今回は本当にぶっ倒れてました。
朝、起きようとして体を起こしたら
ふわぁ〜〜〜
と、上体が傾く。
あれ?
これやばいやつ?
歩いてみると体が傾いて倒れ込んだ。
久しぶりに本格的な眩暈が起きた模様。
一番酷いのは目を瞑っていても暗闇に関わらず世界がぐるぐる回り続けるものだけど(ちなみにこれ、吐きますw)、そこまでじゃない。
じっとしてたら世界は止まっているから、じっとしてたら気分が悪くなることもない。
が、立てない。
まっすぐ歩けないw
仕事は遅番だからと2時間ほどじっと横になってみたけれど、少しマシになる程度で動いたら世界が歪むことに変わりはなかった。
これは仕事は無理だと思ったので職場に電話する。
店長に、朝から眩暈がひどくて立っていられない旨を伝えると、
「ああ、うーん、ハイ、わかりました。」
とだけ言って、こちらが申し訳ありませんの「も」をいうかいわないかのうちにブチっと切りやがった。
・・・・・。
わかるけどさぁ。
迷惑かけてんの。
流石に酷くない?
話の途中で切る?
社交辞令でもお大事にくらいは言えんのか。
次の日来れるかどうかという確認すらしないということは、めまいぐらいで休みやがってという意図が伝わってくる。
そして次の日、この店長は休みなわけだ。
翌日になってわかったことだけど、もしも欠員が出たらの備えなんてやってなかったんだよ、この人。
はなから私が翌日出勤大丈夫なくらい軽いもので休むと考えてるわけだ。
だとしても。
酷いわ。人に対する対応にあたたかみのかけらすらない。
もとよりクズとは思ってたけど。
ぽっちゃんは(愛猫)は、朝から元気よく何か要求して鳴き続けていたが、私が何もしてくれなくてへたっているのがわかると、枕元でじっと座り込んでそのままふたりで寝続けた。
眩暈が起こっている最中など病院に行けるはずもなく、延々とぽっちゃんと寝続けた。
1日アルカリ飲料水少しだけで保つくらい、食欲もなかったけど、流石に夜になってなんか食べた方がいいと思ってオートミールでお粥を作った。
こう言う時にとっても便利なオートミール。
このときになってやっとぽっちゃんはトイレを掃除してもらって、ごはんも水も新しいものをもらったのだった。
さて。
翌日になれば仕事ができるだろうと思っていた。
経験上、めまいは最長10数時間。
目眩さえ治れば仕事ができると踏んでいたし、実際今までそうだった。
朝は普通に支度ができたし、大丈夫だと思って出勤してみたら、どうも通勤で歩いたのがまずかったらしい。
ま、階段も登ったしね。
電車に遅れると思って、ちょっと小走りしたけど・・・・
よもや、それくらいで出勤した後でへたるとは思わなかった。
めまいこそおきなかったけれど、頭がくらくらしてしばしば座り込んだ。
息切れもして話し続けることも難しかった。
一緒に入っている女の子が、これまたあまり気が利かない子なんだけど、流石に心配してくれたw
休みの店長の代わりに入ってるKさんは誰よりも優しかった。
このKさん、そっけないようで実はめちゃくちゃ考える人で、それで逆に人間関係拗らせる結果になることもしばしばなんだけど、基本困っている人を放っておけない人である。
売り場でも私が大声を出そうとしていると、そばにきて小声で「大きな声出さなくていいですよ。」と言ってくれる。
実は大声すら出すのも、ブラックアウトしかかるほど辛かったので歯を食いしばっていたもんだから、嬉しさのあまり涙が出た。
その数時間後、私が一人の時にやってきて、Kさん
「食欲ないよね?・・・レバー食べる?」
と、隣の焼き鳥屋さんを指していう。
レバー食べれないんですぅ、と笑って答えたのだけど。
この人、ずっと心配してくれてたんだろうな。
本気でレバー奢ってくれるつもりだっただろう。
挙句にこの日一人で閉店業務をするはずの私に代わってあげるよ、と言ってくれた。
もう夕方にはだいぶ楽になってきていたので、大丈夫ですとご辞退したんだけど、Kさんこの日6時出勤で、閉店業務をしようと思ったら22時過ぎまでいないといけないんだよ。
それをサラリと代わってあげるから帰りなよ、と言ってくれる。
私はお客さんのいないところで、本当に何度かひっそりと泣いた。
こんな人がこの日だけでもいてくれるなんて、本当にありがたかった。
今日があの店長だったら、メンタル的にもやられていただろう。
こんなことが起きると、人間の本当の姿がよく見える(苦笑)。
当初自分でもしんぱいしていたけれど、夜になるとだんだん調子が戻ってきたので通常で業務を終えることができた。
が
こんなところ、もう辞めてやる
と心に誓ったのは言うまでもない。