意志の疎通や情報伝達にかかる時間や労力をコミュニケーションコストというが、円滑に短時間で伝われば、コミュニケーションコストは低いという。

ここでこのコストが高い人に、石丸伸二都知事選第2位が出てきた。同じ京都大学出身の芥川賞作家、平野啓一郎が「彼は非常にコストが高い!」と、評価したのだ。

平野啓一郎は石丸を評して「冷笑的、恫喝的、言葉のマイナス定義にこだわる、話を聞かない、嘘つき、論点ずらしetc.」だというのだ。恐らくそう思う人たちも、相当多いのではあるまいか?

特に「冷笑的、恫喝的、話を聞かない、論点ずらし」の4点は、ほとんどの人たちが、納得するだろう。

そんな彼に、若い人たちのファンが多いのは、若い人たちが、彼のような語り部になりたい、と思っているからではないのか?

いまの若い人たちは、ともかく大人たちをやり込めたいと願っているし、ネットやAIによって、その方法を学びたいのだ。そこにまさにぴったりの男が出現したと、いえるだろう。

それには、大人たちをやり込める力がなくてはならないのだが、石丸には「神の如き力」が備わっているのだ。これを「石丸構文」というのだそうだが、どうも京都大の「話し方で勝つ方法」なのだ、という人もいる。

だから石丸氏だけでなく、京大出身者なら、この会話法で、相手をやり込めることができるらしい。若い人なら、ぜひこの構文を知りたいだろう。早くもこの構文を教える人も出てきたようだが、しばらくは人気講座になりそうだ。

あなたも一度、じっくりと石丸構文を研究して、相手と論戦を交わしてみてはどうか? 若い人たちを部下に持っているなら、勉強になるのではないだろうか? ただし、嫌われることになるかもしれない。


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