人にかわいがられるには「愛嬌」がなくてはなりません。

私は人にかわいがられなければならない編集者という立場だけに、相当研究した記憶があります。

ベストセラーになった『人にかわいがられる男になれ!』は、その1冊でした。

愛嬌のある男というと、誰でも明石家さんまを思い出してしまいそうですが、彼のように顔そのものに愛嬌があり、「仕事もお笑い」という立場であれば、あって当然でしょう。

私は時代小説、歴史小説の担当でしたが、「愛嬌こそ成功の素」と、何人もの大作家たちから教えられました。

太閤秀吉の足軽時代には愛嬌を売りものにして、気むずかしい信長公に仕えましたし、明治維新の礎となった坂本龍馬も愛嬌があったようです。

私は多くの経営者とつき合ってきましたが、その中でも「愛嬌」を大切にしたのは、「花王」5代目社長の丸田芳郎さんでしょうか。

私は丸田社長に可愛がられた編集者で、よく呼ばれたものです。

彼には宴会で披露する、秘技がありました。
マッチ箱から1本マッチ棒を取り出し、それを小さいバイオリンに見立てて歌いながら宴会の席をひと回りするのです。

社長の隠し芸としては、社員やお客様に愛嬌のある笑い芸でした。

「櫻井君も隠し芸として、秘かに練習しておきなさい」といわれたので、一時期はこの芸を披露したものですが、「マッチ」そのものがなくなってしまったので、披露できなくなってしまいました。

この丸田社長のように、自分にできそうな隠し芸を1つか2つ、つくっておくと、何かのときに役に立ちます。

この社会はただ真面目だけでは、喜ばれません。

いまは「とにかく明るい安村」ではありませんが、パンツ1枚で大歓迎されるのです。
新しい愛嬌芸人として、すばらしい頭脳の持ち主です。

あなたもたまには、愛嬌人間になってみませんか?


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