台風4号が明日、九州のどこかに上陸するかもしれない。
長崎市内の外洋に面した港では、昨日から台風対策の作業が始まった。
普段から船を係留しているロープに加えて、岸壁からたくさんのロープが船につながれた。
この港は南西方向に向いているため、台風からのうねりや風が入りやすい。以前、高潮と大波で海面が岸壁を超えたこともあるため、念入りな作業が行われた。
今日昼過ぎに行った時には、まだロープは張られていなかったが、おそらくその後、ピンと張られたことだろう。
大波が港内に入ると、船が岸壁に当たらないよう沖側に打ってあるアンカーが動いたり、ロープが切れたりすることもあるため、こうした増し舫いが行われる。
ロープが張られると船が出入りすることはできなくなり、港は閉鎖状態になる。
今回は明日から小潮だが、大潮の時に台風に来られるとより危険性が増す。潮の干満+気圧低下による海面上昇、大波の打ち込み、強風の影響で大きな被害が出る可能性もある。
できることをした後は、被害が出ないよう祈るしかない。自然には勝てないのだから。