これだけ凶悪犯罪が連続して起こると、事件に巻き込まれないほうが不思議になるほどだ。



6月8日の日曜日は、梅雨の合間でいい気候だったので、ちょっと秋葉原へでもでかけてみようか、と思った人も多かったろう。私だって、締切りの原稿を抱えていなければ、フラっと出かけたかもしれない。

それにしても加藤智大容疑者は、暴力団顔負けのナイフ使いだった。目の前で加藤のナイフの使い方を見た人は、逆ハンドで柄を握っていたと証言している。

これはプロの持ち方で、ピックで氷を突き割る要領で、すばやく、何回でも突き刺すことができる。逃げ遅れた人に馬乗りになって何回も胸や腹を刺していたというから、殺すことが目的であったことは間違いない。

加藤は犯行3日前の5日朝、派遣先の自動車部品工場に出勤してきたが、自分のツナギ作業服がなく、激高して帰ってしまった。このとき会社がやめさせるために、作業服を出してなかった、と受け取れそうなメールを書き込んでいる。

そうなると、この自動車部品工場は寝ざめが悪いだろう。もしかすると、すでにネット攻撃を受けているかもしれない。

1人の異常者によって、不幸は、どこに飛び火するかわからない世の中になってきた。今後も「いまの社会は生きづらい」と思う若者がふえていくだけに、できるだけトバッチリを受けたくないが、そんな方法はなきにひとしい。