東北ツーリング2022 十六日目③

前回の話はコチラ↑







このブログを最初から読んで下さっている読者さんは気付いていると思うが、オレは意図的に東京圏へ入るのを避けている。


ま、それは単に都会嫌いだという理由もあるのだが、そうしたくない気持ちの9割はしんどい思い出が多すぎるからだ。


で、すっかり放ったらかしになっているが、その頃のエピソードはまだ半分も書き終えてないのである。

一体いつになれば完結するのかは自分でも予測がつかないが、さっさとスッキリしたい人はオレの店に来て直接聞いてくれ。二日もあれば全て話せると思う(←なげーよ)。





地獄の東京編はコチラから↑





(二時間も走れば東京かぁ………まぁ、いつかまた行く事あるんかなぁ………)






施設前に停泊していた観光船を見ながら、東京で過ごした日々を思い出していた。あの頃に比べりゃ今は天国だけどー。





クソ高い冷凍マグロのブロックを買い漁る香水おばちゃん達を見ながら、『あの頃、金さえあったらなぁ…』てな事を考えては意味無く笑い、色々と思い出して複雑な気持ちになる。
まぁ、何つーか…………今のオレがあるのは、やっぱり何だかんだ言ってもあの人がいたからってのはあるもんな。変わらず元気にしておられるならめちゃくちゃ嬉しいし、絶対そうであると信じてる。
やっぱなぁ……関東圏に来るとそうなるよね。



それにしても、ガキの頃に飢えるというのはマジで最悪だ。
朝メシ代わりに買ったマグロコロッケもバサバサで罰ゲームレベルだが、あの頃はこんなクソ不味いモンでさえ夢のまた夢だったのだ。そう考えたら今は幸せだわ、ホント。
ただ、こういうのはもうちょい試作を重ねてから商品化してほしいよな。栄養失調気味の家出少年ならともかく、中身が段ボール食感のコロッケって名物としてどうよ？
やっぱマグロってのは火を通すとバサつきが気になるし、そこは名物にしちゃマズイと思うぞ。






クソ不味過ぎて残りをカモメの餌にしたマグロコロッケ。
コレを名物と謳ってる時点で未来は無い。






食い足りず、【マグロのとろまん】とかいうのを追加で買ったが話にならん。
九州のド田舎にある道の駅じゃあるまいし、もっとしっかりせい！三崎町はああああっ💢💢





そうこうしているうちに昼近くなって来た。

イカン、チェックしてある海軍カレーの店は横須賀だ。いくら伊豆半島より小さいとは言え、他にも行きたい場所はあるんだわ。グズグズしてる暇は無い。






「一体どこやねんカレー屋はあああ～っ💢」




場所は横須賀中央駅辺り。

そこで目星を付けた店を探して回るが、何度通ってもナビが示した場所にそれらしき店は無い(←Googleあるある)。

つーか、さっきまでの長閑さとは程遠い人出と一通の多さ。オマケに何なんだ？この無理矢理詰め込んだ様な駅前の狭さは。






ビビーッ！ビーーーーッ！！



(あ～、スマンスマン！今のはオレが悪い！)




焦っていたせいか、そこでUターンしていいかどうかも分からず立ち往生するオレ。

いや～、コレはちょっと分からんなぁ……

せっかくリクエスト貰ってたんやけど、一時間近く探して辿り着けへんって事は閉業してるんやろうか？CoCo壱の海軍カレー食ってもしゃあないしなぁ……





(ん～～～っ……アカンわ、今回は諦めよう！)




時刻は午後2時。

当初の予定では鎌倉で一泊するつもりだったのだが、この日は訳あってとある方のお宅にお邪魔する事になっているのだ。

出来ればその前に江ノ島にも行きたいし、大変申し訳無いが、横須賀海軍カレーは次回に持ち越しとさせていただきたい。ゴメンね(T-T)








渋滞を避けてショートカットしたつもりが行き止まり。横須賀あるあるか？コレ。






(腹へったなぁ～、どっかに食堂でも無いんか？)



葉山に入った頃には遭難しそうになりそうなくらい腹が減っていた。
で、調べてみるとすぐ近くにそれっぽい店があるではないか。
こうなったらうどんでも何でもいいやって事で、そこから5分の距離をとにかく急いだ。








つーかさ







オレみたいな田舎モンは、三浦半島で(しかも葉山で)グダグダしてる自分が好き笑。







やっぱ九州人だわ、オレ。
暫くはココにいたい。
















場所は葉山港。
長ったらしい横文字の店やホテルが多い中、そんな雰囲気を真っ向からブチ壊す佇まいが素敵。