空海に興味を持ったのは、まだ古代史の教室にいた頃でした。

 

「続日本紀」の中で桓武天皇の時代背景を知るために、先生からいくつか小説を推薦され

 

司馬遼太郎の「空海の風景」を買い求めました。

 

 

 

「続日本紀」自体が物語性が低く、面白みがなかったこともあり

 

ワクワクしながら読みだしたのですが、どうにも読み進めなくてほおり投げてしまいました。

 

引っ越した時に売ってしまったようで、今も手元にはありません。

 

3年程前にご縁があって高野山に行くことになり、俄勉強で再度空海の勉強を始めたのですが

 

密教と言う大きな壁にぶつかり、いまだ混沌とした闇の中でなかなか先に進めません。

 

そんな中おかざき真理先生の「阿吽」と言う漫画にたどり着きました。

 

 

 

若き空海と永遠のライバル最澄を描いた壮大なスケールの作品です。

 

単行本で現在8巻まででています。

 

ストイックな最澄と破天荒な空海の邂逅は歴史上の奇蹟と言えるのではないでしょうか。

 

日本の仏教が鑑真和上を招聘してようやく形をなしたかに見えたのに、東大寺の専横や

 

道鏡の出現などで変容してしまったのを、同時代に現れた二人の天才によって爛熟期を迎え

 

民衆の中に広がっていったのでしょう。

 

私ももう一度お大師さまのことを「阿吽」を追いかけながら勉強しようと思っています。

 

そして平安三筆と言われた空海、橘逸勢、嵯峨天皇の関係性も調べてみたい。

 

 

 

この本も読みなおして・・・・あ~売っちゃいました(´;ω;`)ウゥゥ