私の作品を韓国でケータイマンガ化することになった。それというのも、韓国ではマンガを重要視しており、ときに補助金をだすほどなのだ。日本ではマンガというと、文化と見なさない風潮が強いが、お隣の国ではまったく違う。
文化であるかどうかは別として、いま日本で不足しているのは、マンガ家であることは間違いない。今回ソフトバンクがハーレクイーンと契約して、同社のもつ恋愛小説から、約1000種類のマンガコンテンツを、ケータイ用にして流すことにしたが、肝心のマンガ家が日本では足りない。
そこでアジアの国々の若手マンガ家を起用する話もあるようだが、実は顔の描き方が、微妙にこちらと違うのだ。目を例にとると、日本人マンガ家の描く少女の目は、黒目が大きくて白目部分が少ない。ところが韓国マンガ家は、黒目が小さくて、白目部分が大きいのだ。
これは恐らく、民族によって、かわいらしさ、美しさに差があるのだろう。もしかすると、日本人のほうが欧米人のかわいらしさに、憧れているのかもしれない。
たしかに、黒目たっぷりの日本の少女マンガを見なれていると、黒目の小さい韓国の少女は、少々怖い感じだ。ここを直してもらわないと、日本では通用しない。
「ドラゴンボール」がフランスで大人気で、子どもたちが夢中だという。日本マンガのレベルの高さもあるが、世界の国々で、顔や目に違和感をもたれない作画技術も、人気の理由の1つかもしれない。