頼りない男たちがふえてきた。スーツ男子、メガネ男子、弁当男子なども、この草食系に入るそうだが、もっと源をたどると、萌え属性の新種族なのだという。
女性たちにとっては、かわゆい男たちだが、この類型のまた別の系列には、節約男子、健康男子、エコ男子がいるというから、ややこしい。
肉食女子にとっては、なよなよしている、うっとうしい、イライラする、という対象だが、暴力ばかり振るう肉食男子より、はるかに安心で、役に立つと、好意的な女たちも少なくない。
たしかに草食男子は頼りなさそうに見えるが、一面では家庭的であり、浮気の心配もないし、経済的にも任せておけそうだ。
仏教用語に変成男子(ヘンショウナンシ)という言葉がある。これは仏の功徳で、女子が男子に生まれ変わることをいうが、本当の男を「だんし」と呼ぶのに対し、「なんし」と、優しい語調になっている。
これを広げて解釈すれば、草食男子(ソウショクナンシ)と呼ぶほうが、感じが出るのではなかろうか?
従来の女性からすれば、頼りなく、うっとうしい存在かもしれないが、よく考えると、力仕事が減って、男の仕事は、草食でもつとまるようになってきた、ということなのだ。
地球上では環境の変化につれて、体型や性質をそれに合わせた生物だけが、生き残ってきているだけに、この新種族の男子(ナンシ)こそ、次の時代の中心になるのではないか?
女性も、積極的に草食系を結婚相手に選ぶほうが、正しいかもしれない。