いつも雅紀に作ってもらってばかりだから、たまには手伝おうと今日は俺もキッチンに。
とはいえ……むしろ邪魔か?俺
「えっと、これ入れればいい?」
「うん。それで必要な分量だからそのまま入れてね」
言われた通り、鍋のそばに用意されていた計量カップを手に取り中身を鍋に投入……げ、溢れた
「もぉ~!なんで溢すかなぁ(笑)」
「ゴメン」
「ピヨあるから溢れないよ?ピヨは絶対的信頼感なのにさぁ」
「………ピヨ?なんだソレ??」
溢した俺に、雅紀が笑いながら『ピヨ』を連呼するからそっちに気を取られて、今度は鍋が吹きこぼれた
「「うわぁ」」
………落ち着いて料理を完成させ、ゆっくり食べながら『ピヨ』を確認した。
「計量カップのここんとこがピヨ。しょーちゃん言わない?」
「……注ぎ口とかじゃね?」
「えぇ~?!ピヨだよ(*’◇’)」
雅紀の口の方がよっぽどピヨ……
相変わらず発想が可愛い恋人に、今日も俺は満足感がいっぱいだ(笑)
雅紀語録
【ピヨ】………計量カップの注ぎ口を指す言葉