数週間前からインターホンが誰もいないのになるようになった。
最初は風の強い日だったので、何か飛んできたりしたのかと思ったりも・・・・(何も落ちてはなかったけど)
その次は、風もない静かな日に起きたので、動物かなんか、何がしかがインターホンのボタンに触ったか、あたったか、誰かがいたずらしたか・・・・・
うちの玄関前の通路は鉄骨製なので、足音が結構響くんだけど、そんな音も全然聞こえないんだけどね・・・。
インターホンのカメラに誰も写ってないからと言って、ドアを開けるのは怖くてできなかった。
玄関前にしゃがんでるかもしれないじゃん?
誰か突入してきたら、怖いじゃないっすか!?
ピンポンダッシュの方がまだマシというもの。
けれど
誰もいないのにインターホンだけが鳴るという現象が起きる感覚が、どんどん短くなってきて
早朝や深夜にもなるようになった。
流石にこんな時間にいたずらするのはかなり悪質だし、そんな心当たりもなく、これは悪戯とは考えにくくなった。
となれば
三次元の体を持ってない人・・・・?
と考えるのはとても怖かったので、不具合だろうと思うことにした。
が
とうとう1時間おきになるようになると、流石にその時家にいた息子が玄関のドアを開けて確認しに行った。
けれどもやっぱりドアの前には誰もいないし、何もインターホンのボタンを押すようなものがぶら下がったりしてもなかった。
私はといえば、インターホンの取説を持ち出して、「こんな症状が出る時には」というページを検索していた。
ちなみにそんな症状などどこにも書いてなかったが。
そしてインターホンの前に並んで立つ私と息子。
「故障じゃねーの?」
という息子に対して、私は取説を見ながら、リセットや初期化がこうしたらできるからと手順を説明して息子にやってもらっていた。
一見何気ない光景だが、実はこの時私が非常に不思議な感覚に陥ったのは
この息子とこんなに普通に肩を並べて、普通に会話するのが実に十数年ぶりであったから。
いつのまにかお互いに避けるようにして生活していたから、こうして隣に立つ事すら奇跡的だった。
インターホンは結局、うるさいので管理人さんに連絡して交換してもらい、無事に無人ピンポン現象は収束した。
三次元の体を持ってない人が原因だったら、新品に変えても同じ現象が続いただろうから、そうでなくてホッとした。
そんなお話を、スタエフでかなちに話したら、
「その息子さんとの会話を持つってことが大事だったんだよ!」
という。
ああ、やっぱりそうなのか
と腑に落ちる。
が
無人ピンポン現象1時間おきに鳴るって相当怖いから、そんな現象できっかけを作るのは止めていただきたい。