何をトチ狂ったのか「どうしても今年大文字が見たい」と言う衝動が抑えきれず(*゚ー゚)ゞ
JR東海ツアーズ主催の「京都・五山の送り火と金閣寺・秘仏不動明王開扉」に申し込み
行ってまいりました。
随分以前のことですが、仲良しの友達が大病を患いまして、その手術当日にじっとしていられなくて
京都の鈴虫寺へお願いに行こうと新幹線に飛び乗りました![]()
鈴虫寺への行き方もわからず向かってしまったので、メールで京都在住の友人に尋ねたところ
今日は大文字なんで道が混んでるから、タクシーは利用しないほうがいいと返答がありました。
「そうか・・・・今日は大文字なんだ・・・・」
8月16日が「五山の送り火」であるという認識が、頭に刻まれた日でもあります(^▽^;)
それから幾年月ありまして、夏が来るたびに今年こそは見に行こうと思っていたのですが
「いつでもできる」と思うことは「いつまでたってもできない」ことのようで、実行されませんでした。
それがなぜか、今年は「絶対行こう」と言う気持ちが強くなり行って来ちゃいました(*^.^*)
結構盛りたくさんのツアーで、京都の観光名所をいくつか周りました。
清水寺→嵐山→大覚寺→金閣寺→八坂神社→送り火鑑賞(将軍塚大日堂)
朝8時に名古屋を出発してから夜の9時に宿泊先のホテルに着くまで
目いっぱいのスケジュール、治ったばかりの右足を気にしつつ完走?いたしました。
・・・・・・・・・・・・・・・暑かった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・![]()
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そりゃ覚悟はしていましたよ、真夏の京都なんですから。
帽子も日傘も、ペットボトルの冷たいお茶も扇子もクールダウンする為のボディペーパーも
持てる限りの用意はしましたさ(^_^;)
家を出る寸前、件の京都在住の友人からメールが来まして
「本日の京都は気温35度の猛暑が予想されます、水分補給に留意してお楽しみ下さい」と
警告文とも取れる優しいお言葉。
「この暑いのにようやるわ、おばはん。熱中症にきぃつけや」と翻訳されます(σ・∀・)σ
それでも念願の大文字を見られるなら頑張らなくちゃと京都に向かいました。
京都駅で関東方面から来た方々と合流してバスに乗り込み、最初の目的地、清水寺へ。
清水寺ではお盆の「千日詣り」の最終日。
「千日詣りは、一年の中で最も大きな功徳となる観音の縁日で、これらの一日の参拝だけで千日分の
お参りの功徳があり、ご利益がさずけられるとされます。」
こんな一文が拝観券の裏に記載されていました。
縁結びで有名な地主神社、若い人でいっぱいでした。
清水の舞台です。いつ見てもいい感じ![]()
その舞台から眺める京都の景色はこんな感じ。
駅前の京都タワーが見えます。
三重の塔
上から見た音羽の滝
参拝を終えて帰る路に石碑が。
征夷大将軍・坂上田村麻呂に討伐された蝦夷、アテルイとその盟友モレを祭った石碑です。
古代史で習ったのですが、田村麻呂さんはアテルイのことを敵ながら天晴れと思っていたらしく
桓武天皇に助命嘆願されたのですが、願い叶わずアテルイとレイは極刑に処されたそうです。
そして音羽の滝・・・・・・たくさん人が並んでいました(;´Д`)ノので・・・パス。
次の目的地は昼食を兼ねて嵐山・渡月橋付近へ移動です。
嵐山は何十年ぶりでしょうか。
すっかり観光地になってしまって、昔の面影はありません。
簡単に昼食を済ませてお目当ての「野宮」へ。
天竜寺の裏手にある小さな社は縁結びの神様として人気のあるスポットのようです。
竹林を抜けるとお宮が見えてきます。
美しい青竹の間からもれる光の帯がなんとも言えず風情を感じます。
風がそよそよと吹いて、ひとときの涼を味わいました。
境内の苔が美しい!
縁遠い我が娘たちに「どうか良いご縁を」と母は一心に祈るのでした(余計なお世話)
バスの時間まであと30~40分あったので、帰り道にある天竜寺へ行くことにしました。
このお寺には故加山又造画伯の描かれた「雲龍図」があり、是非見てみたいと思っていました。
若い頃、加山画伯の個展のお手伝いをしたご縁もあり、また今年は龍にご縁もあるので
ご対面しようと境内へ入っていったら、縦看板に雲龍図は土日・祝日のみ観覧できますと
書いてありました。
ガッカリ・・・・・・・・・・(T_T)
龍のご縁もこれまでだわと、諦めてもう一つの目的だった蓮池に向かおうとしていたのです。
ところが!同行した友人がなにやら手招きしているじゃありませんか!?
「どうやら、雲龍図が見られるみたいよ!お盆だから公開してるんだって」
「うっそーーーー!!!!」
やっぱりついてます、私![]()
龍は待っててくれたようです。
写真撮影はできませんでしたので、パンフレットでご覧ください。
この龍が天井いっぱいに描かれているのです。
圧巻でした。
しばし無言のまま、龍とご対面。ため息ひとつ出ませんでした。
息を飲むとはこのことです。
八方睨みの龍。加山先生晩年のお仕事です。
時間にして15分くらいでしょうか、ただただ龍を眺めてそのご縁に手を合わせました。
後ろ髪を引かれながら、友人に急かされてお堂を後にし、次の目的の蓮池へ。
盛りを過ぎているのか、あまりたくさん咲いてはいませんでしたが、
美しい姿を拝むことができました。
このあと大覚寺に周るのですが、長くなったので今日はここまで。


























