある。最近はやりのビルの外壁や内装の一部に板を使って、エコのように見せるデザインらしい。

 実際には鉄骨とコンクリでつくられたこれまでのビルと違わないが、見た目を変えてエコの印象を与えようとする。

 SDG’s、これで環境負荷を小さくしてますとか見せて、なーんも変わらん生活しているのにわたしらの街はエコでございますと。

 そんなことしてる間にどんどん温暖化して台風巨大化、海に魚いなくなる。孫やひ孫に見せられるか、そんな建物。

 

 

 南側に回ると建設会館。いい構図。

建設会社が儲かるのは確実。選挙になると候補者の事務所では○○会社の社員たちが運動員する?

 

 

 長崎市の路面電車は民間会社が走らせている。全国の廃止になった路面電車から車両を買い取ったりして、修理して運航させている。こういうのがホントのエコ。

 

 3年前の市長選挙ではこの市役所や出島メッセ建設など箱もの行政方針に疑問抱いた市民が推した対抗馬に、3万票以上の差をつけて4期目当選。それでドシドシつくらせる。

 

 東京五輪の聖火リレーとして復元遣唐使船を長崎港で走らせたりもした、それも夜に。角川がらみの船で、ドコモがスポンサー、いったいいくら使ったのか。

 

 先週は新幹線運行開始のイベントと称して、日本丸と海王丸を長崎港に来させた。ただでは来てくれないから、かなりの費用を使って。

 

 観光業者へのサービスが続く。来年4月の市長任期満了を意識してのことだろう。いや、さらに上を望むか。

 

 高田勇元県知事は金子原二郎氏に知事職を譲ったのち、長崎空港ビル社長をしていた。

 佐賀県元知事の古川康氏は、知事3期目の途中で辞任し衆議院議員選に立候補して当選、64歳の今も自民党の代議士をしている。衆院選に出る時は県議会で騒ぎになったが押し切り、その後も落選しそうになると比例復活した強運の持ち主。

 

 金子知事はその後参議院議員になった、政治家が家業のような人。一度政治家になると、辞められなくなる人が多いが、その点高田氏は謙虚だったのか。「乗り換え新幹線」建設のきっかけを、原子力船むつを利用しながらつくったのは副知事時代の高田氏だったのだ。これで県知事の地位をゲットした、政治まみれの人生に飽きて空港ビル社長でいいとしたのか。92歳の時長崎市で亡くなり、葬儀は出身地の東京で。

 

 西九州新幹線、その後も長崎県の強引なやり方に佐賀県が反発して全線フル規格化の目途はたたず、「いつまで続く乗り換え新幹線」になっているのは知る人ぞ知る。

 

 66キロの全国最短新幹線建設にかかった費用は約6500億円だったというから、長崎県の1年間の予算額に匹敵する。