さて今日は、今朝起きた魔女の愛車の話をするとしよう。
朝、原チャリで買い物に出ようと思ったらエンジンがかからない。
セルを回しても、うんともすんとも言わない。
キックスターターは・・・・
すでに戻りが悪いので、どんなに頑張ってキックしてもエンジンはピクともしなかった。
もう19年目になろうとしているホンダのスクーピーだ。
店にバイクを探しに行った時、一目惚れして即決で買った。
白とクリームイエローの車体はすごく可愛くて、それからまる18年間乗り続けても、いつも新車のように愛しかった。
だから
今日エンジンがかからなくなった時にはとうとうだめか?と思った。
とにかく動かないのでお手上げで、その場でバイク屋さんに電話して事情を説明した。
スクーピーであることを告げると、バイク屋さんは一瞬絶句した。
だって、古いのわかってるもんね。
やっぱり、替え時ですかね?
台替えなら、いまがちょうど良いとも言われたので、バイク屋さんへいってみることにした。
今、コロナのせいで部品製造が追いつかなくて、納車が非常に少ないらしいと言うのは知っていた。
が、想像以上だった。
ホンダはちょうどモデルチェンジの時期らしく、次のモデルから値段もアップするらしい。
その次のモデルも、月に1台ずつしか入ってこないらしい。
ちょうど店頭にあったのが好みの色合いだったので、それに即決したが、18年間も大事に乗り続けたバイクを失う悲しみは大きくて、ショックは隠せなかった。
そんな私にバイク屋のおじさんが教えてくれた。
ホンダはガソリン式のバイクの製造を、後5年ほどで辞める方向でいるらしいこと。
その後は当然、電動式になる。
そうすると、価格は2倍以上の50万。
あまりに高価なので、バッテリーをシェア方式(バッテリーをシェアするってどーすんのか私には想像がつかないけど)にすることも考えているらしく、それで30万くらいに抑えられるようになるとか。
それでも遥かに高くなるよね。
それもこれもまだ、噂の領域で確定した事実ではないことは覚えておいていただきたい。
だから、おじさん
今買い換えれば、少なくとも10年はガソリン式を乗り続けられる。
同じように大事に使えば、15、6年は持つだろう。
今買い替えるのが一番お得なのではないか。
そう考えると安いもんですよ、と。
まあ、おじさん、私を慰めてくれたんだな。
うん
きっとね
一番いい時期に買い替えを進めるべく
私の愛車が止まっちゃったんだと
そう思うことにした。
しかし話はここで終わらなくて。
先に現在のバイクを引き取りに来てくれた別のおじさんが、試しにエンジンをかけたら、かかったんだよ。
えー?
朝にはうんともすんとも言わなかったのに?
朝の状態を説明すると、セルボタンの電気系統が悪いんじゃないかと。
それなら修理何千円かで済むといわれた。
迷った。
でも、未だバイクの部品の供給目処が立っておらず、次故障したときに気にいる色味がなかったら、私は同じようにバイクを可愛がれないと思う。
そして、値段も今よりは上がっているし。
そんなこんなを天秤にかけた。
まだ乗れる、と言うことが、とても後ろ髪を引かれたんだけど
一旦決意したお別れを決行することにした。
お正月に洗車して、ガソリン満タンにしたばかりの私の愛車とはこうしてお別れを告げることになった。
今まだやっぱり手放してよかったのかなと言う後悔が残っている。