「ゆうこ」
ゆうこはある日BOYにスカウトされて、店見学に来た。
・・・・その日、社長のチェックを受け、入店。
しかし、ランクは、「D」が付けば良い方だった。
小柄で華奢と言うか、がりがりに近く、頬がこけている。元々肉が付きにくい体質と、精神的に問題・・・というか、軽い精神病のため、食が細いからだ。彼女は安定剤を常用していた。
ゆうこがなぜ、お店の女の子になったのか・・・
アロマエステのお店を持つのが夢。
そのためにこの仕事を選んだとか。
マットプレイ(エアーマットの上でローションBODYマッサージ)はかなり上手らしく、彼女も得意としていた。が、わざわざ夜の仕事を選ばなくても・・・・・
と思うくらい、お店に似合わない感じの人だった。
確か彼女は三十路手前か、そのくらいだった・・・
年齢的にも少し焦っているのだろう。
・・・きっと、女の子の在籍数が極少だったため・・・・社長にいい風に丸め込まれたに違いない・・・
しかし、指名・・・写真指名が入らない。
困った・・・・
あと、2人付けないと・・・・保証を付けないといけなくなる。
若い男・・・・・来店。
一人は常連客A、とAに連れられて初来店したB。
2人とも、今風で結構いい男。
・・・・出来れば若い子をつけてリピーターにしたいとこ。
フリー(写真指名・指名なし)の60分コースを希望。
悩んだ。
すぐに付けれるのは、三十路前の「ゆうこ」。
20分後は、スタイル抜群の22歳「あっこ」。
・・・・差がありすぎる。
連れで来る客には、出来るだけ同じレベルの女の子をつけるようにしている・・・
店を出た後、自分についた女の子のことを酒のつまみに「あそこの店はいい」だの「悪い」だの評価するからだ。
すぐに会える子と、20分後に会える子が居ると説明すると・・・
Bがすぐに会える子。
Aが20分待ちをすることに・・・・
サービス後。
Bはサービス自体は満足そうだったが・・・・
ヘルス初来店で、おばさんに当たってしまい胸イッパイに膨らましていたエロスが萎えたのか・・・・・
見送るゆうこにBは出来る限りの笑顔を作って・・・
「ありがとう」と一言。
しかし、背中が淋しそうだった。
Aは、
「フリーでこんなにいい子に当たったのは初めて!」と・・・・
来たときよりも頗る元気になり興奮して出てきた。
2人の反応が正反対で面白かったが、Bには少し悪いことをしたな・・・・と罪悪感を感じた。
Bのお陰で、ゆうこのお給料はなんとか保証を付けずに支払うことが出来たが・・・・・
あくる日から、Aは「あっこ」を指名で来るようになった。
Bは・・・・・どうしているのか。