今日は一日中雨が降ってました。


12月の雨は人恋しい雨


里中満智子様のライフワーク「天上の虹」21巻を購入しました。


副題が「持統天皇物語」


私が古代史に興味を持ったのは14年ほど前のこと。


長女、次女と立て続けの私立中学受験で、忘れていた社会科の歴史を勉強してから。


その時なにげなく山岸涼子様の「日出る処の天子」を読み返して


聖徳太子って謎に満ちてカッコイイ恋の矢そんな不純な動機でした。


古代史の教室(カルチャーのね)で日本書紀を勉強し始めてから、太子以降の歴史も興味が湧いて


特に壬申の乱前後が面白く、天智天皇、天武天皇に関わる女性達の魅力的なこと。


そんな中で「天上の虹」と出会い、まるで教科書の副読本のように読んでました。


近年は1年に一冊も出版されなくて(書き下ろしの為)残念に思っていたところ


今日ふらっと本屋に入ったら、新刊の中に平積みにされているのを見つけGETしました。


物語はもう終盤近くで、持統天皇の崩御と共に天平文化が始まろうとしています。


今回は日本書紀の編纂を軸に、文武天皇の妃藤原宮子が聖武天皇を産み


藤原不比等と橘三千代との間に光明皇后が誕生するという、後の歴史の種となる話でした。


このところ古代史は文献史学から、考古学と融合した検証史学に移行しつつあると思うのです。


橿原考古学研究所や奈良文化財研究所の発掘調査で色々なものが見えてきています。


最近でも奈良県桜井市で卑弥呼の宮殿跡ではないかなどと騒がれた遺跡が出土するなど


古代史マニアには「たまらない」ことだらけラブラブ!


「生きている間に、卑弥呼の墓が見たい」と14年前に言った私の戯言が現実になる日も


そんなに遠くないかも・・・・・・です音譜


天上の虹(21) (KC KISS)/里中 満智子
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