健康法はあとからあとから出てくる。今度は8時間睡眠がよくないという。全米の100万人に調査したところ、6.57.5時間の睡眠をとっている人が、もっとも死亡率が少なかったというのだ。

 

7.58.5時間以上の睡眠者より、死亡率が20%も低いというのだから、今夜からのんびり寝てはいられない(笑)。日本でも名古屋大学の調査で、似たような結果が出ている。こちらは7時間より長くても短くても死亡率が高くなるというのだが、どうやって因果関係を結びつけたのだろう?

 

米国の調査でもそうだが、100万人を調べたのなら、その100万人が死ぬまで追跡調査しなければ、何歳で死んだかもわからないし、交通事故や飛行機事故で死んだのかも、わからないでのはあるまいか?

 

小保方晴子さんの例でもわかるが、研究所や大学の調査というと、すぐ信頼しがちだ。しかし実際には怪しげなものなのだ。その点、九州大学が調べた福岡県久山町の「喫煙者と認知症発症者の関係」は、住民を長年追跡調査して、非喫煙者の2倍に上ることを突き止めている。

 

100万人というと、いかにも正確らしく見えるが、逆にいうと、数字で正確さを装っているだけかもしれない。

 

というのも、この研究には専門家から疑問の声が上がっているからだ。これらの専門家は、生活と文化によって、最適睡眠時間はマチマチだといっている。私はこのほうが正しいように思う。ただし、世界各国の文化度が次第に上ってきているだけに、睡眠が少なくなる傾向は否定できない。

 

死亡率が少ないといっても、死亡年齢が出ていないので、睡眠を減らす意義があるかどうか、よくわからないが、偶然にも私の睡眠時間は6.57.5時間くらいだ。とりあえず「よかった」ことにしておこうか。


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