ベストセラー作家、本田健さんが『女性の幸せの見つけ方』という本を出した。「出した」というより、きずな出版で出させていただいたのだが、本田さんとしては初めての女性書となる。もともと本田さんの文章は、平易な日常言葉でつくられており、むしろ女性向きとさえいえた。
それだけに、これまでも読者のほぼ半分は、女性だったという。この1冊は10代から70代まで、年代によって女性の幸せのかたちが変わっていく、という新しい生き方を示したものだが、さすがにもっとも新しい情報を詰めてある。
私は約50年間、女性誌や女子大などで仕事をしていたことで、人から「女性誌の鬼」「女学の神様」と呼ばれてきた。神様はともかく、女性の専門家であることは間違いない。しかしやはり長い間専門家をつづけていると「過習熱」になるもので、この辺で女性学は本田さんにバトンタッチしたいと思っていた。
恐らくこの1冊をスタートとして、きずな出版から、続々と女性読者に向けたテーマ本が出版されるはずだ。すでに多くの企画について私や編集長に話されているので、新しい「女学の神様」の誕生になるのではなかろうか。
この『女性の幸せの見つけ方』は、まず女性の生き方の基本について説いたものであり、樹木の幹に当たる内容となっている。私はこの幹に当たる部分の考え方に注目したい。これを読んだ上で、これから続々と出版される、枝葉に当たる日常のあり方を知ってほしいと思う。
そうすることにより、新しい時代の新しい女性の生き方という果実が、読者自身のものになると信じている。その意味で、この1冊はきずな出版にとっても大切なものだが、「作家・本田健」にとっても、多くの女性ファンがつくのではあるまいか?
櫻井秀勲Facebook